Sydney Yajima


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中国包囲網

2010-11-11 17:54:27 | 世界情勢
今週、アメリカは大きな動きをした。
ひとつは、ヒラリークリントンがオーストラリアを訪れ、親中で知られる 元首相のケビンラッドとともに会見し、中国をこきおろした。
中国にはアジアの盟主となる資格などない。
とまで言い切った。
そして 中国を名指しで 将来のために 両国の関係を強くし、軍事行動をとるという強いメッセージにもなる行動をした。
アメリカの軍隊を オーストラリアに増やし、常駐させるという。

オバマはインドを訪れ、両国の関係を良くする事を目指し、間接的に中国を刺激した。
歴史的に 中国はインドと仲が悪い。

韓国でのG20では、北朝鮮ぎりぎりに挑発的に何機もヘリを飛ばして、いる。
北朝鮮が、我慢できなくなって一発でも撃ってきたら、しめたものだ。
アメリカは韓国を持ち上げている。わずか12年前には、IMFのお世話にならなければならなかった国を、だ。
なぜなら、必要なロケーションで、韓国を中心に北朝鮮、そして中国へと軍を展開していくことができるからである。

アメリカは、日本、韓国 オーストラリア タイ、フィリピン そしてベトナムからインドネシアまでをも、仲間にしていくつもりでいる。これが、中国包囲網の始まりで、もちろん、ヨーロッパはその枠組みを 支持するので、中国の仲間は パキスタンぐらいになってしまう。

アメリカの狙いは明白だ。

中国の発展がうっとうしい。
引きずり落とすと、決意したわけだ
今後はCIAを駆使し、総力戦をしかけていくだろう。

中国の不満分子に火をつけ、武器を与えることなど朝飯前だ。

オーストラリアドルが強い。
これも資源価格をあげるためだ。
中国は、安く作らなければならず 他方、高い資源を買わねばならず、板ばさみになる。
2ドルの時計を作ることなど、できなくなる計算なのである。

イギリスでは、ついに暴動騒ぎが始まった。ヨーロッパの歴史的な 破滅活動が、周期的に始まったとみていい。
終局的には、一旦 破滅を経験した後、もう一度 経済を発展させることが、一律の動きになるはずなのだが、それも、2011年にならなければ、分からない。
なぜなら、時期を決めるのは、さらなるアメリカの金融緩和が影響するはずで、それによる米ドル安と、チャイナリスクの暴発、それに 非雇用率が今の水準よりももっと高くなることが、前提になるからだ。

オーストラリアでは ついに5.4%の非雇用率となり、住宅価格に影響するだろうと言われている。

すでに、利率の引き上げで、不満の声があちこちで聞かれる状況は、すでに住宅バブルが弾けようとしていることを暗示している。
私は、オーストラリアの住宅バブルが中国と ほぼ時期を同じくして、大きく崩壊すると思う。
そして、日本の市場に流れているチャイナマネーも引き上げられるだろうことも、同時に予想している。