まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

科学物の本。続けて読んでいます。

2006年07月18日 | 本・映画
「人体 失敗の進化史」 遠藤秀紀著 光文社新書

  ホモ・サピエンスの短い歴史に残されたのは、何度も消しゴムと修正液で描き
  換えられた、ぼろぼろになった設計図の山だ。その描き換えられた設計図の未
  来にはどういう運命が待っているのだろうか。引き続き、描き換えに描き換え
  を続けながら、私たちは進化を続けていくのだろうか。

このような説明にひかれて購入いたしました。
この地球の歴史の中で、針に糸を通すような、か細い命の道筋。
幾多も表れた、古代における生物。
様々なデザインを持っていました。
結果的に、人類への端緒を導いた「生物」が、あったからこそ、今、ここに
我々がいるわけです。

このように考えると、恐ろしいくらい、途方も無い道筋です。
そういう全てを盛り込んだ本が、先に紹介した「人類が知っていること全ての
短い歴史」という本でした。
とにかく、あらゆる表現がユーモアを交えて、秀逸でしたが、
すいません。この本の著作者の、表現方法。
僕は、馴染めませんでした。

なんか、大仰な表現。別にそのことをそこまで、だ、とか、である、みたいに
言い切ら無くても充分理解できるのに、どうもそう、表現される。
例えば、「主はいま、首をあの憎きハシブトガラスに食されながら、黄泉の国から
静かに私を見上げている」
なんて感じで、死んだタヌキについて語り始める。

ある種、講談調の乗り。
解剖学者として、昨今養老さんが群を抜いて、様々に顔を出されているが、
この本。タイトルは、すばらしい。
もう、自分なんて、わくわくしながら読み進めて行きましたが、
これまた、ごめんなさい。
確かに、内容的に、理解もできますし、なるほど、と思う部分もありましたが、
「失敗」だったんでしょうか?この人間の設計図?

といった印象にはならないんです。
むしろ、我々が持っている、この人体の設計図。
とても不思議?理に適っている?それよりも、こうなる必然があった?
失敗というより、驚異?みたいな感じの方が素直に取れてしまいます。

もともと「あごに」使われていた骨が、耳の骨の一部に持っていかれる様子は、
「ありもの」の骨やら器官を、モディファイしながら、別の用途に
使用していく、進化の不思議。
人間の内臓ですら、左右対称ではないのは、浮き袋みたいなものを、
陸肺用に転換するうちに、血液のポンプである、心臓のかねあいもあって、
どうやら「対称」にならなかった、という説明。

すごいな、進化って。とこう感じてしまうんですが。
鳥は、恐竜族の後輩。という説も、色々聞いてはおりましたが、
進化を、「設計図」という観点から読み込む作業は、
とても面白い発見でした。

他の本では、デザインという表現をよく見受けますが、
もっと言えば、遺伝子ですよね。
最終的には、その、あんなに「小さい」遺伝子。
これが書き込んでいる「設計図」の途方も無い世界に、驚嘆せざるを得ません。
長い時間の中で、どのような組み換えがおこり、「適用」が生じ、
あるものは、羽になり、鰭(ひれ)から手が、足が生じ、目が生まれ、
今、我々はここにいる。

この設計図は、もちろん最終形ではありません。
この先、我々の設計図から、どういう生物が「可能」なのか。
それとも、我々の「種」は終了なのか。
考えが尽きない話題でございます。

便乗値上げをする「業態」がインフレもどきを生む

2006年07月17日 | 社会的全般
ゼロ金利が解除される。
テレビでは、利息が100倍にもあがるニュースを報道していたが、
それでも、まだ、0.1%程度。
異常な低金利は、銀行で続いている。

言ってみれば、銀行が資金を調達するのは、日銀からである。
ゼロ金利というからには、ただで、銀行は、お金を調達していたということ。
しかも、量的緩和政策の名の下に、無尽蔵に、お金が調達できたということ。

これは、「仕事」とはいえない。

そのお金を「貸す」ことが、銀行の仕事であるならば、
こんな楽な、甘い仕事は、この世の中にあることが不思議なくらいだった。
しかも、振り込み手数料、時間外手数料、数限りなく「謎」なお金がかかる。
さらに、振込み詐欺などによって、引き出せる、振込みが出来る金額に制限が
加わり、資金の流出にまで、楽になってしまったかのようだ。

マスコミが煽れば煽るほど、貸出金利の高騰に拍車がかかる感じで、
私のように、貯金の無い人間にとって、危機感いっぱいの日々になってくる。
あいにく借りれなかったが、住宅金利が上がる。
いきなり、1%~2%も上がる。
貯金の金利を100倍近く上げたんだから、1%程度はどうでしょう?
などは、こちらからみれば、便乗値上げにしか思えない。

この間、違法駐車の取り締まりの件で、繁華街の駐車場の「便乗値上げ」を
報道していたが、今までの金融政策。
間違いなく、インフレを期待しての政策であった。
そうしないと、「消費」がそのまま、例のGDPに反映するために、
物の値段が上がらないと、人口が減りつつある今日、
GDPが上がらない。

結局、世界的な石油の高騰で、消費額が増えたために、景気の動向が上向きに
なったようで、本来政策的に期待していた内容では、なかった感じがする。
日本では、ゴージャスなものを、値が高いものを積極的に作るのではなく、
使えるお金があったなら、どこよりも安く、物を作ろうということに、
喜びを感じる国なんだなぁ、と思った。

デフレとか良く専門化が言うが、そういう経済的な「何か」でなく、
もともと日本は、安く、いい品を、早く提供していきたい、という国だったはず。
先にも書いたが、駐車場の便乗値上げ。
そして、銀行の便乗値上げ。

こういう連中が、GDPの底上げに、インフレみたいな数字に協力している連中の
ような気がしてならない。
そして、不動産とかね。
旧世代の「価値観」の中で、通用できてしまう、そんな「商品・サービス」が、
インフレ、デフレとあっちこっちに揺れ動いているだけで、
我々が日常に利用できる品物やサービスは、そこまで、大きく値段が振れることは
ないはずだ。

ただ、この先、人件費が高騰することになると、また、商品の値段に転化される。
よくよく考えてみれば、この低価格は、人件費の抑制があってのことだったのかも
しれない。

この先、消費税のアップ。金利の上昇。社会保険料の上昇と、
結果的に、人件費の上昇をあてにできずに、国民からお金を徴収しようという
政策の目白押しだ。
我々に、どうして、ゼロ金利はないのだろうか?
どうして量的緩和政策はないのだろうか?
預金者には申し訳ないが、いっそのこと、国内消費に関してのみ、
このゼロ金利政策を講じて、法人税をどんどん取るようにすれば、
結構、この国はやっていけるんではないだろうか、なんて。


ほぼ、丸ごと、自分の日記

2006年07月15日 | 雑感(日記)
本日に至っては、ほぼ日記、なんであるが、申し訳ない。
作っては壊れ、作っては壊してきた、事業の開始にてんてこ舞い状態。
この土壇場に来て、「開業資金」集めに奔走するなどとは、
思いもよらぬことであった。

2年も作業をしていると、理解のあった人間が、だんだん少なくなってくるのが
実感できる。当たり前のことだ。
そんな中、今回の内容は、割と期待がもてるらしく、
資金集めを依頼した人間から、どうやら確保できそうだと、遠い仙台から
電話があった。
なぜ、仙台。さっきまで、東京だったはずだ。

この2年間に起こったこと、実名入りで話したいことも山ほどあるんだが、
まだご存命の会社もある。面白いんだけど、もうちょっと経ったら言える。

ただ生活レベルの金銭。さすがに緊急事態に拍車がかかる。
そんな中、車のエアコンを直さぬまま、今も走り続けている。
死者まで出たと言う、この暑さの中をだ。

窓を閉め切って、それでも眉間に皺を寄せて、文句がありそうに車を走らせている
あなた!こっちは、どんな場所でも、窓を「全開にして」走らなければなりません。
これ以上の悲しみと、苦しみは、何処を探してもございません。
(車を運転中の話だよ)
温度を、最低にしても、30分走ると、通風孔から出てくる風は、「熱風」です。
多分、30度はあったな、あったかいを通り越して、熱かった。

特にトンネルを通過中。窓を閉めざるを得ません。
これは、こたえた。きつかった。
サウナという、前向きな、何かによさそう、というイメージは浮かびません。

というのは、エアコン。故障の修理、バルブやら、軽易のものでも、
あっという間に5万円はかかります。
やや本体にダメージが見受けられると、ほぼ30万円コースです。
メーカーにもっていくと、ためらいもなく、新品への交換を勧められます。

高い。非常に、高い。
畳2畳程度の空間を冷やす、そのエアコン。なぜ、30万円もするんだ。
室外機さえも無いというのに、おかしいではないか?
聞くところによると、外車は、エアコンが壊れることを想定していないつくりで、
修理屋泣かせということ。
べ○ツは特に、大変だと、修理屋さんが仰っていた。

特に、この時期は、お中元の貨物なんであろう、大型のトラックが、やたら多い。
挟まれると、こんなにこいつらは、熱かったんだというくらい、
熱風、吹き荒れる感じ。
前の車が、路面に、水の滴りを、たらたら流しながら走る姿を見ながら、
「ああ、効いているんだな、エアコン」

本当に、何度も、口についてしまいました。
団扇は、何の役にもたちませんでした。
真夏日よりの夕方でしたが、案の定、死に掛けました。
ええ、T田さん、頑張ってみました。
でも、もう、やっぱり、無理でした。

エネルギー転換が進めば、国際社会が変わる?

2006年07月14日 | 社会的全般
北朝鮮への制裁決議案、難航中。
といっても、イランに対しての核問題も、そろそろ回答期限が近づいており、
アメリカさん的には、まずは、イラン。
考えてみれば、「核」がある以上、どの国も、物を言わすために、
国力を総動員して、結果的に「核」を持ちたがる。
持っている国が、「止めろ」というのも、考えてみれば、不思議な言い方で、
どうやら苦心の元は、そういうことにありそうだ。

ただ、ブッシュさんも、「対話」路線に変更かといわれるほど、柔軟になってきた。
彼の口からは、最近、「外交」という言葉が多発している。
これが「外交」だ。「外交」上、しかたがない。など。
今までは、そうすると、外交ではなかったらしい。

一方で、エネルギー問題。
バイオエタノール車、低速

  海外ではエタノール導入が進む。ブラジルは20%の混合比率を義務化。
  米国でもE10などが義務化される州もあり、E85も販売されている。
  ブッシュ大統領は1月、エタノールなど新燃料の技術開発を進め、25年まで
  に中東からの石油輸入を75%減らす目標を掲げた。

ちょっと以前に、水素を使った、夢のような話が盛り上がったが、
メジャーなどの横槍もあって、前に進まない、そういう感じだった。
しかしながら、あの大躍進中の「中国」。
今のままの成長率で、仮にアメリカ並みの社会になったとすると、
世界中の8割がた、中国にエネルギーを持っていかれるようなことを、
どっかのテレビでやっていた。

現に、中国は、世界から危険な国、非人道的な国と名指しで非難されている国でさえも
エネルギー欲しさに、強引な取引をしているのは事実。
日本も、領海域でのガス田開発で、大きな問題にもなっている。

問題はまさに、エネルギー。
あのイラクにおいても、問題は、フセインが取引通貨をユーロに大変更するとの
情報で、ブッシュさん頑張った話し。
ところが、このエタノール。
これがエネルギーとして分離されるときに、二酸化炭素と水素に変わる。
この水素を使うことで、石油からの離脱を図りたい。

水素は、当たり前だが、かなりの爆発力を持っていて、危険。
ただ燃焼後は、水が廃棄物なんで、まさにクリーン。
車同士の事故は、破壊的になるだろうし、テロなんて、プラスチック爆弾なんて
いらないし、そんな危険性があるものの、エタノールは、確かに何かを変える。

この技術革命は、久々に、エネルギー転換を社会に求め、
今までの社会の「枠組み」が、変わる契機になるかもしれない。
そして、アメリカの立ち位置も。

頑張れ大人

2006年07月13日 | 教育、文化、少子化
瞬間的なタイミングなんでしょうが、いくつかの問題が差し迫っていて、
どうやら、本の文章が読めなくなっている。
簡単に言うと、多分、ストレスがたまっているんだと、思う。
マンガでさえ読めなくなってくると、末期症状。
まだ、大丈夫。

「あれこれ随想記」にてキャリア教育が取り上げられております。
  今は、子供が尊敬する大人を持っていないようです。
  実際に、目標とすべき大人がいなければ、自分の将来像はなかなか描くことは
  できません。

多分、そういうことなんだと、自分も思います。
家庭に仕事を持ち込まない、そういうフレーズが、一時期、良いことのように
語られていた記憶があります。

思うんですが、その本人。その大人ですら、なぜ、自分は仕事をしているのか、
正直、わかっている方が「少ない」。結構、これに起因しているんじゃないかと
思うのです。
そのために、俺の稼ぎで「食わしてやっている」んだ、という「手短の」理由に
行き着く。
そして、そうならないために、いわゆる自制の句として、家庭に仕事を持ち込まない
に繋がってきたように、思えるのです。

例えば、仕事が面白い、仕事において自己実現ができている、誰かのために
役立っている、俺がこれをしなければ誰かが困る。
なんでもいいんですが、社会の中で、己の仕事が、どのように役割があって、
いくつかのストレスを抱えながらも、糧を得ることと、精神的な充足感が
バランスがとれている感じ。

家庭の中で、子供に、社会に出ようとしている子供達に、
語ることができる話は、五万とあるような気が致します。
いやいや、もっと言えば、この世の大人たちは、何かをして、ちゃんと食べています。
それなりに、プロフェッショナルなはずです。
その社会の中で、ルールに則って、何かを作っているはずです。
何かの支えになっているはずです。その仕事によって、誰かが、何かを
作っていたり、何かをしている。

人のつながりが、自分の仕事を通して、見えてくるはずです。
少なくとも、それは、親としてというより、一晩では語りつくせない、
子供にとって未知の世界の話しだと思います。

何かと比較することで、格好がつかなくなる。
子供を、だれそれと比較しながら、お前は、なんていっている暇があるんであれば
自分の憧れも含めて、お互いのヒーローを語り合うことくらい、
どこにためらう必要があるんでしょうか。

まずは、大人が、自信を持って、自分の人生を、誇りをもって肯定すべき。
そして、話をしましょう。子供達に。
子供に誉められるかどうかなんて、社会の荒波に比べれば、
いつか子供にも理解がいくはずです。
楽しく仕事をする。そして糧を得られている。
かなり、それだけで、自慢できることです。本当です。

頑張れお父さん。お母さん。

すごい展開の文章になってしまいました。


病院、一考。

2006年07月12日 | 雑感(日記)
救急医療体制をしいた病院がある。
設備を一新し、建物ごと「新品」になった病院が多くなる中、
都内でも、老朽化をそのままにし、地域の医療体制を支えている病院もある。

受付から、各科にしつらえた椅子は、青のビニールレザー張りの、固い長いす。
いつでも移動ができるよう、固定ではない。
夜になると、救急の患者が痛々しい姿で、ある者は車椅子で、ある者はストレッチに
乗せられて、目の前を通過する。
緊急ということもあって、付き添いらしき身内すらいない。

治療なり、診断が終わると、広くはない待合室。
痛みに耐えているものもいれば、ただ宙を見つめて放心している者もいる。
遠くでは、看護士さんが、これから警察の方を呼びますのでお名前を....
それぞれの事情が、見えも隠れもする。

昔風のつくりといえばそうなんだが、かっての病院は、冷たいような蛍光灯の
明かりが寒々として、清潔感を際立たせているかのよう。
こういう時間帯に、病院で、しかも病気で、一人になりたくはない。
そういう孤独を、「ひしひし」と感じてしまう。

身内の人間が、軽微な扁桃腺の切開手術ということで、昨日から入院。
面会時間を越えて、遅くに行くことができたものの、
この雰囲気に、なかなか慣れない。
手始めに院内の探検と称して、あちこちを歩くものの、
病室の前に置かれている椅子には、あてどなく、時間を過ごす患者が、
ただ我々に目をやる姿ばかりで、声も無く、当たり前だが表情も無い、
そういう空間は、本当に、切ない。

看護士の声と、笑顔が求められるのも、そういう意味で、大変な仕事だと
思わざるを得ない。
院内感染で、あたかも「不祥事」として取り上げられもするが、
これまた、近代医療の進歩で、耐抗生剤菌の出現が引き起こした現実である。
深夜も通して、こういう医療の現場では、9時を回っても、
各科の診察室では、患者の治療が行われている。

個人にとっては、一生で何度もない事態である。
医者にとっては、それこそ無尽におこる事態である。
無力感を感じているのは、こちら側である。
それは、どの時代においても、語られることである。

そういう最中、自分も、鼻の治療に隔週で通っている。
面白いのは、毎週、医者が変わることである。
発見だが、まるで合議制のような感じで、ある意味、面白い体験だ。
もう、自分の症状を完璧に伝えられる。だって4回も説明すれば、身につくよ。

鼻のポリープは、なにやら沈静化してきたが、
そちら側でない、右の鼻腔のレントゲン写真。
今度の医者が、患者を目の前にして、「あらまぁ」だって。
素直な方々が、最近、多い。
彼の勧めで、先ほど、CTスキャンを、人生初めて受けてきた。

この病院は、きれい、清潔、照明も間接照明で、居心地がすこぶるよい。
簡単に言うと、ゴージャス。
ぐおんぐおん、と音を立てながらCTされてきました。
目をつぶっていたので、照明の加減で、動いているのがわかりましたが、
目が少し温かくなったので、多分、今、最中なんだろうと。

あくまでも、軽い症状であったのが幸い。
まだ、わかんないか?でも、多分、平気。
医者との出会いは、なんだか一期一会。
そして、何より、即決の命がかかってくる場合がある。
我々の覚悟と、不安を相手に投げかける。そういう瞬間が確かにある。
ベルトコンベヤのような、大手の病院にかかりたくないのは、まさにこういう時。
相手に覚悟を聞いて欲しい時に、伝えられない、聞くそぶりを見せない、
そういう病院にだけは、かかりたくない。

韓国の、政府と民間の、見方

2006年07月11日 | 隣国問題
新聞を読むと、なかなか彼らは政府筋のコメントを取り上げて、
韓国と日本の論争に火をつけているかのような感じです。

日本のミサイル対応は「大騒ぎ」…韓国大統領府が批判

  青瓦台は、日本政府がミサイル発射後ただちに安全保障会議を開いたことについて
  「日本のように明け方から大騒ぎしなければならない理由はない」と批判した。

  公式ホームページの中で保守勢力やマスコミから政府の対応が遅いとの批判が
  出ていることに反論したものだが、自らの正しさを強調するため日本の対応ま
  で「大騒ぎ」と批判したことは論議を呼びそうだ。

ある筋では、北朝鮮のミサイル。この「売り先」はあのベネズエラとか、
つまり結構きなくさい国際政治の舞台で注目されている。
今や武器は、立派な外貨獲得の手段であって、紛争当事者になることは、
国際上決して「有利」ではない。が、未だに、自国内で、民族間の争いで
使用を考える国がいる、ということだ。

そういう意味で、北朝鮮が、ミサイル開発、そして核開発に関して、何を目標に
しているかは、もっと奥深いところで問題になっている。
多分、そういうことが、外交というもので、今、表面上、様々に論議されているが
この先たどる結果が、どのように「国益」につながるか、
政治家なり官僚の「生き様」が問われることになる。
だから、漏れ聞こえる程度の情報であっても、今は、機密事項なんだということで、
殊更ああだこうだ言うつもりはない。

ただ、朝鮮日報など、お隣韓国では、どうやら国民レベルでは不満があがっている。

7月7日。【ミサイル】大統領府「早朝から会議して何が変わるの?」
  北朝鮮がミサイルを発射するという状況のなかで、韓国政府の対応が遅れたと  
  の批判が続出している。
  この日国会で与野党議員らは、日本に比べて平均2~3時間以上遅れた韓国政府
  と軍の対応を厳しく追及した。
  しかし、大統領府は「早朝に会議を招集したからといって何が変わるのか」とし、
  公式の席上で反論した。国防部はこの日、軍の対応を時間帯別に公開し、対応
  が遅れたとの批判は当たらないと主張した。

7月8日。【ミサイル発射】なぜ盧大統領は沈黙を守っているのか
  北朝鮮のミサイル発射から2日が過ぎたが、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の
  メッセージは韓国国民に一切伝えられていない。
  盧大統領は7日、自ら主催する「公共機関CEO改革討論会」に出席するため、
  ミサイル発射後初めて公式の場に姿を見せたが、口から出てくるのは「改革」
  の話ばかりで、ミサイル問題については一言も発しなかった。

     【ミサイル発射】太陽政策が生んだ「平和ボケ」

そして10日には、【特派員コラム】次第に疎遠になる韓日関係
という記事が載り、
特派員は、「何よりも韓日両国の外交姿勢を見ると、政治レベルでの韓日交流は
しばらく延期するのがよいのではないかと思うほどだ。」
と述べるまでになった。

ここで問題にされているのは、政府のあまりにもの北に対する融和的な政策の
一方で、日本の脅威を論じる件で、どうやら、おかしいのは、韓国側なんでは
なかろうか、ということ。

  5日未明、北朝鮮がミサイルの発射を実行したまさにその時、韓国の海洋調査
  船は独島海域の海洋調査を強行した。この後、日本の主要紙は、ミサイル発射
  と海洋調査を並べて1面に掲載した。これに対し、「南北が組んで共同作戦を
  したのか」、「南北から一発ずつくらった」という反応が続出した。

多分、この事実は、自分の立場におきかえても、「挑発」しているのは、
韓国側だと、受け取られても「国際的に」おかしくない、という話し。
スカッド級のミサイルは、射程距離から言っても、断じて「打ち上げ花火」では
なかろう。そのものずばり、対象は韓国だと、誰が見てもそう思う。
日本の対応が、「過剰」なのかどうか、「大騒ぎ」なのかどうか、
政府の見解と、民間の見解は、この韓国の大統領をめぐって、
まさに「過剰な」論争が巻き起こっている。

ただし、外交とは、あくまでも、国益を考えて、機密であろうとなんであろうと
最善の結果を望まれる。
そういう意味で、今回の韓国と日本の外交は、大きな将来への転換点に
なろうかと思う。韓国の民間も大変な今日この頃なんであろう。


ディズニーの商品、プレゼントの不具合。混乱中。

2006年07月10日 | 雑感(日記)
東京ディズニーランド。
ディズニーシーがこの月に6周年を迎える。
新アトラクションが立て続けにオープン。今度のアトラクションは「落ち物」。
タワー・オブ・テラー。

いやいや、そんな話ではないんだ。
最近、彼らの「商法」というんですか?バッジを配ったり、ファスナーストップを
配ったり。さらに、今、ディズニーランドでは、1000円、購入すると、
「リロ&スティッチの大冒険」というイベントにあわせて、
計10個のチャームがもらえる。

1日、1個。
つまり、この10個をゲットするためには、初回の用紙だけの配布を含めると、
計11回、行かなくてはならないし、最低、11000円、何かを購入しないと
もらえない。(用紙をもらうためにも、1000円、何かを買わないといけません)
あれ?用紙をもらうとき、1000円、買ったっけなぁ?

さてさて、一方、イクスピアリでも、シーと同じく6周年!
(ごめんなさい、シーは5周年でした。記事はそのままにして、お詫びいたします)
やるぞ、レストラン。ピンバッジ!6個!
ランチ、ディナー。洋食のレストランでは、お一人、多分、合計で15000円
くらいでしょ。和食やさんでもそんな感じ。ざっと、6個をゲットするために
お一人、4万円はかかります。
まぁ、無理ですね。

そんな「プレゼント」の大攻勢!
あそこは、やっぱり、アトラクション付きのショッピングモールなんです。
踊らなければ、いいだけの話しなんですが。

さてさて、そういう話ではなくて、
最近、なんか、ディズニー。商品の「不具合」で、大混乱。
最近では、お菓子が不良品ということで、新聞紙上にも「お詫び」の広告が
出ていました。

そして今回の、母の日、父の日の「フラワープレゼント」。
定数販売ということで、かなり煽って、ディズニーストアーが売り出しておりました。
多分、そこそこ完売だったと思います。
が、なんでだろう、「花の不良品」が発生したらしく、購入者全員に、お詫び状が
届きました。

そして、後日、母の日、父の日のパッケージで購入したお客様、全員に、
母の日用のお詫びのアレンジメント。父の日用のお詫びのアレンジメントが
立て続けに送られてきました。

自分の家では、このパッケージ。お得なキャラクターグッズがつくので、
「それが欲しくて」自分用と、妻用に、買った訳だ。
馬鹿だろう。笑ってくれ。
そうしたら、どこがおかしいのかわからないんだが、ちゃんとした「花」が
その日にお届け。

本当に、何が、不良品なのかわかりません。
レターには、「一部に不良品」と書かれていました。が、全員にお詫びの品を
送るくらいの「重大な」不具合でもあったんだろうか?

お詫びのアレンジメント。結構、長持ちするし、決して安物ではない。
購入した「花」よりも、3倍近く長持ちしたのは、驚いたが、
花を手入れする、育てることに慣れていない自分としては、
大概、花が枯れてしまうことは、自分の落ち度として自覚していたが、
えっつ?何かあるんだろうか?

結局、父の日に届いた購入した「花」。少し遅れてお詫びのアレンジメント。
なんだか、狭いリビング。いきなり、お花畑。凄いぞ!びっくり。

そして、先ほど前振りで書きました、スティッチのチャーム。
8、9個目が、大量の不具合が発生したために、当日、現品が無く、後日「郵送」。
なんだか、このチャーム。小さくて、おいらには、これが何に使えるのか
全く理解不能だが、中には、受け渡しのとき、20個近くテーブルに同じものを
並べては、チェックした上で、貰い受けている客もいました。執念だな。

アメリカなんぞでは、使用した洋服も、返品がきくなど、相当の覚悟で商売を
やっていると聞くが、最近のディズニーは、この不良品について、
何か、相当、厳しい対応を迫られているみたいだ。
イベントとプレゼントは、なかなか切り離せない、よくある集客のキャンペーン
だが、こうなってくると、オリエンタルランドに商品企画を持ち込む会社は
命がけになってくる。

花にしても、今回のチャームにしても、元請けした会社は、間違いなく「赤字」だ。
当たり前だが、夢を売るビジネス。不良品は、最もダメージが大きい。
にしても、そろそろお客さんは、別の意味で「執着」し始めている。
過剰な対応をしていると、なんだか大変な騒ぎになりそうな気がするんですが。
ああ、それでかなぁ、入園料が9月より、値上げするのは。
アップ額は、プレゼント代だな。みたいにね。言われちゃうよ。

道徳とルールの曖昧さ この社会を作るうえで。

2006年07月08日 | 社会的全般
最近、有識者などで意見が出される教育問題。
愛国心だとか、公共心だとか、特に、子供への教育をなんとかしろ、
そういう切り口で語られるケースが多発している。
何度か書いてきていることだが、ボランティアも含め、
大人が参加しているこの社会で、大人が、手本を見せられないことを
子供に強制したからって、「効果」はないよ、
という「話し」なんである。

「高校生から見た大人って? 」 「理不尽さを感じる」7割 知事「自覚持ち行動を」

  高校生の7割は大人の行動に理不尽さを感じている―。
  県立大分上野丘高校(大分市)の新聞部が同校の2年生を対象にしたアンケー
  トでこんな結果が出た。
  「言行が一致しない」「頭ごなしにしかりつける」などが理由で、発表した
  同部の生徒は「子ども大人も互いに理解し合い、尊重し合うことが大切」と訴えた。

  アンケートは「高校生から見た大人って? 」と題し、発表された。
  それによると「大人がマナー違反しているところを見たことがある」と答えた
  のは全体の約7割。違法駐車やたばこのポイ捨て、運転中の携帯電話などが多かった。

  そのうえで模範を示すべき立場の大人に対し「理不尽さを覚える」と答えた生徒
  も7割に上り、全体の過半数が「尊敬すべき大人が身近にいない」と答えた。

えー、言うまでも無いことですが、想定されたアンケート結果だと思います。
この社会で、何が道徳的なことなのか、許容範囲なのか、どういう文化風土に
根ざしているのか、どういう環境を作っていくのか、
場当たり的に、ここまで来てしまった感じのこの国で、
昨今の「切れる子供」「凶悪な子供」を、傍観者のように語る資格は、
多分、大人の誰にもありません。

国の隅々まで、均一化を目指し、インフラも経済環境も、地域性をとことん
払拭してきたかのような「現代日本」。
当たり前ですが、人間のありようですら、均一化を「当然」としている風な
ところも見受けられます。

昔であったら、「怪しい人」も「危険な人」も、ある意味、彼らが生きていける
そういう「場」が確かにありました。
ここは、子供の来る場所ではない。大人でも、「ここに来る意味が
わかっているんだろうな」、的な感じ。
それぞれに、それぞれのルールを課して、ある意味、強力な自治があった時代も
ありました。(道徳が機能していたかなぁ、多分)

ところが、今では、どんな場であっても、子供がひょっとしたら来る可能性を
「前提」にした場所が、あまねくございます。
むしろ、そういうことが、当然の「クリーン」な場所であることが、当たり前のような
社会作りがございます。

そうなると、この社会に参加している人間は、おしなべて、何の根拠も無く
品行方正な人間であることを、勝手に「前提」とされているような気が致します。
それを、この何十年、何の検証も、反省もなく、先送りにしてきた結果が、
このアンケート結果に、よく現れてきている気がするのです。

ルールが守れない人間は、この社会に参加できないんだよ、ということが、
すなわち、簡単な意味で、それが「道徳」。
これこれ、そういうことをすれば、こういう風にめぐって得をするんだよ、
なんて「おためごかし」はもうダメだと思います。
どーーんと1億持っていれば、がーーーんと3倍になってきます。
が、さくっと、実践できてしまうこの世において、何の効果もありません。

というのは、子供達はなんとなく気づいています。
どうせ、得をしたいものが、得をするために、知っている人間だけが得をする
ように、しつらえたのがこの社会だ、と。
(リンカーンの人民によるじゃないですが)

だから、色んな人間がいる中で、いるのを前提として、
この社会に参加する意味なり、意義は、とことん、教えてあげてもいい、
とすら思っております。
というのは、例えばですが、福井総裁の件でもそうですが、どうもマスコミ含めて、
彼の姿勢とか、庶民感覚からかけ離れた姿とか、倫理観とか、
そんな「声」の大群です。
ではなくて、ここまでの「職責」を担わせるんであれば、それなりの厳格な
ルールがあってしかるべきなのが、当然。

朝日新聞の社説でもそうなんだが、
 「福井総裁の問題は、日銀への国民の信頼を傷つけた。これ以上の不信を買わな 
いために、取り決めを厳しくすることは避けられない選択だった。」
って言っているけど、不信ってなんだよ。そういう事ばっかり言っているから、
大人は、不信感を招くようなことばかりしてんじゃないの?って感じるわけです。

 「私募ファンドは証券会社などの店頭で買う投資信託と異なり、限られた人々し 
か出資できない。税金逃れのために海外に形ばかりの事務所を置くことが多く、
 秘密性も高い。」
って、わかっているんじゃないですか。新聞も。
こういうのがあるって、子供に知れたら、大人でも「ルール化」できないことで
不信感を募らせるようなことが、現実として「ある」ことが、
ばればれじゃないですか。

まさに大人でも、大きな問題として「解決」できない問題を、
さも道徳的な、倫理的な問題として、アナウンスするんだったら、
子供達は、大人があれだけやっているんだから、それを道徳とか言って、
我々に強制するのは、何事だと、思ってもしょうがないでしょう。

この社会を大人が作っている以上、参加するための基本的なルールを
明確にしていかないと、まず、「是非」が混乱します。
一般人ではないんですから、責めるんであれば、「人間性」を追及すると、
確実に混乱に拍車がかかります。

さらに、タバコのポイ捨てやら、運転中の携帯電話の使用。
なんで、これがマナー違反というくくりででてくるんだろう。
これは、マナーなんでしょうか?
ほら道徳的なことと、ルールとが、ごっちゃになっています。
運転中のあれは、最悪、殺人者になります。そういう問題で、マナーではない。
ポイ捨ても、どうやら突き詰めると、環境問題から、健康問題に行き着き、
この社会の厳然たる、ルールです。

だって、どのようなお立場の人間であっても、同質の社会に「参加」させるので
あれば、もう道徳では追いつけないんじゃないか?
こういう考え方は、多分、極論なんだけど、だって、道徳の最上級の「自由」と
「平等」が前提である以上、道徳は、限りなく「任意」の行動になるよ。
むつかしいよ。
と、思ってしまいました。長いね、また。すいません。

ネアンデルの読みやすい本です

2006年07月07日 | 本・映画
なんだか、一日中外で仕事をしていたような感じ。
携帯で記事を書く方法なんて知らないし、指が「太い」んで、
携帯で文字を打つことなんて、面倒くさいし。
モバイルのバッテリーなんて、古いから、10分しかもたないし。
仕事、本当に、始まるのかしら? うふ♡(へー、こういう文字、出てくるんだ)

「ネアンデールタール人の正体 彼らの「悩み」に迫る」 朝日新聞社刊

 内容紹介
 かって地上には。常に2,3種類の「ヒト」がいた。
 新しい人類が現れては消えていき、その数は17種類にものぼる。
 その唯一の生き残りであるわれわれホモ・サピエンスを除いて、ヒトはすべて
 地上から姿を消した。

昔、教科書で、このネアンデルタール人。アウストラロピテクスとか、北京原人
とか、その次のホモ系統として、一歩手前の、進んだ人類として書かれていた気が
する。例えば、屈葬とか、花を添えられていたとか、集団で生活していたとか、
道具、火を使っていたとか。

我々の直系は、どうやらクロマニヨン人。ネアンデルタール人は、途中で分岐した
違う「種族」なんだそうである。
そして、なんだか、ヨーロッパ地域にしか、その存在は認められていない。
知りませんでした。世界中にちらばっていると、思っておりました。

この本は、平成15年に開かれた、公開シンポジウムに参加した11人によって
書かれた本で、とても読みやすい。
とにかくネアンデルに興味がある方に、うってつけ。
って、なかなか、そんな人、いませんよね。私だけかしら。

先に、ネアンデルを題材に書かれた本を取り上げましたが、ある意味獰猛果敢、
しかしコミュニケーションは、なんとテレパス。科学者が、その「脳」の秘密を
解明すべく、捕獲、研究!といった中で、人類学者が知らされずに派遣される。
そんな内容だったかなぁ。

前に読んだ本に書いてあったが、その「人類」の化石。つまり骨。
ほとんど残っていないんですって。
世界中で集めた骨。今でも、トラックに一杯にならないんですって。
ましてや完全な1体。骨数にして、200本近くの完全体は、1体もないそうです。
だからその作業たるや、貴重な骨に、何を語らせるか、すごい大変。

DNAを解析するも、これも採取できるのも、最新の技術を駆使してで、やっと。
炭素の半減期を使った年代測定法も、人の息やら、触れた人間の手で、
簡単に「汚染」されるという。

そういう「根気」がいる作業を通して、この本では最新の情報を満載。
分野別にして、各単元ごとに、このネアンデルを多角的に解説しております。
結局、謎は、なぜ、忽然と姿を消したか。消さねばならなかったか。
クロマニヨンによって、消されたのか。
共生はできなかったのか。種の混合はなかったのか。
今でも、いくつかを除いて、「解答」はでておりません。

ただ、その「脳」の機能、構造。これには、興味を覚えました。
まがりなりにも、人類と称される種類の中で、ネアンデルは脳の容積も大きく、
前頭葉もかなり発達していたことがうかがえ、知能が認められているらしい。
彼らは、そうはいっても、集団生活、社会コミュニケーション。
これは現代人とは異なり、そこまでの「協力」体制型ではなかったらしい。

以前、どこかの地域に住む人達が、草、木に関して、驚くほどの区別ができる。
何百種類にも名をつけ、用法も知っている。そんな内容を読みました。
ネアンデルも多分、そういう「図鑑型」に近い知能という話し。
他者とのかかわりの中で、人を動かしたり、上下関係、時間的な関係など、
そういう「物語型」ではなかった、と推定しております。

脳は、時代が降りるにつれ、容積を増やしていきます。
そのため、個体は出産時、ますます不完全体で世に出てくる。
それをネオテニー化として解説しております。
脳の成長が遅い、体の成熟度も遅い。
ネグロイド、コーカソイドときて、1番最後に枝分かれしたのが、モンゴロイド。
よって、モンゴロイドがその未熟型?幼児化?つまりネオテニーが微分的に進んでいる
なんてことまで、話を進めている部分もありました。

つまり、言語を操りながら、社会性を獲得していくということが、
卵が先か鶏かではないですが、現代人が獲得した、スキルということ。
これによって、脳がますます「進んでいく」という流れでした。

その中間地点にいたネアンデル。
言葉は、そこまで話せなかったらしいんですが、
だって、人って、考えてみれば、数種類しかないというのが、そもそもおかしいよね。
なんだか、たくさんいたみたい。
たかだかネグロイド、コーカソイド、モンゴルと3種類でもごたごたしてんのに、
10種類くらいいたらどうなっていたのかしら。
そういう意味でも、ネアンデルタール人には、近い種として、興味がわきます。
雪男伝説?どうなんでしょうか。

常識が、全く、無い国

2006年07月05日 | 隣国問題
それにしても、やりましたねぇ。
【ミサイル発射】北朝鮮国連代表「分からない」

  国連駐在北朝鮮代表部の韓成烈(ハン・ソンリョル)次席大使は4日(現地時間)、
  北朝鮮のミサイル発射に関連し「分からない」と述べたと、AP 通信が5日報じた。

 韓次席大使はこの日、電話インタビューで「北朝鮮外交官たちは軍隊がすることについては
  分からない」と述べた、とAP通信は伝えた。

【ミサイル発射】「スカッドミサイルは韓国狙ったもの」

  国会情報委員会所属の野党ハンナラ党鄭亨根(チョン・ヒョングン) 議員が5日、
  「射程距離300キロのスカッドミサイルは韓国を、射程距離1500キロの労働1号と2号
  は日本を、そしてテポドン2号は米国を狙ったもの」との見方を示したという。

【ミサイル発射】国防部「どんな挑発行為にも万全に対処」

  権本部長はまた、「軍は連合防衛態勢をもとに、北朝鮮のミサイル発射など、
  どんな挑発行為にも対処できる万全の準備態勢を整えている。
  北朝鮮のミサイル発射により起こり得るすべての安全保障上の憂慮に強力に対
  応していく」と強調した。

  軍の消息筋はこの日、「合同参謀本部が午前6時30分頃、北朝鮮のミサイル発
  射と関連し、万一の事態に備えた全軍軍事態勢強化を指示した」と伝えた。

いずれも朝鮮日報からの切り貼りです。
経済的なダメージを、日本のマスコミは取り上げて、円が全面安なんて感じの
午前中の報道の中、韓国では、もはや、軍事的な行動を表面化しております。

いってみれば、当然ながら、戦時体制を意識しております。
一方で、日本は、当然なんですが、戦争の意図はない、とのコメントで
冷静なコメントをしておりますが、
上に見られるように、大使館の人間ですら、「分からない」という国です。

近来、ミサイル。しかもスカッド級のミサイルを、近隣に飛ばした国で、
何の軍事演習だとのコメントもなく、「分からない」というのは、
あまりにも、常識離れした対応だと思います。
この60年の「平和」な時間が、我々にあるために、どの国も、冷静な対応で
済んでいると思いますが、
あの時代であったら、間違いなく、宣戦布告にとられてもしかたないと思います。

そういう国が、隣にあるんだと、思わなくては、ならなくなりました。



こういう自治体を応援したい

2006年07月04日 | ニュースに絡んで
大型店出すなら「育児支援策を」 福島県が要請

  郊外への大型店出店を規制する全国初の県商業まちづくり条例を制定した
  福島県は、10月の条例施行にあたり、大型店の設置を希望する企業に、
  結婚・出産で退職した女性の再雇用や従業員用の託児所設置といった
  子育て支援策の実施を求めるガイドラインを決めた。

  この貢献活動の内容について、県はこのほどガイドラインを作成し、
  子育て支援を柱の一つに盛り込んだ。
  具体的には(1)結婚や出産で退職した女性の再雇用に努める
  (2)従業員用の託児所を設置する(3)短時間勤務制度の導入や、
  男性社員を含めた育児・介護休業の取得を促進する――など。

やるじゃん。福島県。
もちろん、アメリカなんぞでは、税制の優遇など、雇用対策の一環として
企業の誘致を、何かとバーターで呼び込むことがありますが、
地域の活性化は、人口の増加に繋がる可能性があって、企業側にとっても
将来的な「有効な投資」になる可能性を、否定できません。

一定の規模に対して、ガイドライン的な内容となっておりますが、事実上の強制です。
ただ、この内容は、案外大手のスーパーでは、やっているところが多く、
画期的かどうかというと、もう少し、頑張って欲しいな。

主婦の再雇用といっても、販売やらサービスは、正直、不人気です。
事務系ですよ。事務系。どこで統計をとっても、希望職種は、事務系。
事務系ってなんなんでしょう?

居酒屋で「かあさん」というチェーン店があります。
働いている方々、男性はもちろん、一人もおりません。
おかあさん、の年齢と言ったらイメージがわきますか?そういう方々が、
店を切り盛りしております。
あきらかに、50歳を超えている、母、のような方も元気に、働いておられます。
ええ、結構、どこもはやっております。

ある意味、年齢を問わず、そして、親の手助けを得られずに子育てをする主婦を
うまくサポートできるのであれば、そういう採用システムと、マネージメントが
効果的に行われるのであれば、画期的な方向だと思う。

さらに言うと、どうせ、イオンもヨーカドーもダイエーも、夜の12時まで
営業しているんだったら、その時間まで、託児所を作ってしまえばよいのに。
大店法が、また復活してきそうな感じだから、大型店には、そういう
民間支援をとりつける、など。

  中央大学の広岡守穂教授(政治学)は「子育て支援はCSR(企業の社会的責任)
  だという次世代育成支援対策推進法の位置づけを具現化した画期的な政策。
  自治体がうまい知恵を生み出したものだと感心する」。
  一方で慶応大大学院の上山信一教授(公共経営論)のように「CSRの美名を
  借りた過度の規制。地元が負担すべき社会コストまで転嫁すれば、出店しよう
  という企業自体がなくなってしまう」という声もある。

出店しますって。どうせ、コンビとか、公文なんかとタイアップしてくるに
きまってますから。だめかなぁ。

中田。ありがとうございます。

2006年07月04日 | スポーツ
本日の日刊スポーツ。一面に、一人ピッチを歩く中田の姿が、遠い視点で飾って
おりました。
多分、今日に至るまで、マスコミは中田選手をどうのように扱ったらいいのか、
最後までわからなかったのかもしれません。

中田引退、29歳で現役に幕

  選手としての全盛期を過ぎたことも確かだった。04年に発症したグロインペ
  イン症候群(骨盤、股関節周囲の過負荷による痛み)は致命傷となった。
  フィオレンティーナでは完全に出場機会を失い、新天地のボルトンでも苦しんだ。
  持ち前のフィジカルの強さもプレミアリーグでは通用せず、プロ入り初退場も
  喫した。終えんを感じていたからこそ、最後の区切りとなるW杯で異常なほど
  の執念を見せた。

日本では、プロのスポーツ選手といえども、タレントとして、紙面に貢献するよう
仕向けられます。
あいかわらず、何がニュースになって、何がニュースにならないのか、
首をかしげるような記事が見受けられます。

稀に、毅然とした対応をした選手を、うとましく、大衆に理解が得られない、
孤高の選手、とした扱いをしますが、
野茂しかり、イチローしかり、そして中田しかり。

スポーツ紙というのは名前ばかりで、芸能ニュースに近い構成は、
昨今の朝の番組と、似た構成で、視聴者も読者も、「君達が望む内容」は
こんなもんだろう、という軽薄さを感じるのは、私だけでしょうか。

これからの中田と題して、さらに、面白おかしく取り上げるのは、見えております。
企業、大学、コーチなど、確かに知りたい情報ですが、
突然の発表ゆえ、コメンテータも、友人と称する人間達も、首をかしげているようです。

中田選手によって、サッカーを気にすることができるようになりました。
本当にささやかな、一ファンとして、幸せでございました。
年をとってくると、こういう憧れにもにた選手の引退を、
これから、何度も、目にすることになるんだな。

惜しむらくは、もう少し長く、彼を通して、サッカーを楽しむ時間が欲しかった
ことです。


政治というものを、もっとしっかり認識しよう

2006年07月03日 | ニュースに絡んで
最近、どんなに忙しくとも、マンガだけは「読むように」しているのだが、
劇画(これも死語に近いのかなぁ)タッチではなく、読みやすい絵と内容で、
政治物、戦争物が途切れることなく、連載されている。

扱いどころによっては、かなり難しいテーマ。
別に政治物、というわけでもなくとも、総理大臣なり、国の偉い人を、
脇に出したり、世界観の中で、国なりを意識した書き手も多く見受けられる。

多分、我々は、そういう時代の中で、学んできているのだということ。
ただ、テレビのドラマなどで、そういう枠組みの番組が、少ない。
踊る走査線なんかがブレイクしてが、太陽にほえろ みたいに、純粋な「事件」もの
ではなく、上部組織なり縦社会を存分に「見せて」、人気を誇っている。

今回の毎日新聞での調査。

毎日世論調査:日本国民と国会議員、戦争など歴史認識に差

  毎日新聞は「戦後60年の原点」シリーズの総括で、6月中旬の全国世論調査
  (電話)に、先の全国会議員アンケートと同じ歴史認識などに関する質問を盛
  り込み、国民と国会議員の意識を比較した。

  政府の謝罪・反省は(1)十分だった(2)不十分だった(3)謝罪・反省の
  必要はない--の三者択一で聞いた。
  第二次大戦をめぐる日本政府の謝罪・反省については、「不十分」との回答が
  42%で「十分」の36%を上回り、議員アンケートの「十分」51%、
  「不十分」33%との違いがはっきり出た。

  世論調査では、政府の謝罪・反省、軽武装・経済重視路線のほか、対米開戦、
  対中戦争、東京裁判への評価など計7項目について議員アンケートと同じ質問
  をした。

さて、この謝罪・反省の回答なんだが、回答者の年齢層がわからない。
そしてどういう「世帯」「職業」「地域」の方が回答したかわからない。
というわけで、一概にこうだ、という書き方ができないんだが、
思うに、充分ではないという答え。

これって、相手に対して?それとも、その行為を連綿とやっている「政府」に
対して、全然「効果的」にやってないじゃん、という政府に対して?
どちらなんだろう。
僕は、相手に対しては、「政治的な意味」においては、もう充分だと思うし、
それなりの条約も締結している以上、政治的に蒸し返すことは、常識的でない。

そういう意味で、政府がとってきた外交上の効果を考えると、
全く持って、不十分と考える。
それを際立たせてしまったのが、多分、小泉さんの「外交」というか、
「態度」なんだろう。

各論あろうかと思うが、一応、国家を代表するものとして、「毅然」とした
態度を、相手にも、自国にもみせた、この印象感は、
今までの総理大臣の中では、突出していたと思わざるを得ない。
さらに、その不十分だとした場合、何が不十分なのか、
本来ならば、それを「解明」すべきなのは、調査するのは、マスコミの仕事。

そして、政治にフィードバックすべきで、まさに、この調査内容は、
何を語ろうとしているのか、よくわかりません。

  一方、戦時の対応に対しては、国会議員に比べて許容する人の割合が多い結果
  になった。
  対米開戦への評価は、議員アンケートが「無謀な選択だった」との回答が
  67%、「やむを得ない選択だった」が18%だったのに対し、
  世論調査は「無謀」が59%で、「やむなし」が33%。
  対中戦争で侵略的行為が行われたと思うかを問うた質問も「どちらとも言えない」
  が45%で最も多く、
  議員アンケートで68%を占めた「侵略だと思う」との回答は40%にとどまった。

近現代史を学校でちゃんとやっているか、非常に問題はあると思う。
その中で、今の中国。上海だ香港だ、ディズニーランドはある、宇宙ロケットは
飛ばしてしまう。着ている服やら、家電製品は、メイドイン中国で、
決して悪かろうではない。
そんなイメージの中、「侵略」?したっけ、と思っている連中も少なからずいる。

当たり前だが、なんの為に「侵略」したのか、何を求めに行ったのか、
このまさに60年。外敵もなく、しかも海外旅行もつい最近。移民もあまりいない。
そういう「他者」が見えないこの社会で、理解なり知識を持っている人間達が
どれくらいいるんだろうか?

むしろ戦争をしにいくことで、この国に、なんのメリットがあるのか。
石油も水も電気もあらゆることが、なんの不思議もなく手に入るこの国で、
人口が少なくなる、そして不法滞在者が、多くなっているこの国で、
攻め込まれることはあっても、侵略するというイメージが、わかない。

そういう、素人さんによくわかる内容をベースに語らないと、
この手の内容に、いつも、なぜ?と思ってしまう。
リアリティーが見えない。
だから、対米戦争においても、「無謀」「止む終えない」なんてこんな2者選択。
どちらも大きな数字の開き、ないと思う。

まさか、この程度の調査ではなく、もっと、ちゃんとしたものをやってるはず。
ネットではこれしか出ていないんで、消化不良になってしまいます。
戦争を「総括」したり、「思考」するのは、大変な作業です。
だって、ちゃんとした政治、明確な態度の政治というものを、半信半疑で、
世界に向かって意見することを、恐れ多いなんて感じの日本で、
そもそも突出した政治の最終形である「戦争」に、リアルな感想を持てって言うほうが
難しいのかもしれない。

今のありようは、橋本さんの本意か否か

2006年07月02日 | 政治
橋本元首相死去:「悲しみの念を禁じ得ない」…首相が談話

小泉純一郎首相は1日夕、橋本龍太郎元首相の死去を受け東京・南麻布の自宅を
弔問した。
その後、「『変革と創造』の理念の下、中央省庁再編や金融システム安定化など
に尽力した。沖縄問題を含む日米関係の再構築を進め、京都議定書の採択など地
球規模の問題にも卓越したリーダーシップを発揮した。優れた指導者の訃報(ふ
ほう)に接し、悲しみの念を禁じえない」との談話を発表した。

先日、小泉首相の「力の源泉」を作った方だと、書きました。
おまけに「草葉の陰から」などと、お調子ぶって何度か書きましたが、
本当に、驚きました。
ご入院されて、体調を崩されていたのが、昨年のことでしたか。
詳細は存じ上げませんが、本年、中国へ出向き、中国の意向を聞くだけで、
ご機嫌うかがいかと、散々な言われ方をされていましたが、
元気のない「映像」を見るにつけ、色々と大変なんだろうな、と、
思っておりました。

小泉さんの言葉は、実感がこもっているようで、他のマスコミが、
日本歯科医師連盟からの1億円献金隠し事件など、最近の件を多く取り上げる中、
この中央省庁再編など、卓越したリーダーシップと称していたのは、
まさにある意味、彼のいい師匠だったんではないでしょうか。
良し悪しは別にして。

彼が、さらに年を重ねて、中曽根さんとまではいかなくとも、
過去を振り返りつつ、何か書き表わしていただきたいものだと、思っておりましたが
誠に残念です。
結局、彼が築き上げたシステムによって、小泉さんが、強力に持ち込んだのは
アメリカの「内政干渉」による、アメリカのシステムの大群でした。

日米首脳会談 同盟一本やりの危うさ

  日本防衛のための日米安保体制を、イランやイラク、核不拡散などさまざまな
  地域、課題で協力して対応する「世界の中の日米同盟」に変容させていく。

朝日が土曜日の社説で、本来なら2部構成で送るなかで、今回はこれ1本。
全編を通して、小泉さんとブッシュさんの会談から、日米同盟についての
言及の中で、この新聞は、相変わらず、「戦争」に対する、軍事に対する、
テロに対する、そして靖国参拝に対するものばかり。

それが世界の中で、今後、日本がどのような立場におかれるか、
外交上、どうなることか、そういう危惧感で一杯だ。
確かに、そろそろアメリカさんはやっかいな世界の「リーダー」だ。
ただ、あまりにも紋きり調ですすめていくと、肝心の経済、司法、行政、会社法
さらには医療、保険と、多くのシステムをアメリカナイズしてきた
小泉さんの同盟というか「同調」に対して、
もう少し、考慮し解説を加えるべきなんではないだろうか。

あまりにも安易な社説だと考える。

特に、橋本さんがお亡くなりになったこともあり、
本日の社説では、金融など昨今あまりにも問題が多発する現状を、
専門家らしく、橋本さん以降の政治を、是非に、振り返っていただきたいものだ。
それが、今の現状が、彼の本意だったのか、どうか、検証もお願いしたい。
このような、社説を、毎度毎度繰り返すぐらいであればだ。

ちょっと本日は、騒がしい中での書き込みで、集中できず、残念。
なんとなく、ご理解下さい。