江原ひであき

新社会党

9月24日(月)。 総裁選結果。 映画「ひめゆり」

2007-09-24 | Weblog
9/24、曇り。昨日の日誌を補強しました。

総裁選結果。
 自民党の新総裁に330票を獲得した福田が決まった。麻生は197票で予想以上の結果となってそれなりに気を良くしているようだ。しかし、この茶番劇の結果で自民党への指示が回復したりすることになったら本当に腹が立つな~。もしかすると、本当に自民党への支持率が上がったかも知れない。なんてったって12日以降はメディアからの発信は自民党のオンパレ-ドだったもの。
 私はいまだって一政党の総裁選びのために国会審議が中断されるなんて絶対にあってはならないことだと思っている。政権党の好き勝手を認めれば政権の移行などあり得ない。民主主義政治の質の低下だ。

 新聞は東京も朝日も「自民総裁に福田氏」との記事が満載だ。今日中に自民党4役を決め、明日には福田内閣がスタ-ト予定という。
 党人事は福田総裁誕生に向けた総裁選への論功行賞は明白だ。福田を担いだ派閥の親分ばっかりだ。 明日、組閣される内閣にしても、基本的には安倍改造内閣を継承して派閥均衡型になるのは見えている。 おかしい? この後に書いたのが消えた!投稿をクリックしたはずなのに...ガックリ。

 この後の記事は25日に書いたものです。
 福田政治は当面の諸課題への対応において安倍政治とは変わるだろう。特に外交面で変化が見られるとは思う。しかし、基本的に小泉-安倍と続いた改革路線は継承すると明言していることからも本質的な政治転換は期待できない。
 そう思うとき、24日の朝日の社説が気になる! 私は?マ-クだ。

 社説はこう書いている。「荒々しい政治」 からの転換、と。そして、その背景を次のように論説している。 小泉も安倍も外交や内政において力ずくで強行突破してきた。その結果がアジアや世界での孤立、国内においては「改革」の名の下に日本社会のあらゆる構造を破壊し、修復しがたい格差を生じさせてしまった。
 その結果が参院選に現れた。こうしたことから、安倍の次ぎは「調整力」の福田で--と、党内の大勢が流れたのは不思議ではない。といっている。 
 さらに、“この選択の底流には、小泉-安倍と続いた一つの時代に区切りをつけたいという、政治の大きな潮目があるのではないか” との認識も示している。そしてそれはまた、派手な劇場型政治、感情的なナショナリズムを煽るような 「荒々しい政治」 への疲労と不安が確実に強まっていたということだろう”、と。また、“時代が政治の基調の転換を求めたからだろう” 福田氏という選択には、そうした “社会の変化が読みとれる”、とまで踏み込んでいる。
 しかし、私はこの様な見方は変化の表層しか見ていないと思う。“政治の大きな潮目”とか “時代が政治の基調の転換を求めた” というなら、それは日本の支配層も含めた判断で無ければならない! 私は日本支配層はその本質において新自由主義路線の転換を考えたとはとても思えない。

映画「ひめゆり」
 久しぶりに女房と出かけ、映画「ひめゆり」を見てきた。悲惨な沖縄戦を観て改めて「反戦」、「改憲阻止」の意志を強くした!