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まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

古くなってしまった「調査」について。

2007年07月20日 | 社会的全般
ロンドンハーツまた1位、子に見せたくない番組・PTA調査

  日本PTA全国協議会が昨年実施したアンケートで、保護者の19・7%が子ど
  もに見せたくない番組があると答え、女性タレントが言い争うコーナー「格付
  けしあう女たち」が人気のバラエティー「ロンドンハーツ」が3年連続、見せ
  たくない番組の1位になったことが17日、分かった。

  「ロンドンハーツ」は親の12.6%が見せたくない番組に挙げた。続いて、素
  人参加のトーク番組「キスだけじゃイヤッ!」8.3%、バラエティーの「め
  ちゃ×2イケてるッ!」8.1%。「ばかばかしい」「いじめや偏見を助長す
  る」という理由が多かった。

もう、自分に似合わないテーマなんですが、しかも古い。
実は朝日新聞の朝刊。「もっと知りたい!」というコーナーがありまして、
ちょっと挑戦的な記事だったんで、気になってしまいました。

  そもそも、「見せたくない番組」はどうやって選ばれるのか。今回の調査は
  昨年11月、全国の小額5年生と中学2年生書く2400人と、その保護者
  4800人に、テレビやゲーム、携帯電話、インターネットの利用状況など
  について記入式のアンケートで聞いた。

  回答した保護者3677人のうち1069人が「見せたくない番組がある」
  と答えた。そこで「ロンドンハーツ」をあげる人が4年連続で1番多かった。
  というのだが、その実数は168人。
  回答者全体の4.6%に過ぎない。

驚きの数字でした。
この少数のサンプルをもって、4年連続と「報道」されてしまったんでは、
世に言う「視聴率」よりも「性質が悪い」調査になっている。

それよりも、すでに、テレビ番組自体、家庭では、もはや圧倒的に
家庭内コミュニケーションツールとしての「地位」が下落してしまった。
この事実のほうが、実は衝撃的な事実ではなかろうか?

見たい番組があるのか、見せたくない番組があるのか。
そもそも、会話として成立していなさそうな実態。
さらに、この調査が開始された78年といえば、もう30年前。
ドリフターズの番組が、連続して1位に「輝いていた」時代。

その当時、番組を見ていた連中は、当たり前だが、40歳前後。
中学生やら小学生の子供を持つ、いや高校生の子供すら持つ親達だ。
ロンドンブーツ程度で「驚く保護者」なんであろうか?

もはや社会的な影響も、問いかけもできていないようなこの調査。
準公的機関の哀れさを感じざるを得ない。
もっと、別の切り口で発表したらいいのにとすら思う。
さらに、どうでもいいんだが、
この内容を、報道したがるマスコミがいるというのも、
これまた困ったものである。


霞ヶ関の公務員に関する記事を集めました。

2007年07月19日 | 社会的全般
安易な切り貼りで申し訳ございません。

中央省庁:公務員1/4が非常勤 1万人超「日雇い」契約

  東京・霞が関の中央省庁で非常勤の公務員として働く人が1万3143人いる
  ことが、国家公務員一般労働組合(山瀬徳行委員長)の調査で分かった。非常
  勤公務員は形式上1日ずつ雇用契約を更新する「日々雇い」と呼ばれ、雇用の
  不安定さが問題視されている。中央省庁の公務員数は約4万人で、4人に1人
  は非常勤が占めることになる。
  
  中には雇用期間が6カ月を超えると与えられる有給休暇を与えないために、6
  カ月直前にいったん解雇してまた雇う脱法行為をしている官庁もあった。同労
  組は「同一労働同一賃金の原則に立ち、日雇い扱いをやめ、諸手当や休暇を与
  えるべきだ」と訴えている。

あっつはははは。
企業を監督している行政が、これをやっちゃ、民間になにも言えませんわねぇ。
これって、まさに、今問題になっている「請負」の常套手段。
もちろん、派遣でも問題になっている。
国が本腰を入れなかったのは、自分たちが「やっているから」
だったんですね。

霞が関国家公務員:不払い残業代は132億円 実態調査

  東京・霞が関の公務員の1割は過労死ラインで働き、不払い残業代は132億
  円--。「霞が関国家公務員労働組合共闘会議」は、中央官庁で働く一般職員
  (約4万5000人)の残業実態を調査し、18日こんな結果を発表した。

  調査には加盟22省庁の労組のうち12労組が参加し、4405人が回答し
  た。平均残業時間は月39.1時間(前年比0.2時間増)で、超過勤務手当
  の予算は月30時間とされることから、約132億円が不払い残業代となって
  いると試算した。

いやぁ、何がどうなっているのかわかりませんが、
お金が無いの?
予算不足だから、残業代は出せないし、おまけに「日々雇い」が
常態化してしまっているというのでしょうか?

民間の企業には、「店長」といえども、労働者だから、
残業代は払ってやれ、という指示が出ますが、
公務員。特に霞ヶ関の公務員は、凄いというか偉い。

昔から、その勤務時間の「過酷」さは指摘されていました。
そこいらの役所勤めの公務員の「お気楽さ」に比べれば、
こうこうと深夜を通して明りのついている「窓」。
一目瞭然です。

公益法人白書:「国と密接」113法人中66法人、役員報酬1200万円超

  菅義偉総務相は17日の閣議に07年度の公益法人白書を提出した。国から3
  分の2以上の国庫補助金を受けるなど国と密接にかかわる113の公益法人の
  うち、半数を超す66法人で常勤役員の年間報酬額が1200万円以上200
  0万円未満と厚遇を受けていることが分かった。113法人のうち、報酬額が
  ゼロは18法人、400万円未満は1、400万円以上800万円未満は11
  法人。800万円以上1200万円未満は17法人。公益法人の給与水準の点検
  と見直しを求めた「骨太の方針2006」を受けて初めて盛り込まれた。

  一方、所管する官庁から天下りした理事は、昨年10月現在で3049法人8
  054人、都道府県が所管する法人は4682法人で1万2337人に上っ
  た。これらの天下り理事が全理事の3分の1以上を占めたのは、国所管で33
  9法人、都道府県所管で524法人。国所管の法人数は総務省の指導に基づ
  き、今月1日までに166法人に減少した。

おおそうか、残業代も厭わずに、国家の為に働く霞ヶ関の方々の
モチベーションというか、インセンティブ。
やっぱり、これか!天下りか。

といわれてしまったら、本当に頑張ってやっている方々。
いい迷惑なんだろうな。
霞ヶ関に優秀な人材が集まらないというのは、
優秀な政治家が少ないということもあろうかと思うし、
だって、ロクな立法もしないで、
既得権益ばかり「目ざとく」て、
いざという時には、公務員の癖に、と庇ってもくれないし、

風呂敷だけ広げるだけ広げといて、上手くいかなかったら
「お前らが無能なせいだ」といいまくるし、
野党は野党で、行き当たりばったりの「調査権」をつかって、
愚にもつかない資料作成を依頼しまくるし。

おまけに「待遇」も悪いし。
これじゃ、官僚を離れて、ファンドを作ったり、政治家になったほうが、
良いに決まっているよね!
天下りがなくなるのであれば。
なんてね。


「大会」で行われる演劇。あれってどうなのよ。

2007年07月11日 | 社会的全般
この間、報道ステーションかな、岡山県の参院選。
これを特集していた。
方や与党はお馴染みの片山虎之助。
民主党は姫井由美子。

この県。なんだか色々と事情があって、例の郵政造反として
結局最後まで復党できなかった、平沼赳夫氏の地元。
もちろん、片山さん、本来であれば、参院選の協力を頼みたいところだが、
方や切られたほうとして、素直に行かないところらしい。

とはいえ、この民主党の候補。
選挙前の活動と言うことで、色々とご熱心な活動をされているようだが、
この番組で取り上げられたシーン。
「演劇」だ。
虎みたいな怪獣を、剣道の有段者らしい姫井さんが切り倒す。
そこだけ見ると、本当に、「さぶいぼ」がでてしまう映像。

ええ、個人的に、こういう「演出」大嫌いなんです。

ネット上で、日教組の集会が大分県であったとか。
その大会でも、同じように、「演劇」が行われている。
しかも子供まで駆り出して、歌を合唱させ、
大の大人が、色々な振り付けと、大仰なセリフを喋って
当然ながら、テーマの一つは君が代反対国旗掲揚反対。
戦争は嫌だを、子供にまで、作文みたいのを読ませている。

別に、その大会でやられる内容はどうでもいいんだけど、
この「演劇」を使って、何かを表現する、この手法。
自治労とか労働組合とか日教組とか、
本当に、この方々、大好きだよね。伝統なのかしら。

そういえば、北朝鮮とか、あの創価学会も含めて、
例のマスゲームとか言われている組み体操。
ああいう演出、好きだよね。
しかも独特の雰囲気があって、やらされているというより、
心から「やっている」感があって、
あれが、なんとも馴染めない。

この一連の演出。
普遍的に、有効な演出だと、思っているんだろうか?
今の時代に。
中学校などで体育の時間に行われていた、準備体操と集団ランニング。
これ、軍隊形式だとして、批判なり取り止めなどを訴えていた日教組。
これに対抗するものとして、この演出は、違和感無いのだろうか?

で、全員でのシュプレーコール。
いやもう、個人的には、これ、伝統芸能としか思えないんだが、
これって、普通の会社人として、
馴染みのある「常識」なのかしら。
結果的にアウトローに位置し続けた自分としては、
こういう映像を見るたびに、こういう方々を「母体」にしている
民主党って、どうなのよ、と思ってしまうのでした。

だって、社保庁のこと、あーだこーだ言ってるけど、
結果的にぐーたらさせてしまった「労組」。
民主党は、非難できないっすよ。
支持者だもん。


アテが外れた大阪府。古いニュースですが。

2007年07月04日 | 社会的全般
これほど赤裸々な「事実」を見させていただけるのも、
さすが大阪、そう思わざるを得ない。

アテが外れた大阪府…放置車激減で違反金も減

  駐車取り締まりの新制度に伴って昨年6月に新設されたものの、収入が伸び悩
  んでいた「放置違反金」の昨年度分が、大阪府の当初予想の3分の2の28億
  4150万円にとどまったことが9日、分かった。警察署に出頭して反則金を
  納めず、後に放置違反金を支払うケースが7割と見込んだ警察庁の予想は当た
  ったが、肝心の放置駐車台数が予想以上に激減。当てが外れた格好の府は、補
  正予算で収入を減額せざるを得なくなった。

古いニュースで申し訳ないんだが、
警察の取り締まり。いくつかあるが、最近、特に目に付くのが、
大田区、お台場につながる「海底トンネル」?
ここがすごい。
もうパトカーやら、白バイ。通り抜ける時間にして20分くらいだろうか、
もう、うじゃうじゃ。

とにかく、信号があまりなく、もちろん、人なんて住んでいるような環境では
ないこともあってか、真っ直ぐな道。
飛ばしたくなるよね。
もう、往復するだけで、必ず「覆面」に1台は「ゲット」されている。

こういうの見ると、鉄板で「ノルマ」があるんだろうとか、
いやー、こういう「現金収入」が得られる「仕事」って、
本当に、「楽」だよなぁ、なんて、戯言を言ってみたくもあるんですが、
もちろん、こういう「取り締まり」あってこその、
平和な環境が「守られる」。

でもね、儲かってるんだろうな、と邪な考えをしていたら、
大阪市、はっきりと、当てにしていました。
「儲けそこなった」と、大胆な発言。
凄いよな。

あまり多く、訪れる機会がないんですが、
それでも行くと、とにかく、駐車場が少ない。
あっても、繁華街だと、破壊的な料金。
そういうインフラやら、法的にルールを整備するとか、
新たな方策を考えるのではなく、

彼らは、そういう「町づくり」を省みることなく、
「鉄火場」として、嬉々と取り締まっている感じ。

  反則金は駐車した運転者が出頭して支払わねばならないが、新制度では“逃げ
  得”を許さないため、車の所有者に「放置違反金」(1万5000円)を科す
  ようになった。反則金は国庫に入るが、放置違反金は都道府県の収入源となる。

  府警や府は「放置駐車が継続的に減っているならいいが、新制度の導入当初に
  一時的に減ったにすぎない。駐車監視員の活動が軌道に乗ってきた昨年末以降
  は摘発件数が増えている」と指摘。府は今年度の違反金収入についても、昨年
  度を上回る45億5520万円と“強気”の当初予算を組んでいる。

そっちかなぁ、説明をしなくてはいけないことは。
減ったことを喜ぶよりも、とり損なった、と嘆いている自治体も
本当に珍しい。


国と住人との関係の変容について 長い、長すぎる文章が。

2007年06月25日 | 社会的全般
昨今、色々なケースで「公務員」が叩かれている。
今は下野したどこぞの元知事は、パブリックサーバントと名づけたものだが、
多分、本来の意味では、
我々が、不可能ではないが、出来かねることを「委託」している。
そのために存在していると考えているのだが。

もちろん、住民サービスであるとか、奉仕者という考えもあるだろうが、
例えば、警察に関しても、
当たり前だが、利害当事者がそのまま争えば、
多分、不毛な連鎖を生むであろうし、
周辺に存在する住人にとって、迷惑極まりない事態にもなる。

よって、そういう機関をつくって、業務を「委託」するのは
自然な成り行きではあるまいか。
人数が増え、さらに、外部からの人間の流入が増えてくれば、
当然、ルールを厳然と明確化しなければ、
最低限の公平感を維持できないわけだし、

商売一つをとっても、そこに住まう人間を対象にすることによってしか
成立できないわけだから、
その地域なり、エリアを相互に育てていくという「考え」は
普通、生じてくるものであろう。

本来であるなら、地域の自治。
こういうものが、昔、各地域において独自に存在していたが、
次第に、それが、「国」というものに置き換わると同時に、
自治、は、行政という公共の業務に置換されていく。

一方で、企業も、本来であるならば、地域と「共生」すべきなんだが、
もはや、ショッピングモールなど、
地域崩壊を招いている。
再生するんであれば、それなりに「意義」を感じるのだが、
そんな気を感じることは無い。

例えば、年金に関しても、本来、企業において取り入れられたシステム。
この国でいえば、戦争時に、ある意味、うまく利用したという事実があるが、
有能な労働者を、いかにつなぎ止めておくか、
多くの優秀な労働者を採用できるか、
そういう主旨から、忠誠心を最後まで、モチベーションが下がらないようにと
取り入れられたという経緯がある。

もちろん、今では、北欧でみられるように、福祉国家ということで、
世界的に有名な、国が主体になっておこなっている国もある。
ただ、ノルゥエーは、その総人口と、日本の国家公務員、地方公務員の
総数が同じというのも、なんだが規模が違いすぎて、
どう、参考にしたらいいのか判断がつかないが。

よって、本当であれば、企業年金。
そして、自営者は、その年金を、国に委託。
さらに公務員は、それが無いので、独自に共済年金に、
そんな経緯が多分、あった。

ところが、企業側は、年金業務が、破綻。
国に「返上」することになる。
それも続々と。

もちろん、この国では、当初より、国が年金を継続していた。
遺族年金やら恩給という形も含めて。
国を再興するために、この国を強くする必然もあって、
維持するために、必要なシステムとして、
戦後、大雑把ながら、また、なし崩し的に継続がされてきた。

もともと、公務員は、案外、民間に比べて「薄給」であったのも事実。
その「黒子」な業務においては、
確かに目立たず、最低限の「保証」の中で、
その「奉仕活動」を担保するために、老後の保障として、
年金が一つの「忠誠心」を維持する道具であったのも事実。
勲章の授与も、ある意味、同じような道具であった。

解雇もされない、その代わりにストライキがない。
年金を含めて、一生涯保証される、その代わりに思想信条の公平さを
求められ、集会やら政治活動が制限される。

そういう意味で、国民から、「委託」される業務を、
最低限とはいえ、給与を保証されながら、主張も無く誠実に業務を行う。
そういう全般の「理解」が、古くはあったように思う。
その為、公務員に対しての住民の理解も、尊重も、
今とは異なって、あった、ような気がする。

ところが、最近は、委託されるべき業務に、民間が名乗りをあげてきた。
さらに、国も、それを容認する発言、そして政策が立法化されてきた。

いわゆる、自治体とか政府という「仕事」の解体であり、見直し。
加速されてきた。

本来、住人は、当たり前だが、国という「枠組み」を通常意識しない。
実は、年金というものは、
国を成立させるために、国に忠誠をもたせるために、
言い方は変だが、必然の「道具」であった。

一方で、住人が国に委託している業務を、民間に任せることを「良し」
とする考え。
こうなってくると、次第に、国への「帰属意識」が薄れてくる。

本当は、国の為政者達は、年金というもの、いわゆる公務員にのみ、
考えていたのは事実。
さらに言うと、国に、帰属し、国に尽くし(とは言っても、戦前のそれではないよ)
正しく働き、納め、守る。
こういう国民を、国民と呼んで、大事にしてきたのも事実。

そういう受託と委託してきた、国と住人との関係が、
本来の年金にまつわる、ベーシックな考え方で、
もともとは、何かをしてくれるという、困った時の「保護者」では、
毛頭無かった。

ところが、変質した。
思いっきり変質した。
国と住民との関係が。

これが、現在、相互不信にまで上り詰めることになった、
ある意味、現在、我々がそして公務員までもが、
権利を大前提に主張する世の中なんである。

大丈夫かなぁ、こんなこと書いちゃって......。
上手くまとまってないよねぇ......。


ひょっとすると管理社会を望んでいるのかしら?

2007年06月16日 | 社会的全般
リンクにもご登場いただいている、なるもにあさんの
DREAM/ING111。
まとめて、自分が書いた記事をご紹介いただきまして、
もう、とりあえずですが、長々とやってきて、
滅多にあることではないので、恐縮しながら、喜んでおります。
嬉しかったです。ありがとうです。

正直、内容によっては、デリカシーにかけることを書いたりしたり、
山田教授の本を「格差社会」なのに、下流社会と書いてしまったり、
専門家の皆様から見ると、どうなってんじゃ、とお叱りを受けてしまいそうなんですが
さらに、襟を正して、事実誤認をしてしまわないよう、
気をつけてまいりたいと思っております。
そして、ごめんなさい。(今のうちから、何かの為に謝罪しておきます。えへっ)

デリカシーに欠けるといえば、この間、トラックが止まっておりまして、
産業廃棄物の会社所有のトラック。
商業地域では、自治体の「清掃車」は、ほとんど「民間委託」で、
燃えるゴミも燃えないゴミも、全部、民間の会社が請け負っています。
ご存知でした?

港区の赤坂で、区役所にゴミの出す日を聞こうとしたら、
「やっていません」。
わが耳を疑いました。
結局ですが、ビルの管理会社が、独自に契約している「会社」、
毎日、回収するということになっていました。
便利と言うか、高いのは高いけど、そんなでもないし。
そんな感じです。
でも、渋谷は、自治体、頑張っているようです。

ああ、話題が逸れました。
その産廃業者の名前が「グラウンドゼロ」。
すげぇ。
よく、つけたよね。
まるで、「株式会社原発ドーム」とか、ひょっとすると「有限会社エルサレム」?
とか危険を承知で申し上げると「合資会社アウシュビッツ」とか、
何か、当事者の国から見ると、何かを「逆撫で」するような
会社名でした。

そういえば、先ほどのテレビで、携帯電話を中心とした
「ネットいじめ」。
この話題を追っていましたが、なんか、プロフという呼称で、
全部の個人情報を「提示」する形での、変形SNS?みたいなものが爆発。
いやいや、中高生は、どこまで、お気楽なんだろうと見ていました。

自宅の住所、ぎりぎりの線まで、開示、しかも実名、写真入。
これで事件が起こったら、どこの「監督官庁」に、親はねじ込むんでしょうか?
こういう「事件の顛末」が、ストーリーとして、
紹介されているもんだから、
例えば、2ちゃんだとか、例の、個人の音楽ファイルのコピーだとか、
国がナーバスになって、締め付けてくるのも、よくわかります。

結局、消費者が、消費者同士で、食い合ってしまっている。
不思議と、こういう現象が、色々な場面で出現しているようです。
規制緩和、自由権、小さな政府、などなど、
国に「尻拭い」やら「責任の所在」をもっていくと、
それは、意外や意外、規制強化、自由の制限、大きな政府につながります。

この何年かで、国が制定した「法律」。
数百ですって。
もちろん「改正」も含めてなんですが、
多すぎねぇ?
というより、何いじっているか、誰も知らないんじゃないの?

マスコミも、結局は、市民が望む報道を、なんていっている間に、
どんどん、目指すべき方向とは、真逆の社会へとリードしている。

そういえば、こんにゃくゼリーで被害にあったご遺族の方。
伊勢原市と会社に、7500万円の損害賠償請求。
確かに慎重に扱わないといけない内容なんですが、
こんにゃく。
これ、その昔は、ダイエット食品だった気がするんですが。

もう、スーパーとか、コンビニも、陳列棚を、大人用とか、
「18歳未満立ち入り禁止」とか「60歳以上飲食禁止」とか、
あげくは、映画みたいに、映倫みたいな「食倫」がでてきて、
「この商品は身分証明書の提示が義務付けられております」
みたいな話にもなりかねない。

事件は事件だし、それに遭われた当事者の方々にはお気持ちを考えると
何も言うことが出来ないが、
最近は、事故も事件も、紙一重。
我々自身が、どう関わり、対処していくか、
その方向性如何では、「大好きな」自由が、思いっきり制限される
管理社会が、ITも高度化されてきているし、
進んでしまうと、思うんだが。


北欧を評価する声があるけれど。

2007年06月14日 | 社会的全般
関東が入梅しました。
日々の天気予報。高知県の雨情報が、毎日気になって仕方がありません。
ダムの状態は、どうなんだろうかと。
テレビでみた、干上がったダムの様子が、
未だに、映像として残っています。

今読んでいる本。
また、変なところだけを取り出してと、怒られるかもしれないが、
頭のいい方の「視点」というのは、
本当に、勉強になります。

というのは、簡単に記しますが、
よく北欧、特にフィンランドの社会福祉に関して、あそこはどうだ、なんて話を、
よく識者とか、野党の方々が持ち出しますが、
あそこの人口、500万人。
ええ、日本で言ったら、東京の「目黒区」と同じ規模。

スウェーデンで、900万人。
神奈川県の人口と、同じだ。
大阪府よりは、少ない。

なるほど、そりゃ、社会的な合意を取り付けて、
税金を高くしても、社会福祉にのめりこんでいけるよ。
もう、目的をもった、地方自治体レベル。

これを、日本の1億何千万人の規模に当てはめること事態、
本当に、「無理」があります。
そういう、知っているようで、実は、何を根拠として、解説されるか、
これを知らないと、普通に、そのマジックにはまってしまう。

ちょっと、わずかな内容ですが、
こういった視点は、ヒートしてしまいがちな、自分の頭を
少しだけ、大人にしてくれます。

社会保険庁の労働環境と、介護サービスの労働環境の格差

2007年06月12日 | 社会的全般
しつこい話題で申し訳ないんだが、
コムスン外部売却へ、会長が意向…ワタミとニチイ学館浮上

  コムスンの譲渡先を巡っては、居酒屋チェーンのワタミが11日、有料老人ホ
  ーム事業の取得に前向きな姿勢を示した。ワタミは2004年に介護事業の子
  会社を設立し、首都圏を中心に27か所で有料老人ホームを運営しており、事
  業のノウハウがある。ただ、被介護者の自宅などにヘルパーを派遣する訪問介
  護事業の取得には消極的と見られる。

  また、介護事業最大手のニチイ学館も、「コムスン利用者の移管がスムーズに
  いかない地域で協力したい」(広報室)としており、地域事情に応じてコムス
  ンの事業を受け入れる考えを示している。

24時間サービスをまがりなりにもやっているのは、大手ではコムスンだけ。
夜間訪問介護など、コストがかかりすぎて、ほとんどが見向きもしない。
特に、この4月から法の改正があって、
例の「自立支援法」とかいうやつ。
家庭を単位とした、地域で面倒を見ろという、あれだ。

病院でのリハビリも、入院も、短期で「追い出される」。
よって、家庭での負担も信じられないくらい増える。
介護サービスが、それを「補完」できるくらい、
ユーザーにとって、便利なものであれば別だが、
どんどん、締め付けが厳しくなってきた。

障害のランクは、当然、自治体の窓口で「決定」されるわけで、
その介護サービスの内容も、それに準じたもので、
サービサーは従わなくてはならない。
この「認定」ですら、結構、問題になっている。

テレビなどで、サービスが劣化した、なんてユーザーの声を取り上げていたが、
もちろん、サービサーの問題もあろうが、
いやいや、国が、勝手に、劣化させたのである。
もう少し、マスコミは勉強した方がよい。

今まで、できたことも、頼まれれば、やってあげたことも、
どんどん、できなくなっている。
それを越えて、例えば、入浴を、親切で手伝ってしまったとしよう、
介護認定レベルに合わなければ、「不正請求」の1歩となる。

質をあげようとか、ニーズに合わせようとか、
現場レベルの「葛藤」なんて、てんで見合わない。
できない、やれない、応えられない、のオンパレード。
これでは介護サービスをしようと思う企業がでてこないのは当たり前。

ワタミがテレビのインタビューに答えていた。
社長が「老人ホームは、損益分岐点を越えると、あとは全て儲けになるんです」
「我々は、入居率が90%。コムスンは60%台と聞きます」
なんて根拠で、コムスンの老人ホームだけを譲渡したいと。

この利得を前面に出した発言は、どうやら、今回は不問に付されているようだが、
ニチイ学館にしても、
24時間介護は、やっていない。
もちろん、この会社も、数年前に「不正請求」で監査を受け、
4000万円の返還をした「実績」がある。

ニチイの社長ですら、利潤を追求する、普通の企業の有り様では、
この仕事は務まらない、全く別物として考えなければやっていけない。
そういう発言をしていた。

多分、こうしたいくつもの情報をベースに、
最近のマスコミの「魔女裁判」、沈静化してきたように思うが、
正直言って、この「事業体」を解体してしまったら、
本当に、どうなってしまうのか。
「医療崩壊装置」として、以前、毎日新聞のことを引用させていただいたが、
このままでは、確実に、
「介護崩壊」を招きかねない。

社会保険庁の、内部資料が出てきて笑ったが、
労働組合が、労働条件として保険庁と取り交わした「覚書」。
パソコンの入力、5000タイプですって。
A4サイズで1枚半。
これが、1日の「限界」。
45分やったら、15分の完全休憩を入れろとか、
1日の限度が、トータル200分だとか、
本当に、いいご身分だ。

この自治労というか、労働組合を母体にしているのが、民主党。
国の労働者の「労働環境」を、現実離れしたまま放って置いて、
民に、過酷な「サービス」を、まさに押し付けている。

この問題は、まさに我々の問題なんである。
今まで、どうにか触れないで済ましてきた「付け」が、
一気に吹き出てきたというしかない。
誰もが「育てよう」という意識ももたず、
「押し付けよう」とするのであれば、

まだ国にまかせるよりはいいのか、国の方がいいのか、
金がかかっても負担できるのか、
民間の多少の瑕疵には目をつぶって、「対処療法」で済ますのか、
どうするのか、
もっと、冷静に生産的に、今回の「コムスン事件」は考えた方がよい。


求人誌に見る、国の大盤振る舞い

2007年06月10日 | 社会的全般
久々に、朝の番組で沢田知可子さんの「会いたい」を聞いた。
これ、だめなんでございます。
こんなヘビーな体験もないのにもかかわらず、まじ聴きすると、
涙腺が緩みます。

個人的に、考えてみれば、今でもこの歌が流れると、
何も手につかないベストスリーは、
3位が、加藤登紀子さんの「時には昔の話を」
2位が、2位が、メロディーは覚えているんだが、
いつものことで、思い出せない。

もう、最近は、珍しいことでもなんでもない。
思い出せないのだ。
全く。
というわけで、安室奈美江のNEVER ENDをあげておこう。

そして、1位は、先にあげた、「会いたい」。
なんだかなぁ、いいのかどうか、本人的に、納得がいかないが、
どうも、物忘れが酷くて、
何がいいかを問われて、最近は、本当に即答できなくなってきた。

今日の「求人チラシ」。
相変わらず、求人会社の「バブル」続行中。
もう、日曜日は、新聞より、ページ数が多いんじゃないか?
想像がつくであろうか?

先日、地方、この言い方も語弊があるかもしれないが、
まるで就職できる会社がない、というコメントをいただき、
一方的に書きすぎる自分を反省したもんだが、
東京は、いったい、どうなっているの?というくらい、
資格年齢も上昇中。
60歳までOKの会社が増殖している。

中京地方、多分、名古屋辺りのことを言っているんだろうが、
東京よりも、「異常事態」だという話を聞いた。
どんな感じになっているんだろうか?

そういえば、今日の求人で、
「年金ダイヤル」の受付。
大募集していた。
これが、堂々と、社会保険庁だと思うが、ここが「依頼」している。
ええ、人材派遣だ。

短期的な「採用」であるためだろうか。
派遣に頼る、そういう感じ。
で、時給が1100円以上。1300円にも届く。
年金相談から始まる、電話の受付。
もちろん「研修中」は時給が下がるが、大募集。

ところがその上で、「介護」の募集もいくつか出ている。
これが哀しいことに、1000円なんて、とてもいかない。
900円とか950円とか、
想像しうるに、内容はハードなはず。
いわゆる肉体系の仕事なのに、今時、1000円を出せない。

その下に、1000円を軽く越える、年金ダイヤルの募集が、
その介護の募集の4倍くらいの「大きさ」で、広告がうたれている。
資金量も、内容も、「どんだけ違うんだ!」というくらい。

高待遇も、多分、市民からの「苦情」処理も考えに入れてのことだろう。
自治体の職員に、「手当て」ということで、
あまたの種類が、前に、色々と問題にされたが、
例の「危険手当」とか、「OO処理手当て」とか、
そういう、普通、当たり前だろうが、という内容も、
「人が、みるから嫌に思えるものは、全て手当てで処理しましょう」
という姿勢が、この時給に反映されているのかもしれない。

にもかかわらず、介護関係の時給は、正直、「競争力」が無いくらい、安い。
多分、勝手に思っていることなんだが、
こういう介護。
民間に「任せて」、一番、得をしているのは、
多分、行政、国だと思わざるを得ない。

年金ダイヤルに1300円近く。
業者には、普通に、1700円とか1800円払っているはず。
もしかすると、2000円の請求があるかもしれない。
この経費と、介護の経費を考えると、
やっぱり、国の仕事は、随分、大盤振る舞いだなと、
そう思ってしまう。

やっぱり折口さん、明らかに、介護ビジネス。
見込み違いだったと思うよ。
こんな自分が申し上げることではないけど。
実際、どんどん、法の改正やらで、「旨み」がなくなったし。
「崇高」な理念だけで、今の日本は、事業を「上場」なんてできやしない。

コムスンを叩き切ったということは、
国としては、介護ビジネスの裾野が広がったと判断したのであろうか?
あれがなかったら、介護に関して、
早期に、何らかの問題提起が、色々と起こっていたはずだと、
思うんだが。違うのかなぁ?


コムスンだけを叩いても、何も変わらない。

2007年06月09日 | 社会的全般
最近、テレビコマーシャルで、三菱UFJ、時間外手数料の無料サービスを
告知し始めた。
おまけに、本支店間の振り込み手数料も「無料」。
その昔、当たり前のことであった、手数料無料。
最近、どうやら「目玉」になってきた。

インフラやらシステム費用、メンテナンスなど、
言いたいことは山ほどあるんだろうが、
自前のキャッシュディスペンサーを設置するより、
コンビにを中心に、ネットワークが進んできたこともあって、
経費的に目処でもたったのであろうか?

銀行も、その失われた十何年にもなろうか、ドラスティックな統廃合の末、
以前のような、「殿様商売」を検証し、
リテールというか、個人、中小向けに営業を特化し始めたが、
何のことはない、
商品アイテムなど、新しく考案もできやしないし、
リスクのヘッジの仕方も、
相変わらずの「土地本位制」。

だから、こういった、金を移動する際にかかる「手数料」を中心にした、
細かい収入を頼るしかなかったんであろう。
「手数料商売」ということを、笑えるが、自慢げに言い切っていた
時代があったことを、忘れないようにしたいものだ。

ただ、どうにか、景気も回復し、
何かを「嗅ぎ取った」のであろうか、
あの90年前後の、いけいけ感が、銀行にも出始めたようだ。

本日は、コムスン事件?で、報道は一色。
「介護を食い物にした」奴、という内容で、折口さんも、
なんだかなみだ目で、2時間40分の会見をこなしていた。

記者が、「ぼろ儲けできると思っていたんじゃないか」とか、
「食い物にしやがって」など、これは、質問でもなんでもなくて、
相変わらず、「悪を糾弾する」
そういう「態度」、お前らだって「何様」なんだよ、
と言う気がしながら拝見していたが、

報道ステーションに登場していた、あの下流社会の現象を著していた
山田さん。
冷静なコメントでした。

結局、こういう「公共的なサービス」(ええ、フルに近い税金が投入)
にもかかわらず、我々は、官ではなく、民を選択した。
質をいくらあげようが、金銭は変わらない。
こういうインセンティブが働かない作業を、そもそも民に任せることが
どういうことなのか、
これで、残念ながら自明に成ったということでしょう、
そういう内容であった。

利得を考えない、崇高な精神で、薄利できつい作業を、
ごめんなさい、表現が悪いんですが、
民は、到底できません。当たり前です。
記者が、ぼろ儲けしようと、という、この言い方は、ヒステリックすぎて
知性を疑いますが、
そもそも、利得を考えてなんぼの代表者に向かって、

「あなたの給与はいくらですか?」
なんて聞く記者には、ほとほとがっかりした。
上場企業の、いくら、ルール違反をしたからと言って、
それは、もう、全然、関係ないだろう。
だめだろう、どこの記者だ、いったい。
何を、期待しているんだ、そんな質問をして、
誰をむいて、やっているんだか。

モーニングという雑誌で連載中の「ヘルプマン」という漫画ではあるが、
そもそも、この介護のシステムが、いかに、いい加減で、
でたらめに大変な「事業」であるか、
現場の実態を、ほとんど反映していない、
そういう「行政」の「管理」と「ルール」の中で、
心を込めて、やればやるほど、自分を追い詰めざるを得ない
この介護のシステム。

しかも、超、安いし。
知り合いが、デイケアサービスを事業化しようとし、四方山話を受けたが、
即答、止めておけと、あれは、民が事業化するものではない。と。

今回は、コムスンが、こうしてあげられたが、
実態は、どこも、四苦八苦で、似たようなものであろう。
特養老人施設など、もう、全然人が足りなくて、
真面目にやろうとすればするほど、
人材が、壊滅的にいなくなってしまう。

むしろ、簡単な「悪」を、どかどか叩くより、
もう少し、根本的な問題意識を持って、ニュースとして提起してほしいものだ。
そうそう、年金の問題だって、
同じことだ。


サラ金の過払い問題の「その後」

2007年06月06日 | 社会的全般
先日、消費者金融の件で、「再チャレンジ」が難しい日本、
そういったことを書かせていただいたが、
例の、サラ金。
グレーゾーン金利の「過払い」訴訟。
恐らく、この訴訟で、清算を勝ち取った方々が、安堵の日々を送られているだろうが、
やっぱり、そうは問屋が卸さない。

こういった「個人情報データ」。
特に、金融がらみのデータを扱う団体が、大きいもので日本に4つ?ある。
データを共有して、もちろん、「借りすぎ」を予防するために、
国からの要求も厳しい折、
どの金融機関も、それぞれ、このデータを「参照」しているが、

内容としては、現在の借り入れ状況。
また、過去の借り入れ記録。
さらに、自己の履歴。
こういったところが大きな部分。

このため、現在、借金がまるで無くとも、過去の履歴があったりすると、
「またこいつは、何かがあれば、借りる」、
そういう考え方で、借り入れが制限されることになる。
さらに、先に言った、過払い訴訟。
これで清算ができた者。

なんと、この最大手「全情連加盟情報センター」では、
なんと債務整理という欄にチェックが入る。
完済ではないのだ。
なるほど、業界の「怨念」を感じるではないか。

正当な裁判を通して、正当な判決が出て、過去に遡って、
その「違法性」が問われ、市民の真っ当な立場が保全された、
そう考えて良いのに、
彼らがとった手段は、「債務整理」という名称だ。

この債務整理にチェックが入れられると、当然、「事故」扱いになる。
当たり前だが、かなり長い間、本当に、長い間、
恐らく、2度と、まともな「融資」を受けられない。
クレジットサラ金連絡会?だっけ、
頑張るのはいいけど、こういうところを、ちゃんとしなければ、
単なる「売名行為」と言われてもおかしくない。

もう一つの大手、CICの方は、どうやら、完済扱いになっていて、
当たり前の扱いをしているようだが、
こういう「陰湿」な管理の仕方、誰も問題視しないのはどうかと思う。
確か、本日付の朝日新聞が取り上げていたが、
多くの政治家も、官僚も、
まるでわかっていないんだろう。


「チーム・マイナス6の謎」って大袈裟な話じゃないです。

2007年06月02日 | 社会的全般
いつ完全に統合するのであろうか、なんて、思っていたが、
UFJと東京三菱は、このまま、UFJを切り捨てて、
いいとこ取りをしたうえで、切り捨てちゃうんだろうな。
結構、露骨な感じで。

ニューヨークヤンキースのジータ選手。
もう、とっくの話題になっているんだろうけど、遅いかしら?
阪神の今岡選手。なんか、風貌も、打ち方も、姿勢も、似ていて、
ちょっとおかしかった。

それにしても、いつのまにか、ヤンキースの1番から9番までの
打順ごとに、選手名をすらすら言えるようになっている
自分に驚いた。

そういえば、「エコ」と言われて久しいが、日本では自然エネルギーを
取り入れた利用が、はなはだ少ない。
最近、よく遠出をするんだが、列車の窓から眺めると、
どこまでも続く家々の屋根、
ごく稀にしか、ソーラーパネルが見当たらない。

プロペラ型の発電機が東北だとか北海道で、官主導で導入されているが、
その多くの部分が「メンテナンス中」だとか。
そういえば、お台場近くの夢の島。
プロペラ発電機が何台も立っているが、
半分くらいが、あっちをむいたまま、ただ立っている。

もう、見た感じからして、「熱心」さを感じない風景にがっかりするんだが、
いわゆる「売電」という方式。
当たり前だけど、各電力会社にとって、どうやら迷惑なシステムなんだろう。

排出ガスだとか、温暖化だとか、
減らさなければならない、そういう目標がありながら、
結局、何をしたらいいのか、
さらには、エアコンの温度を上げたり、下げたり、
「国民運動」にもっていって、それでいいのか?

技術大国日本として、そんな原始的な方法でよいのか?
なんて思うことがよくある。
石油やらガスやら、そもそも、そのエネルギー産業が「資本主義」世界の
原点である以上、
これをベースにした、製品やら、なんやらが多すぎる。

最近、「オール家電」と銘打った、マンションなんかが賑わっているが、
確かに、ガスより安い気がする。
しかしながら、大型ショッピングモールだとか、
それこそ、アミューズメント施設だとか、
1ヶ月の電気の使用量が、何十万円もする世界もあって、
そこまでくると、「節電」が現実味を帯びてくる。

だが、なんでか、ソーラーパネルとか、プロペラ発電機が、見当たらない。
なんか、欠陥でもあるのか?メンテに問題があるのか?
なんて考えていたら、
どうやら肝は、バッテリーにあるようだった。

結局、ソーラーパネルであろうが、プロペラであろうが、
電気を「蓄電」しなければ、
自転車の発電機と一緒。
いわゆる、その場限りの、垂れ流し状態になってしまう。

売電とかいうのであれば、そのまま、電力会社へ「送電」すればいいことなんだが
当初は、どうやら、色気が多くて、こっちに特化してしまったらしい。
当たり前なんだけど、
本当に、当たり前なんだけど、
家庭、普通の市民。
どうやら、あんまり気にしていないようなんだけど、

本当は、ソーラーパネルもプロペラも必要ない。
高性能のバッテリーがあれば、
「夜間電力」で、蓄電するだけで、
電気料金は、おおよそ、半分近くなる。

多分、こんな話を強力に「国民運動」で展開したら、
確実に、巨大な抵抗勢力が出現してくる。
だから、誰も触れないし、技術的に安価に安定したものを作れるはずなのに、
この「併用電源」の利点を、指摘もしない。
これで随分、目標値をカバーできると思うんだが、
やらないよね。


あーあ、また長々と書いちゃった、でも「自由」だし?

2007年06月01日 | 社会的全般
たまたま読んだ本で、「日本とフランス 二つの民主主義」。
この本を読んで、実は、自分は、まだまだ何にも知らない奴だったんだと
気づかされた。

もう日本は「お手本」にする社会も何も、あまり無い、成熟した社会だ、
そういう意識があった。
日本のオリジナルを、それこそ世界に発信する、
そうい使命こそが、今の我々のモチベーションになるのではないか、
難しいことだが、そうに違いない。
なんて、能天気に考えていた。

が、どうやら、世界には、今の日本と同じように、様々な問題点を抱えつつ、
それでも、何を目指して、何をしていこうか、
しかも、日本とは、全くアプローチの違う方法で、
社会を「組織」している国がある。

確かに、フランスのことは、全然知らなかった。
「平等を保障」する国だと言うことも、それが何か?
という程度のもので、実際に、何をどのようにしているのかすら、
知ろうともしなかった。

そしてその平等という「意味」ですら、
今の日本の「福祉」的なイメージをしてしまい、
またも、それが何か?という体たらくだ。

いやいや、凄い「徹底」ぶりだ。
とにかく、平等な社会を実現するためには、こんなにも「自由」を制限される。
商店を「守る」ということか、意味合いは違うんだろうけど、
日曜日は、完全に「休業」させる。
バーゲンですら、アウトレットモールみたいなものも「禁止」。
やるのであれば、「決められた日数と日にち」を遵守する。

雇用にしても、正規社員の率が高いが、
いやいや、パートタイムを採用する場合、完全に「期間の契約」をし、
給与も正規社員と全く変わらない。
あげく、「退職金」まで、完全に支給される。
よって、どの企業も、パートタイマーを雇用する場合、
正社員より「コスト」がアップすることを覚悟しなければならない。

思った。
これは、今の日本から移り住んだら、大変なことになる。
適応できないかもしれない。
がんじがらめだ。
面白くもなんとも無い。

だって、自由がないじゃないか、と。
もちろん、そのやり方が、上手くいっているか、どうなんだ、ということは
当たり前だが、どの国でも一緒で、
フランスも、大きな問題をいくつも抱えている。

自分も、フランスのあり方が、本当にいいのかどうか、
実は、今でも、よくわからない。
ただ、日本の「迷走ぶり」が際立つ今日、
社会福祉を受けるものが、
「弱者」「障害者」というくくりで、平気に考えられているこの国で、

どの人間も、富裕者であれ、貧困者であれ、
誰もが当たり前のように社会福祉を「受けられる」ことで、
日本のように、受けることで「卑屈になったり」「差しさわりの無いように」
「触れないようにしよう」なんて、考えもしない国があるなんて、
想像すらしたことがありませんでした。

自由、という考え方も、言葉も、いつのまにか当たり前のように
それを前提に考えている自分に、初めて気づきました。

【溶けゆく日本人】乱れる性行動

 「えっ、間が持たない?」
  エイズ(後天性免疫不全症候群)予防研究のため、中学・高校生らの性行動に
  ついて全国でインタビュー調査を重ねている木原雅子・京都大学大学院医学研
  究科准教授(社会疫学)は、西日本に住む高校2年の女子生徒が発した言葉に
  耳を疑い、思わず聞き返してしまった。

  生徒はトップクラスの成績で、国立大学を受験する予定だという。彼女がこれ
  までに性関係を持った男性の数は6人。なぜ相手が次々と変わるのか理由を尋
  ねたところ、「間が持たないから」と答えたからだ。

これに長々と言及するには、例によって、悪い癖で、
今日の文章も「長すぎます」。ですから一言。
本当は、この記事をメインに書く予定でしたのに.....。

ええ、「何でだめなの?」「だめなものはだめだ」
ということが、実は、個人レベルでも、社会レベルでも、
通用しなくなってしまったのが、今の日本、だということです。

なんでだめなのかを、いちいち、物凄いエネルギーを使って説明する、
そして納得させることが出来なければ、
それは、個人の自由を阻害してしまうのではなかろうか、
という漠然とした「空気」が、
この日本の戦後、主流になっていた。

押さえつける、抑止する、躾けるもそう、
全てが、あの戦争以降、「悪の権化」としてしまったことが、
なにやら、自由こそが、それに代わる「価値観」として、
全体的に、承認されてしまった、この国。

そして、国に参加するのも「自由」だし、
「いい思いを一人だけすることも」自由だし、
見つからなければ、誰かに言われなければやっても、
それも自由だし。

他人なんて、考えもしない、その先のことさえも、考えも及ばない。
どう、自分が生かされて、どう社会的に存在しているかなんて、
そもそも、そういうことを考えないことも、自由だし。

なんだか、どんどん、そうやって、一人一人が、支えも無く、
自由に浮かんでいるかのように、
つながりもなく、それが、多分、行き着くであろう、
自由な社会。

多分、間がもたねぇな、こんな社会も。
嫌だな。


闇金融が予想通り、繁栄していく

2007年05月31日 | 社会的全般
早速テレビで特集が組まれることになったのは、
「闇金融」の話し。
例のグレーゾーン金利撤廃によって、審査基準が厳しくなり、
「やりくり」していた個人、のみならず、中小企業までも、
資金繰りが絶たれる。

駆け込むのは、当たり前だが、アウトローの世界。
10万円が、何ヶ月先には、50万円にもなっていたという
「御伽噺」にも近い世界が、現実にある。

相談を受けるのは、例のクレジットサラ金の会?の弁護士の方々。
各自治体は、早急に相談窓口を設けるべきだと主張。
100でもその数を増やすべきだと。ふーん。

各大手銀行も、軒並みクレジットやローンを生業にする関連会社の対応に
追われている。
ジャックスも、オリコも日本信販も、jCBであろうと、DCカードであろうと
セゾンであろうと、所詮、くくりはサラ金なのだ。
言ってみれば、これが全滅。

アイフルやら武富士など、マスコミはサラ金を悪と見立て、
報道を繰り返すが、
いつもながら、何の本質をも見ない、報道でもなんでもない、
興味本位の「野次馬」に過ぎない。

【主張】貸金業規制 冷静に不備見つめるとき

  消費者金融や事業者金融が、貸し倒れリスクも考慮して適用していた灰色金利
  が全廃されれば、融資審査は厳格になる。50万円、100万円という緊急性
  の高い資金を貸金業者から灰色金利で借りて事業を続けていた個人経営の商店
  などは資金繰りがつかなくなるとの危惧(きぐ)はあった。それが早くも現実
  のものとなったのである。

  法案内容が固まると、貸金業者の成約率は急低下した。歩調を合わせるように
  個人事業者の倒産も急増、帝国データバンクによると、今年3月は前年の1・
  6倍、4月は1・8倍だ。この傾向はさらに強まるだろう。

  強引な取り立てや詐欺まがいの融資を行った業者に厳しく臨むのは当然だ。多
  重債務者救済にも意味はある。だが、それが金利規制、貸し出し規制のかたち
  をとり、十分に事業が継続できる個人事業者までも倒産に追いやるようでは本
  末転倒ではないか。

以前、須田 慎一郎氏の下流喰い―消費者金融の実態 という本を読んだが、
多分、多くの読者は、「サラ金って怖い」「こんな風になっちゃうのね」
という恐怖感をもったことであろう。
この日本では、どういうことにせよ、お金を借りるということが、
非常に「いけない」「人として間違っている」という感が強い。

それが故に、日本では、いわゆる「金銭」が絡む事故ということが、
「人の一生を台無し」にしてしまうように語られる。
さらに「人生再チャレンジ」ということが、殊更に叫ばれるのも、
日本には、再チャレンジの要素が、
極めて少ない、という実態の表れでもあろう。

どうも須田氏の本でも紹介されていたが、
これでもかぁという、「悲惨」な庶民の実態。
処方箋がかかれるわけでもなく、これをやったら、こんなに酷いことになります
そういう事例のオンパレード。
そもそも、それは、闇金の部類の話でしょ、というのもある。

多重債務も、当たり前だが、借りたほうも悪いし(もちろん、悪いというのは
語弊があるのは承知、止むに止まれぬ理由がある方もいる)
貸す方も悪い。
そういう意味で、日本には、様々な「救済」のための法が整備されている。

むしろ、民事再生もそう、破産もそう、
こういった金銭に絡む「破綻」をしたものを、
2度と立ち上がらせないような仕組みなり、環境を整備することのほうが、
最も有効な解決法であろうに。

問題になってたのは、世に悪名高い「連帯保証人」という制度であろうに。

貸した側であっても、簡易的な裁判で、債権債務が帳消しになれば、
それは企業側の問題であって、個人に帰す理由が無い。
そこまで貸したんだから、なんらかの「勝算」があったのであろうから、
という理由だけなんである。

最近は、不動産担保という「商品」で、それも「上場」している会社が
かなり元気であるが、
見た目は、金利が低くて(それでも12%とか15%)、一見低水準だが、
その他にかかる、物件調査費用とか保証手数料とか、実行手数料とか、
先取りする金利以外の負担が、多い。

しかも、途中で返済することを、「途中解約」と言い切って、
解約の「違約金」を払わせるところが多い。
こういうのをあわせれば、平気で20%を超えるんだぞ。

国が国で、国の金融機関を使って、融資を実行すれば、
当たり前だが、「踏み倒されて」「やくざ系の懐に」流れ込むお金の元に
なってしまったり。
どれだけ不良債権化していると思っているのかしら?

個人的には金利が低くなるのは嬉しいですが、
長い付き合いのところは、もう、グレーゾーンを下回っています。
とっくに。
かえって、セゾンとか、オリコとか、JCBの方が、
「殿様商売的に」グレーゾーンを「維持」しているんですが。


「自由と平等」という言葉について

2007年05月26日 | 社会的全般
お財布携帯とかいうのがある。
お財布スイカもあって、東京では、携帯が定期にもなり、便利。
ところが、友人は、その携帯を、水にダイブさせてしまった。
アドレスなどの記録も消滅し、当たり前だが、定期の記録も消えた。

怖くない?これ。

今、読みかけ中の本があるんだが、
考え方、そして単語の用法など、しっかりと「定義」されていると
非常にわかりやすくて、勉強になります。

もちろん、そもそも論として、その定義なり用法が「変」だと、
思いっきり大変なことになるんですが、
「日本とフランス、2つの民主主義」という本は、
色々な示唆を与えてくれて、わくわくしながら読んでおります。

まぁ、私のことですから、うん蓄じみた内容に、また浮かれているのは事実。
ここで勉強になったのは、
「自由と平等」の考え方。

先に、リバタリアンとかリベラルという話を書きましたが、
極力、政府が干渉せず、人間の活動の自由を最大限にみていくのが
リバタリアン。
リベラルは、簡単に言いますと、
いわゆる格差を解消し、再配分をもって、社会福祉を推し進め、
ある意味平等な社会を実現していこうといった感じ。
(※すいません、リベラルという意味、勘違いしております。ごめんなさい。
  一応、このままにして、後日、ちゃんと書きます) 

作者は言います。
日本は、まるで、論理的にでたらめだと。

日本には、政党的にも「左派」と言われる集団がいます。
今は、平和に関して、かなり突っ込んだ主張で存在を示していますが、
そもそも、海外で言われている左派とは、
あの「ソ連」とか共産主義とは異なって、
平等を主眼とした考え方、政策に立脚している。

その平等とは?
とかく日本では、何かあると、差別のない、平等な社会なんていわれ方が
されますが、
そのくせ、個人の活動の自由を最大限「保障」しなくてはならない。
そうもあわせて言われるのが常です。

思想なり信教なり学問なりの自由は、憲法でも保障されているように
何処の国でも、グローバルスタンダードです。

ところが、これほどあからさまに、自由を保障している日本。
フランスでは、保障しているものが違います。
自分も、言われるまで、そこまで考えが及びませんでした。
あの国では、「平等」が、法の下で、保障されているのです。

で、さらに、その平等の下では、人間の活動において、
自由は、制限されるもの、という考えをきっちりもっている。
プライベートな世界は別にして、
社会全体に関わる領域においては、
個人や民間の自由は制限されるべきもの、という考え方になる。

ところが、日本の「革新政党」とかいうところは、
平等は、当たり前だが、個人の自由が制限されることはあってはならない。
そんな「中途半端」が目立つ。

さらにイデオロギー的に、富裕層に対して、企業に対して、
もっと再配分を高めろと、ことさらな市民・大衆的な運動を仕掛ける。
ところが、ヨーロッパで取り入れられている、
税的な「哲学」。
いわゆる消費税。
これも、弱者へ抑圧的な効果しかないと、否定的。
さらに、政府が「大きく」なることも望まない。

言ってみれば、平等をうたいながら、高福祉を望みながら、
一方で、高負担を極力避け、
さらに平等を達成するために必要な「大きな政府」という仕組みを否定し、
自由主義陣営が唱える、小さな政府をうたう。

また、税の方でも、高額所得者の「税額」に関して、
上げろ下げろと、言う割りに、
本当の富裕層が、勤労所得で稼いでいるわけはないのに、
それだけを議論する。
その影で、株式でいくら儲けようとも、その税額は10%にしかならない。

結局、いわゆるサラリーマンという「源泉所得者」が、
その収入のみに拠って生きている労働者が、
一番、高負担になり、
真の富裕層が、源泉税の「埒外」で、生き生きと生活している実態。

よって、毎月100万円使う人間が、毎月20万円しか使えない人間より、
「税を多く負担する」という間接税の根拠がそこにある、というのだ。

確かに、そういう議論の展開をされると、ごもっとも、と深く考えてしまいます。
昔、左派といわれる集団が、単なるばら撒き型の福祉を叫んで、
実は、資本主義の拡大に、自由主義の拡大に「依存」しすぎ、
不況とともに、「砕け散った」という歴史がありました。

実は、そこに、社会党とか共産党とかが、不況に「弱い」原因がある。
その、どこに行こうとしているのかが、論理的に「崩壊」していることに、
今の自民党の「躍進」につながっている。
案外、平等を標榜している民主党が、いまいち弱いのは、
高福祉をうたいながら、高負担を言い始める自民党の政策に、
いちいち抵抗するという、しっちゃかめっちゃかな、八方美人的な政策を
言っているからだ、という考え方ができる。

我々国民も、もう、福祉大好き、一方で、自由を制限される、
高負担を義務として考えるなんてことは、極力、やだ!という集団です。
もう、考えてみれば、自由も、平等も大好き、なんて、
こんな「わがままに」に育ってしまった感じなのです。

この本の書き出しにもありましたが、
「われわれは、どこに向かっているのか」
まさに、この2つのキーワードを通して、最低限の考え方を、
勉強させられます。
今のところ、本当に、刺激的です。