まなびの途中

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エネルギー転換が進めば、国際社会が変わる?

2006年07月14日 | 社会的全般
北朝鮮への制裁決議案、難航中。
といっても、イランに対しての核問題も、そろそろ回答期限が近づいており、
アメリカさん的には、まずは、イラン。
考えてみれば、「核」がある以上、どの国も、物を言わすために、
国力を総動員して、結果的に「核」を持ちたがる。
持っている国が、「止めろ」というのも、考えてみれば、不思議な言い方で、
どうやら苦心の元は、そういうことにありそうだ。

ただ、ブッシュさんも、「対話」路線に変更かといわれるほど、柔軟になってきた。
彼の口からは、最近、「外交」という言葉が多発している。
これが「外交」だ。「外交」上、しかたがない。など。
今までは、そうすると、外交ではなかったらしい。

一方で、エネルギー問題。
バイオエタノール車、低速

  海外ではエタノール導入が進む。ブラジルは20%の混合比率を義務化。
  米国でもE10などが義務化される州もあり、E85も販売されている。
  ブッシュ大統領は1月、エタノールなど新燃料の技術開発を進め、25年まで
  に中東からの石油輸入を75%減らす目標を掲げた。

ちょっと以前に、水素を使った、夢のような話が盛り上がったが、
メジャーなどの横槍もあって、前に進まない、そういう感じだった。
しかしながら、あの大躍進中の「中国」。
今のままの成長率で、仮にアメリカ並みの社会になったとすると、
世界中の8割がた、中国にエネルギーを持っていかれるようなことを、
どっかのテレビでやっていた。

現に、中国は、世界から危険な国、非人道的な国と名指しで非難されている国でさえも
エネルギー欲しさに、強引な取引をしているのは事実。
日本も、領海域でのガス田開発で、大きな問題にもなっている。

問題はまさに、エネルギー。
あのイラクにおいても、問題は、フセインが取引通貨をユーロに大変更するとの
情報で、ブッシュさん頑張った話し。
ところが、このエタノール。
これがエネルギーとして分離されるときに、二酸化炭素と水素に変わる。
この水素を使うことで、石油からの離脱を図りたい。

水素は、当たり前だが、かなりの爆発力を持っていて、危険。
ただ燃焼後は、水が廃棄物なんで、まさにクリーン。
車同士の事故は、破壊的になるだろうし、テロなんて、プラスチック爆弾なんて
いらないし、そんな危険性があるものの、エタノールは、確かに何かを変える。

この技術革命は、久々に、エネルギー転換を社会に求め、
今までの社会の「枠組み」が、変わる契機になるかもしれない。
そして、アメリカの立ち位置も。