ドル変動リスク

オーストラリアドルが　ついにアメリカドルに対して、一ドル以上の数値をつけた。
これにより、オーストラリアの輸出が弱くなる可能性が出てきた。
G20で、中国はアメリカの金融緩和を批判するつもりだ。
アメリカドルが弱くなることで、中国の輸出に影響が出るばかりでなく、所有のドル資産の目減りを心配しているからである。
日本も、中国に似たアセット状況なのだが、ドルが弱くなることを、すでに「それは、そういうものなんだ」と何度も潜り抜けてきた知恵を使い、文句を言わず、ただ淡々と今後の対策を　改善コストで乗り切ろうとしている。
トヨタの業績はそんななかで、９月の中間決算では黒字になっている。
大したものだ。
もちろん、今後の心配もあるが、それでもこの会社は何とか乗り切っていくだろう。
海外に拠点を移すことと同時に、国内の生産力を３００万台に維持するということも同時に行うと言う。

円高により、原料の輸入はいずれ安くなるので、この苦しい時期を乗り切れば、いずれ、安定する。
確かに、向こう一年は　中小企業にとっては、苦しいことになるが・・・

こういうときは、中小企業を保護し、金融をゆるくしなければならない。
円高でつぶされる前に、だ。

政府がやらなければ、失業率が増えて結局は、日本全部が駄目になる。


向こう６ヶ月が正念場だ。

アメリカの大統領、オバマはすでに飾り物になりさがった。
CHANGE　と言っていたが、何の変化も無いまま、ずるずると赤字国債を増やすだけの　能無しの黒人大統領という汚名を着せられて、衆目の中　二年を生きていくしかなくなった。