Weaverとキャラが似てるような

　2007年のドラフト4巡でBUFに指名されたRB/FB Dwayne Wrightが2年契約で入団しました。2007年は15試合に出場していますが、2008年は記録なしで今年はNYGのキャンプに参加していましたがカットされています。5-11で228ポンドと専任FBとしては軽いですしカレッジ3年生の時は1500ヤードを記録していますからボールキャリーの方が得意な選手なのでしょう。ただ、ドラフト時のデータは40ヤード4.6ですし大きな期待はしない方が良いかもしれません。

　GMが決まった事でDeSean Jacksonとの契約延長の交渉が始まるようです。2巡指名なので4年契約ですし3年目が終わるまでには契約延長をしてしまった方が良いでしょう。Drew Rosenhausを代理人に雇った事で交渉が難航するかもしれませんが、今チームでタレントと言えばTrent ColeにAsante SamuelそしてDeSeanこの3人となるでしょうし高額を支払う事になっても仕方が無いです。まあ、労使交渉に目処が立たなければ交渉は難しいでしょう、来年の今頃までに契約してくれていれば上出来だと思います。

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やっとGMが発表されました

　Tom HeckertがCLEに引き抜かれた後、後任がなかなか発表されなかったGMですが予想通りHowie RosemanがGMに昇格しました。34歳とまだ若いのですがすでにチームに11年在籍しています。2000年にサラリーキャップ担当としてフロント入り後少しずつ昇格を繰り返していましたが、Andy ReidとHeckert、球団社長のJon Bannerと3頭体制の人事権限を実際誰が持っていたのかもはっきりしない組織ですしRosemanがこれまでどれだけの事をしてきたのかは良く分かりません。内部昇格には良い面悪い面と有ります、ここ数年Heckertが外に出たがっている動きを見せていましたし、後任を準備していたのでしょうからRosemanにGMとしての能力が有るかどうかはすでに調査済みだと思います。少し気になるのは、Eagles以外での仕事の経験が無い事でしょうか、特にディフェンスのアシスタントコーチ補強が必要だと考えていますが、人脈と言う点での経験不足が気になります。Sean McDermottも人脈と言えるような物は無いでしょう、HC補佐からの昇格やコーチ経験の無いOBを使うような事になるのは避けたいのですけれど・・・
　すでにオールスターゲームもいくつか行われ、シニアボウルの最中にGM発表となりました。労使交渉の進展次第で大荒れになる可能性も有るFA戦線からドラフトとフロントが1番忙しい時期を新体制で迎える事になります。

Celekがここまでやるとは誰も思っていなかったはず

　FAでL.J Smithを失い、補充したルーキーCornelius Ingramも古傷の左ひざACLを再度手術する事になりました。その後は様々な選手をキャンプに呼びましたが結局TBからNEに移籍したもののカットされていたAlex Smithを獲得し開幕を迎えました。

Brent Celek　16試合出場　15試合先発
パス　76回　971ヤード　8TD
　チーム最多のキャッチ数とチーム2位のレシーブヤードを記録し、L.Jの抜けた穴を完全に埋めました。QBを2人入れたトリックプレイをファーストプレイで使った為に記録上16週目はスターターから外れています。
　ディープまで走ってDBと1対1を演じるスピードは有りませんがLB相手に10-15ヤード程度ミドルゾーンでフリーになる技術は素晴らしく、プレイが崩れた時にディレイでルートに出て行くタイミングも磨かれています。シーズン中盤怪我の為に切れ味が鈍りましたが、それが無ければ1000ヤードを突破していたでしょう。
　課題のランブロックも良くはなっていますが、レシーブ型TEの平均点と言った所です。パワーアップを選択するかスピードを維持するかとなるとこのままブロックに目を瞑っても良いのかもしれません。

Alex Smith　16試合出場　5試合先発
パス　3回　25ヤード
　スターター5試合は記録上だけです。TBでWCOを習得したレシーブ型TEの筈でしたがLT Jason Petersが怪我の時にQBの背後を守る為の補助として起用された試合以外ではプレイタイムは多くありませんでした。
　単年契約でしたが労使交渉がまとまらなければキャリア5年のRFAです。2番手が期待されたIngramが2度目の手術から復帰出来るかは微妙な情勢ですし、とりあえずもう1年キープする事になるでしょう。ややレシーブ寄りのバランスTEはこのチームの2番手としては最適です（ブロック重視のTEを補充して欲しいですが、とっても使わないでしょう）

Martin Rucker　シーズン途中CLEを解雇されPSで獲得後15週目から53人枠に昇格しましたがアクティブにはなりませんでした。2008年のドラフト2巡ですが僅か1シーズン半でカットされてしまいましたし、何らかの欠陥が有る選手なのでしょう。53人枠昇格時に3年契約をしていると思われますのでPSから契約した選手と言う程度の扱いでしょうが来年のキャンプには参加するはずです。

Cornelius Ingram　ドラフト前は2巡程度の評価でしたが、5巡で指名出来ました。2008シーズンを棒に振った左ひざの手術を嫌われたのでしょうが、キャンプでは良い動きを見せていました。ただ、キャンプ途中で膝の痛みを訴え休む日も有りましたし、結局再度ACL断絶でIR行きとなっています。

　Celek1人に全てを任せた形になりました、Ingramが復帰出来ると考えているのであればSmithをRFAの1年契約で引き留め、Ruckerを4番手として育成する現在の形のままで十分な陣営です。もし、Ingramが開幕に間に合わないかもう復帰は難しいと考えているのであれば3-4巡程度での補強もあるでしょう。

埋まらない場所も有りましたが・・・

　Jim Johnsonの引退でDBコーチだったSean McDermottがDCに昇格し、その後緊急補強として獲得したBrian StewartがHouston大のHCとしてチームを去る事になりました。前DALのDCとしての経験が期待されましたが、正直Brian Dawkinsの後継者育成が成功したとは言いがたいですしディフェンス全体が向上した印象もありません。が、DLコーチがSTコーチからの転身でキャリア1年、LBコーチもHC補佐からの昇格でコーチキャリア1年、DBコーチに至ってはMcDermottも昇進後を埋めていたStewartの離脱で正規のコーチ不在と言う事態ですしポジションコーチの補強は緊急課題です。
　McDermott自体が36歳と若いのに、ポジションコーチも35歳前後の若手揃いですしDC経験が有るようなベテランコーチの補充を狙って欲しいです。

　スターターが怪我で何試合休んだかの集計をDALの地元誌が取っています。うちは述べ70人で怪我が多いほうから4番目と言う結果になりました。Stewart Bradleyが全試合休み、Kevin CurtisやBrian WestbrookにOmar Gaitherらの欠場で述べ70人と言う数字になっています。まあ、CurtisはJeremy MaclinがWestbrookはLeSean McCoy、GaitherはWill Witherspoonが埋めていますし、人数では4番目だとしてもそれなりに補充要員が頑張った事が11勝5敗の好成績を残したのでしょう。

9人もプロボウルに出ます

　スーパーボウル進出はINDとNOに決まりました、試合内容からIND有利と言う声が上がるでしょうがそう簡単なものでもないと思います。NYJはルーキーQBに負担を掛けない事を優先しなければならない為に戦術的な制限が大きく手詰まりになってしまいました。その点NOとMINは総合力と言う点でNYJとは違いここを止めれば勝てるという場所を突けば勝てるという試合でなかったと思います。そう言う意味でNYJのランを止める事を優先し（それ故にビックプレイも許しましたが）ブリッツを交わす事に専念する事で勝てた試合とは違う展開になるでしょう。NOは似たような試合（MINのDCはINDに居た事が有りカバー2を織り交ぜています）を経験したのはプラスでしょう。今年1番強かったチーム同士がぶつかる好試合になるでしょうね。


　Donovan McNabbが正式にプロボウルに出る事になりました、どちらが勝っても補欠1位のMcNabbが繰り上がるのは確定していました、6度目の選出になります。そしてQuintin Mikellも繰り上がりで初選出となりました。たった1票でAPオールプロセカンドチームに選ばれてしまった去年とは違い、今年は補欠からの繰り上がりですがファン投票・コーチ/選手の投票でそれなりの評価を得ての補欠選出でしたしルーキーFAからSTキャプテンを経て7年目でのプロボウル出場は嬉しい出来事です。
　これでLeonard Weaver.Desean Jackson.Jason Peters.Trent Cole.Asante Samuel.David Akers.Jon Drenbosに加えて9人もプロボウルに出る事になります。スーパーに出るチームは当然多数のプロボウラーを抱えていますし、プロボウル選出の価値が大分下がる事になりそうです。

　ドラフトに向けての一大イベントシニアボウルが始まります。ルーキーとの契約制限が織り込まれそうな事でアーリーエントリーが増える事を考えると例年よりも4年生と3年生（2年生）の割合が変化しそうですが重要なイベントである事に変わりは有りません。