イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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MIAからトレード獲得 Lorenzo Booker

2008-04-27 20:10:14 | イーグルス
 4巡115位でMIAからトレード獲得 RB Lorenzo Booker

 5-10 190ポンドのBookerは去年のドラフトで3巡71位指名でMIAが獲得しています。ルーキーシーズンは終盤から出場するようになり、5試合出場で28キャリー125ヤードのラン、28キャッチで237ヤードのパスを記録しています。
 去年のドラフト時の評価を見直してみます。40ヤードは4,47秒でパスレシーブが上手くRB/WR/KRで起用出来そうだと評価されています。小柄なスピードタイプでアウトサイドへのオープンランとパスレシーブが持ち味のサードダウンバックになるだろうと予想されました。課題は怪我が多く、ブリッツのピックが下手と見られています。リターンでも起用されると予想されていましたが、Ted Ginnが居た事もあり起用されては居ません。

 つまりは、Ryan Moatsと同じような選手と言う事になります。Brian Westbrookの劣化コピー、よく言えば同じ使い方が出来るバックアップでしょう。ドラフト指名前でしたのでリターナーとしての獲得ではないかと思ったのですが、DeSean Jacksonを獲得しましたしそこは重視されていないのかもしれません。
 GM・HCが総入れ替えしたMIAという事を考える必要は有りますが、去年3巡指名したばかりの選手を4巡とトレードしたのですから評価が低かったという事になります。大きな期待をしてはいけないとは思いますが、ACLから復帰途上のMoatsよりも健康な分だけ良いバックアップになるでしょう。

 Westbrook,Correll Buckhalter,Tony HuntにBookerを加える事になりました。リターナーはルーキーJacksonが担うでしょう、そう言う意味でRBを4人確保するのかどうかは微妙です。誰かが弾き出されるのか、4人残すのかは不明ですが取るべきはBuckhalter,Huntの代わりにWestbrookをサポートするパワー系だと考えていました。Bookerの獲得はリターナーJacksonの獲得で意図が見えにくいものになってしまいました。

2巡49位 DeSean Jackson

2008-04-27 19:22:55 | イーグルス
 2巡49位 California WR DeSean Jackson

 5-10 167ポンドと細身なWR/KRです。40ヤードは4,35を記録していますし縦へのスピードは今年の全選手の中でもトップクラスです、そしてリターナーとしてもトップクラスの評価を持っています。ただ、WRとしてはバンプを払いのけるパワーが無い、スピードに頼りすぎてフリーに成るための技術が未熟、怪我が多いと課題も目立ちます。
 またもやNo2WRをチームに加えたと言う事になります、Todd Pinkstonの役割だった縦へのストレッチを担当する事になるでしょう。縦への一発はディフェンスに対して注意を引き付けるでしょうし、デコイとして居るだけでチームに貢献できるはずです。ただ、スターターとして使うには身体的技術的にかなりの時間が必要ではないかと思います。
 長い間不在だった本物のリターナーを手に入れました、抜群の加速でTDを狙えるリターナーになってくれるでしょう。

 WRとしての評価は3番手から7番手くらいの間に居ます、今年のWRは混戦ですし評価が割れるのは仕方が無いでしょう。1巡下位から2巡の評価ですし2巡49位で取れたのは幸運と言えます。
 縦に走れるスロットレシーバーとリターン強化、チームに必要な物を手に入れる事が出来ました。ただ、ハイライトなどを見ていてWRとしての起用は難しいのではないかという印象が有り、あまり取って欲しくなかった選手です。ドラフト前にWRの10番手程度の評価だったWRが次々と指名される中残ったと言う点でリターナーとして割り切った方が良いのかもしれません。

2巡47位 Trevor Laws

2008-04-27 18:52:26 | イーグルス
 2巡47位 Notre Dame DT Trevor Laws

 6-1 304ポンドとNFLのDTとして平均的なサイズを持ち、4-3のDT,3-4のDEとしてプレイしてきました。高校時代からレスリングの選手として有名で49勝無敗の成績を残しています。1年目は練習生で過ごした後、2年目からスターターになり4年間スターターを守り続けました。
 破壊的なパスラッシャーでもなく、重厚なランブロッカーでもない代わりに常にボールのある所に顔を出す献身的な選手と評価されています。NFLでスターターになるような選手ではないが素晴らしいバックアップになるとも言われます。
 DTとしてMike Patterson,Brodrick Bunkleyのバックアップとして起用される事になるでしょう、サードダウンでベンチに下がるPattersonの代わりにパスラッシュDTで入る事がまずもっての仕事になると予想します。

 専門家の評価という意味ではほぼDTの4-5番手と評価されていました。2巡から3巡上位と予想されていましたし、DT4番手で2巡43位の指名は遅くも早くも無いと言う所でしょう。
 3番手を争うMonte Reagor,Lajuan Ramseyが怪我に苦しんでいますし、健康な3番手を手に入れる事は重要な補強ポイントでは有りました。それは2日目の指名になると思っていたのですが、スターター2人に怪我が出たら次が居ない状態でしたから悪くは無い指名であったと考えます。

ドラフト初日

2008-04-27 12:15:24 | イーグルス
 1巡19位の指名ですがCAR相手にトレードダウンする事を選択しました。トレードの内容は1巡19位に対して2巡43位、4巡109位に来年のCAR1巡指名権を手に入れました、これは圧倒的にEagles有利の取引です。
 そして43位で今度はMIN相手に再度トレードダウンをします、今度は2巡43位+5巡152位と2巡47位+4巡117位のトレードでした。これはさほど有利という内容の物ではありませんが、愛弟子Brad Chidlessの為に一肌脱いだと考えて良いと思います。
 この2つのトレードによって、1巡19位と5巡152位を失った代わりに、2巡47位4巡109位、117位と来年のCAR1巡指名権を手に入れました。指名権の価値という意味では圧倒的に有利な商売に成功しています。

 しかし、個人的に最も必要と考えていたOLで1巡候補Jeff Otahが19位に残った事を考えれば、そのまま指名する事がベターな選択ではなかったかと思わざるを得ません。トレードの内容があまりにも有利であった事を考えれば指名を見送るのも間違っては居ないと思いますが、TRA,Jon Runyanの後継者を探すという意味でこの後退は大きな痛手になるでしょう。
 結局43位ではNotre DameのDT Trevor Lawsを指名し、49位ではCaliforniaのWR/KR DeSean Jacksonを指名しました。3番手のDTとディープに走れてキックリターンを任せられるWR、ニーズとして間違った選択ではないのですが、更に重要な補強ポイントと見られていたOL,DBを指名出来る状態であったのにしなかった事にやや不満を感じるドラフト初日になりました。

 また、1巡19位が回ってくる前に4巡115位を使って去年MIAが3巡71位で指名しているRB Lorenzo Bookerを獲得しています。
 そしてLito Sheppardのトレードは行われないままです、3巡以下とのトレードは考えにくいですから、来年の1巡ないし2巡とのトレードになるか、トレードせずに確保する事になるでしょう。
 DT,WR/KR,RBと3つの穴を埋めました、あと4巡が2個、6巡が4個、7巡が1個と合計7個の指名権が残っています。OLに2つ、LB,CB,Sに2つ使ってもまだ残る計算です。2日目の指名でどうしても補強が必要なOLとDBを獲得できるかがドラフトの成否を決める事になるでしょう。