閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

タイワンタケクマバチ (2)

2013-06-08 | 昆虫
日本在来のクマバチは、キムネクマバチとも言うように、胸の部分が黄色い毛で覆われているが、このタイワンタケクマバチは全身が真っ黒だから、体型は似ていても区別は付きやすい。体長は3cmくらいあり、腹の部分が在来種よりやや細長いように思う。動きは敏速で羽音も大きく怖そうに見えるが、日本の在来のクマバチと同様に、性質は比較的温和しいそうで、触ったり手で掴んだりしない限り、近くにいても襲ってきて刺すことはないという。もっとも、蜂の毒針は♀の産卵管が変化したものらしいから、卵を産めない♂には毒針もなく刺さない(刺せない!)そうだ。それに、攻撃性の強いスズメバチやアシナガバチのように、集団で巣を作って棲む社会性のある蜂以外は、♀でも刺さない蜂がけっこう多くいると蜂に関する本には書いてあった。蜂は“刺す”というイメージが強いが、どうも必ずしもそうではないようだ。












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