「親と同居」20代後半男性の64%
1世帯当たりの規模が2.8人と過去最低になったが、男女ともに親と同居する
「パラサイトシングル」が増加していることが国立社会保障・人口問題研究所が
04年に実施した世帯動態調査でわかった。
調査は5年に1回行われ、今回は全国の1万711世帯から回答を得た。
親と同居している子どもの割合は増え続け、25~29歳では男性が前回よりも
5.7ポイント増の64.0%、女性が4.8ポイント増の56.1%が親と同
居する。30~34歳でも男性の45.4%、女性の33.1%が親と同居して
おり、その多くが独身で親から家事や住居面での支援を受ける「パラサイトシン
グル」と見られる。
かなり詳しく分析された調査で、簡単にご紹介することができません。
ただ、属性として、「住居」。
持ち家の割合なんですが、1戸建てに住む世帯が、約68%。
そして共同住宅。多分マンションとかそういうものでしょう。
これが、8%。合計で76%もの世帯が、持ち家です。
勝手ながら、自分的に、こっちの数字のほうが衝撃的でした。
というのは、生まれてからこの方、持ち家に住んだことがありません。
借家オンリーです。もちろん、親の職業柄、会社の宿舎に住んでいたこともあって、
恩恵はあったように思えますが。
また一方で、親が高齢になると、同居率はまたアップいたします。
85歳以上では71%という数字になってまいります。
もちろん継続同居というわけでなく、当然、子供は途中で別居いたしますが、
特に息子の、再同居が高い、という数値が読み取れます。
さて、前回調査してから5年経っているそうですが、新しく「世帯主」になった
割合は、前回が14%に対して、今回は12%程度と、明らかに減少。
さらに兄弟数も、調査ごとに減少。
それでも調査対象家族では、3人兄弟が平均値です。
もちろん、未婚率も上がっておりますので、子をもうける家庭ですら、
兄弟の人数が減っているわけで、「少子化」は、この調査からも、危険な状態が
見て取れます。
ただ、少々怖いのは、新しい世帯主。
ここまで踏み込んで分析をかけておりますが、その属性は、
当然、「独立による若年層男子」が筆頭ですが、親の死別による、「高齢女子」。
しかも独身で介護を続け、多分、結果的に世帯主になった、そういう女子が
増加しているという数字がでております。
これは、なんだか世知辛いです。
また、「35歳未満世帯主の配偶関係とパートナーの続柄」も調査をかけて
おります。つまり、ここでわかる数字は、「同棲」の動向です。
5年前よりは増加傾向だが、数字的には、まだ「稀」な数値だということ。
多分、少子化対策に一環として、婚外出産ですか、特に西欧北欧のいわゆる
英語圏で多い、未婚の出産。
これをテーマにした、育児システムという論調が、最近言われております。
案外、国は、色々な調査をやっているものだと、一応、感心しました。
なんにしても、この国の最小生活単位は、言ってみれば、「世帯」です。
今現在、この動向が、どうなっているか、まさに一番、調査しなければならない。
特に、保険、年金などは、世帯ごとにかかってまいります。
(社会保険、企業年金は違いますよ)
世帯が縮小ということになれば、その自治体ですら、地域のデザインの再検討を
余儀なくされます。
高齢者の単身世帯主の数字も、年々増加しております。
テーマを少子化から見れば、独立しない若年層と未婚率の関連を考えたくも
なりますし、働かない子供達から見れば、親との同居こそが、抑制要因だという
関連付けもでてくるでしょう。
一つのデータですが、これから社会学者に、どのように切り貼りされるか、
楽しみです。
1世帯当たりの規模が2.8人と過去最低になったが、男女ともに親と同居する
「パラサイトシングル」が増加していることが国立社会保障・人口問題研究所が
04年に実施した世帯動態調査でわかった。
調査は5年に1回行われ、今回は全国の1万711世帯から回答を得た。
親と同居している子どもの割合は増え続け、25~29歳では男性が前回よりも
5.7ポイント増の64.0%、女性が4.8ポイント増の56.1%が親と同
居する。30~34歳でも男性の45.4%、女性の33.1%が親と同居して
おり、その多くが独身で親から家事や住居面での支援を受ける「パラサイトシン
グル」と見られる。
かなり詳しく分析された調査で、簡単にご紹介することができません。
ただ、属性として、「住居」。
持ち家の割合なんですが、1戸建てに住む世帯が、約68%。
そして共同住宅。多分マンションとかそういうものでしょう。
これが、8%。合計で76%もの世帯が、持ち家です。
勝手ながら、自分的に、こっちの数字のほうが衝撃的でした。
というのは、生まれてからこの方、持ち家に住んだことがありません。
借家オンリーです。もちろん、親の職業柄、会社の宿舎に住んでいたこともあって、
恩恵はあったように思えますが。
また一方で、親が高齢になると、同居率はまたアップいたします。
85歳以上では71%という数字になってまいります。
もちろん継続同居というわけでなく、当然、子供は途中で別居いたしますが、
特に息子の、再同居が高い、という数値が読み取れます。
さて、前回調査してから5年経っているそうですが、新しく「世帯主」になった
割合は、前回が14%に対して、今回は12%程度と、明らかに減少。
さらに兄弟数も、調査ごとに減少。
それでも調査対象家族では、3人兄弟が平均値です。
もちろん、未婚率も上がっておりますので、子をもうける家庭ですら、
兄弟の人数が減っているわけで、「少子化」は、この調査からも、危険な状態が
見て取れます。
ただ、少々怖いのは、新しい世帯主。
ここまで踏み込んで分析をかけておりますが、その属性は、
当然、「独立による若年層男子」が筆頭ですが、親の死別による、「高齢女子」。
しかも独身で介護を続け、多分、結果的に世帯主になった、そういう女子が
増加しているという数字がでております。
これは、なんだか世知辛いです。
また、「35歳未満世帯主の配偶関係とパートナーの続柄」も調査をかけて
おります。つまり、ここでわかる数字は、「同棲」の動向です。
5年前よりは増加傾向だが、数字的には、まだ「稀」な数値だということ。
多分、少子化対策に一環として、婚外出産ですか、特に西欧北欧のいわゆる
英語圏で多い、未婚の出産。
これをテーマにした、育児システムという論調が、最近言われております。
案外、国は、色々な調査をやっているものだと、一応、感心しました。
なんにしても、この国の最小生活単位は、言ってみれば、「世帯」です。
今現在、この動向が、どうなっているか、まさに一番、調査しなければならない。
特に、保険、年金などは、世帯ごとにかかってまいります。
(社会保険、企業年金は違いますよ)
世帯が縮小ということになれば、その自治体ですら、地域のデザインの再検討を
余儀なくされます。
高齢者の単身世帯主の数字も、年々増加しております。
テーマを少子化から見れば、独立しない若年層と未婚率の関連を考えたくも
なりますし、働かない子供達から見れば、親との同居こそが、抑制要因だという
関連付けもでてくるでしょう。
一つのデータですが、これから社会学者に、どのように切り貼りされるか、
楽しみです。