無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

花爛漫

2009-04-20 16:51:21 | 動物・自然
我が家の前の桜が咲いたばかりで、満開にもなっていないのに、花びらが散っている。何故だろうとよくよく見ると、自然に散ったのではなく、雀が悪さをして、花の根元で千切って捨てただけだった。身体の大きなヒヨドリでさえ、1つ1つの花にクチバシを突っ込んで蜜を吸うと言うのに、荒くれ者の雀は、花の根元を食いちぎり、手っ取り早く蜜にありつき、花を散らしているのだ。
いつの時代だったか、花を落とす雀が現れたと問題になった事があった。と言うのも、最初はほんの一握りだった雀の、花を落とす動作が流行し、学習能力があることや、そんな真似をする輩が、どんどん増えていったと騒がれたのだ。
桜の花に隠れて、チュンチュン鳴いている雀も、全部が全部、そんな事をする者ばかりではない。ゆさゆさ揺れる桜の枝の一部分だけから、ちぎれた花がクルクルとヘリコプターのように回転しながら舞い降りてくるのだ。なんてヤツだろう。せっかく雀数増加計画として、鳥の餌を撒いていると言うのに。

宮城から帰って事務所の前に着くと、玄関先の植木鉢の影から、1匹の猫が現れた。多分1匹だけ残ったシロチャンの子供だろう。うまい具合に隠れているなと、その時は思っていた。今日、出がけに改めてその植木鉢周辺を見ると、猫のいた場所が、どうしてこんなに都合の良い空間が空いているのだろうと思うと同時に、そこに有るはずの黄色の花の植木鉢が消えているのに気が付いた。10日ほど前に買ったばかりの花だった。あ、盗まれている。一緒に買った花は、大きな鉢に寄せ植えにしていたから盗まれなかっただけだったのだ。猫がかついで行く筈もない。誰だ持っていたのは!と無性に腹が立った。
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春爛漫

2009-04-20 09:45:25 | 動物・自然
土曜日、建築士会の東北ブロック会議にオブザーバーとして出るために、宮城県の栗原市に向かった。栗原市と言うと、記憶に新しいのが、岩手宮城内陸地震である。ブロック会議と併行して、一般会員は被災地の視察や午後からの地震のシンポジウムに参加していた。私はそちらの方にも興味があったものの、全国大会やまがた大会の打合せで、会議に出るしかなかった。栗原市に向かうのに、どう行ったら最短コースかとググッてみたら、高速を走るよりも国道を乗り継いで行くのが良いと出た。しかも高速は国道よりも100kmも遠回りになるのだと言う。
鶴岡市の委員長と清川の白糸の滝ドライブインで待ち合わせをして、新庄市から鳴子温泉郷を超えて栗原に向かう。不慣れな道のりの為、現地に着いて慌てないように、めいめい朝の5時から5時半に家を出た。


鳴子温泉郷を抜けた辺りで、川の向こう側が黄色一色に染まっている場所を発見。この頃には自分たちの運転に要した時間が、あまりにゆとりがあると気が付いて、ことある毎に寄り道をしていた。川渡温泉の近くの橋を渡って、菜の花と桜を撮すことにした。


春は桜色が似合うと思っていたが、菜の花の黄色もいかにも春らしい。桜の開花状況は、新庄市から最上町付近は、全くの蕾のままだった。鳴子の看板が見えてきた辺りからは、桜のピンク色が見え、ブナの芽吹きも綺麗に見えた。温泉だし、地熱が高いからかしらと会話をしつつ、運転しながら眺めていた。濃い色の山桜の花も山あいに浮かんで、綺麗に咲いていた。


国道47号線から457号線の山道を抜け、再び平野に出ると、道の脇の小川に水車が並んでいた。6基の内1基が故障していて止まっていたが、珍しいよねと写真を撮ることした。近くにきちんとした駐車場があったから、多分水車を見るための駐車場なのだと思う。水車も何の為なのだろうと、発電としての器具や電線でもついているかなと見てみたが、何もなく、単なる風景の飾りだったようだ。最近、鶴岡では高専の生徒や大学の教授が一緒になって、小さな水路をも利用したミニ発電の実験がされて、好評を得ている。太陽光もしかり、細かく自然エネルギーを利用して、発電できれば良いなと思う。この水車も使えば良いのに、ちょっと残念に思った。


散々寄り道をしても、早朝の交通量の少ない時間帯で、スムーズに運転が出来て、会場前のくりこま高原駅(東北新幹線)に1時間半も前に着いた。駅を見上げると、新幹線がゴーッと通過していった。


会場の「エポカ21」エポカとは、イタリア語で世紀の意味なんだそうだ。
コメント (8)
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