Sydney Yajima


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中国バブル経済が弾ける50の理由

2010-11-13 14:41:01 | 世界情勢
中国バブル経済が弾ける50の理由

1、中国の3兆平方メートルの建築中の建物はすべて 商業用である。

2.60%の中国製品は、2009年以降 50%以上の値上がりを経験している。

3.2008年12月から以降 中国の信用貸付は、すでに600兆 元までに膨れ上がっている。

4.ドル安とともに、商品経済の値上がりは、中国の在庫を直撃する。

5.2009年の初めから、さらに、6ヶ月の先物が値上がりしている。投資家の損失は広がるはずで、いずれ、在庫と先物価格との差を埋め合わせる必要が出てくる。いくら ファイナンシャルの予想を正しく立てたと考えていても、実際の在庫との調整が進まなければ損失の上限さえ見えてこない。

6.中国の銀行は、資源の需要にのみ敏感になりすぎ、金を貸し付ける際にも、甘い審査を行っている。この貸付金は、住宅ローンに似た仕組みになっており、購入した資源が抵当物件となる。だが・・・

7.世界中のメディアがこぞって中国の資源輸入の伸びを報じている。この上昇分は、中国の歴史的な発展を意味すると言われ、実際に、世界のファイナンシャルマーケットは、そのトレンドに乗り遅れまいとしている。それがさらに資源の高騰につながっている。

8.2003年以前の10年間、鉄鉱石は 20ドルから30ドルの間を行ったり来たりしていた。鉄はいくらでもあり、掘り出す手間賃だけが、コストだったからだ。しかし、中国の需要が広まり、価格は100ドルまであがった。スポット価格では2008年に200ドル をさえ つけている。

9.中国の鉄鋼の製造は、青天井の様相だ。それでも追いつけないほどである。

10.中国の地元では、鉄鋼の上昇に悩んでいる。大きな需要は、価格の上昇へとつながる完璧な構図になるからだ。

11.政府は、高いGDPの数字を出すために、あえて高い鉄鋼業の製造を押さえようとしないでいる。たとえ、高いGDPを出すことが損失を生む事態になっても、高いGDPを出すことが、ひとつの目的となってしまっているからだ。

12.しかしながら、2009年以降、鉄鋼の需要にかげりが出始めている。これは銀行の貸付た先の鉄鋼価格が下がることを意味し、同時に抵当物件の価格評価が下がるという意味を持つ。

13.たとえ中国が鉄鉱の最大の購入者であったとしても、価格設定に関する力は持っていない。世界の景気後退は 中国にとっては、利益になった。なぜなら、鉄鉱の価格が下がるからである。しかし 一方で、銀行の貸付額も上がり中国のファイナンスのポジションをさらに悪化させるということにもなっていることに まだ彼らは気がついていない。

14.2008年の9月以降、多くの会社が簡単に借りられる銀行の貸付を利用して 自分たちのアセットを担保に金を借りている。そしてその金を株式の投資に回している。これは、特に香港市場でみられる特徴だ。

15.中国ではアセットを担保に金を借りてそれをマーケットに流出させることを規制する法律は無い。国の保有する会社は、安く国の銀行から金をかりて 民間の企業に高い利率で金を貸して利益を出している。



16.中国の経済は2008年以降後退期に入っている。多くの金を貸し付けた業者たちは、個人企業から取立てを厳しく行い始めている。それにより多くの中小企業が、破綻している。この金はさらに、銀行の貸付金としてまわり、やがてさらにアセットマーケットへと流入しているという悪循環を繰り返している。

17.中国の成長モデルは政府主導である。そして外国への輸出を奨励している。しかし輸出で成長するモデルはすでに過去の遺物だ。これは、成長モデルとして存在できることはない。

18. 2009年5月。IEA(インターナショナル エネルギー エージェンシー)の試算では上四半期の中国の発展が6.1%という発表は嘘で実際はマイナス成長 -3.5%であるという。これは電気の消費から割り出した数字だ。実際のGDPの数値はかなりでたらめで、彼らの発表する数字には 顧みる価値さえないのは、すでに経済人たちにとってh常識となっている。

19. ロンドンの経済コンサルタントの発表では 中国の2009年の上四半期はマイナスであったと同じく伝えている。

20.中国はそれでも、40兆円の景気刺激策をこのとき、行っている。そろそろ、そのカンフル剤も切れる頃である。

21.中国の金融緩和はなんと30%も増えているのである。決してアメリカを 批判する資格はない。

22.2009年の12月には、 人民銀行の合計貸付金は 29.48兆元ということになっている。

23.中国銀行の政策決定は、遅く、新しい貸付はさらに2010年には 700兆元から 800兆元になっている。

24.銅は無関税で中国の倉庫に入る。もしかすると、価格が上がると再輸出されるかもしれない。上海では 150000トン、 ほかに235000トンの保管を政府が行い、 あとの200000トンは個人の会社がどこかで保管している。

25.中国の経済の発展の奇跡は、すでに1980年代に第一段階を終え、第二段階は、電化製品として 続き、第三段階では、中央の統制のなかで重工業へとつながっていった。もちろん、どの段階でも中央の介入があったのは間違いない。そのことが成長の持続には疑問符がつく理由にもなっている。

26. 1998年から以降、中国の成長は GFCF (Gross Fixed Capital Formation)によると 2008年には70%の伸び、2009年には90%になっている。

27.GFCFの2009年の予想は50%だったにもかかわらず、その数値はもっと高かった。ちなみに、1990年代中ごろのアジアの発展に比べても たった一年でそれを凌ぐほどである。

28.今までの歴史の中で、GFCFの持続を33%以上持ちながらえてきたのは最長9年である。
中国は今、14年目を迎えている。

29.ICOR (Incremental Capital Output Ratio )は、中国において、過去、どの20年間のどの国に比べても常にピークをつけている。2009年には、1980年から1990年代の平均値の二倍にも上ることが分かっている。

30.投資に対する利益が減ってきている。これは、中国の公共投資が峠を越えて下がり始めていることと一致している。たこが自分の足を食べているような成長は長続きしない。それは不動産価格への陰となって現れてくることになる。

31.21世紀の幕開けとともに、中国の国内の貸付金はGDPの50%にもなっている。

32.中国の国内貸付が成長に対する割合にくらべて、実質は破綻している。。2000年から2008年まででは、おおよそGDPに対して、1.5対1であったが、現在では、 7対1の割合になっている。
アメリカでは、2008年で、1対4の割合で貸していたために、破綻したのである。

33.2009年には、中国の貿易収支は20%落ち込んでいた。

34.中国政府の借金は、かなり 少なく見積もられている。公共の借金を含まず、地方政府の赤字もふくまない。それだけでも、70兆円あるのにもかかわらず、である。さらに行われた40兆円規模の国内刺激策は、さらに地方政府に負担となっているはずである。 すべての合計をすると、おおよそ、中国の借金は、170兆円にのぼるはずだ。経験したことのない、このような借金を、中国政府はどう理解しているのだろうか

35 中国のマネーサプライはすでに 900兆円にものぼる。これは同時期のアメリカの830兆円よりも多いのである。

36. 中国の立ち居地は、世界のアルミの主要輸出国であるといわれているが、それは安いエネルギー資源という前提だった。

37.中国の 人口は1キロメートル四方で1500人となっている。これは、西部地方を除いているので、実際にはもう、新しく不動産の開発などを推し進める必要はなくなってきている。

38.中国の現在の鉄鋼生産能力は 5億トンである。ヨーロッパ、日本、アメリカ ロシア、を足しても追いつかないほどだ。中国の生産能力の限界は6.6億トンともいわれている。さらに6000万トンの生産力を作るために、現在 建設中だ。


39.中国の鉄鉱の生産は世界のどこよりも多い。

40.平均の中国の家の広さは、アジアの国の中では良いほうである。
中国の住居環境にかんしては2003年にはすでに韓国を抜いている 。

41.IMFによると、中国の住宅保有率は 2005年には、86%である。アメリカでは 最高の時でさえ、69%であった。


42.アメリカでは42 ミリオンキロメートルの舗装道路と8万の高速道路があり、中国では、27ミリオンキロメートルの舗装道路と 6万キロメートルの高速道路がある。 アメリカと中国を単純比較するとまだまだ中国には道路の整備が必要なことがわかる。
しかしアメリカには中国に比べて5倍も川が多い。



43.アメリカには600000の橋がかかっており、そのうち使われているのは、450000.中国には500000の橋があり、毎年さらに15000の橋がかけられている。


44.2009年から2012年までの中国鉄道の計画は、42兆円の予算であった。それは6万3千キロメートルのネットワークを構築できるのに十分な資金だ。

45 2009年、中国の鉄道への投資は、予算の7割に到達している。

46 2005年から、2010年で37分の44が完成している。

47.中国はすでに、工業では発展国であり、これ以上の発展には限界がある。

48.2009年以降、中国への投資は 30%も増えた。この数値は、日本の1960年のころよりも もっとすごい。アメリカはベトナム戦争を控えて、好景気の中、日本にどんどん投資した。そのころの数値よりも、高いのである。


49.1978年以降、中国の個人の消費は、増え続けている。そして消費のペースは経済の成長を超えているのである。


50.中国では、GDOのGDPが増える一方 1999年から2008年にかけて、一般家庭の収入が20%減っているという現実がある。