尾張旭市の愛知県森林公園でアカボシゴマダラを見掛けた。東アジアに広く分布するタテハチョウの仲間で、元々は奄美大島にいる亜種以外は日本にはいなかった蝶だが、1995年に埼玉県で初めて確認されてから数年間で関東地方で広く発生し定着するようになったそうだ。2010年以降には関東地方から福島県にも広まり、山梨県や静岡県、さらには愛知県や京都府にも分布の拡大が続いているという。綺麗な蝶ではあるが、幼虫の食樹であるエノキが在来種のゴマダラチョウと競合するし、ゴマダラチョウとの雑種の可能性も危惧されているために特定外来生物に指定されている。
卵を産み付けているように見えたが、フェンスがあって近寄れず確認はできなかった。
卵を産み付けているように見えたが、フェンスがあって近寄れず確認はできなかった。