イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

あと少し起きていれば

2010-02-28 07:57:00 | イーグルス
 スカウティングコンバインの実技が始まりました。チャットでメモ代わりの独り言を書きつつ見ていたのですが、OLグループ2の途中で寝ました。今年はTEのドラフトは無いでしょうしグループ3は見なくても良かったのですけど、グループ2の実技をもう少し見たかった・・・

 初日の実技実況チャットのメモをまとめてみます。チャットに書き込んでいるうちにいつの間にか次のドリルが始まっていたり、カメラの方が気が付かなかったりで各組最初の5人くらいはドリル見れてませんけどね・・・
 コーチの指示に従って前後左右にステップを踏むドリルではMarylandのBruce CampbellとMissouriのKurtis Gregoryが良く見えました。特に1巡候補のCampbellのフットワークは軽くて素晴らしいです。
 UtahのZane BeadlesがOLとしては珍しくロングシャトルをやってましたが、310ポンドとは思えない素早い動きを見せています。
 1番好きなDLとOLが正対してサイドステップをするドリルではKyle Calloway Iowa.Eric Cook New Mexico.Anthony Davis Rutgersの3人の横への動きが素晴らしくChris Degeare Wake Forestは悪く見えました。

グループ2では前後左右に動くドリルでColorade StateのPemberton Coleが重く見え、IowaのDace RicherdsonとHillsdaleのEdwin Veldheer,が良く見えました。

 と言う内容です。放送時に選手名の一覧が出るようになったので見やすくなりましたし、今日のQB.RB.WRも楽しめそうです。WRはもう取らないでしょうから、今日はBrian Westbrookのカットで急に補強ポイントになったRBとDonovan McNabbとKevin KolbのエースQB争いによっては上位指名が有るかもしれないQBに注目したいと思います。

今年は取る年です

2010-02-27 00:47:00 | イーグルス
 本来ならばFAになる4年目5年目の選手がRFA扱いになる為にUFAになる選手はJeremiah Trotter,Sean Jones,Jason Babin,Tracy Whiteの4人だけです。
 TrotterはStewart BradleyとOmar Gaitherが手術から復帰するでしょうから3月の時点で契約する事は無く、怪我から復帰した2人が開幕に間に合わない時に契約するような形になると予想します。
 JonesはFSのスターターをシーズン後半務めました。Victor Harrisよりも安定していたとは思うのですが、3ミリオンのJonesとルーキーミニマムのHarrisの費用対効果を考えれば再契約は無いと思います。今年のFA市場の薄さを考えれば安く再契約は出来ないでしょう。
 Babinは使ってあげれば仕事が出来る選手なのですが、厚すぎるDE陣の中で埋もれてしまいました。若くも無いですし、Jaqua ParkerやDarren Howardを追い出すような活躍もしていませんから再契約はしないでしょう。
 WhiteはSTだけでなくニッケルLBとしても良い仕事をするようになりました。が、STはコーチの入れ替えでST要員の入れ替えが有るでしょうし、LBは怪我人2人が復帰する事で余り気味です。特にWLBは余る事になるでしょう、FA市場が開幕して余っているようなら安く再契約するような形になると思います。

 今年はFAを出す年ではなく取る年なのでFAになる選手自体が少ないです。無理に引き止める必要が無いですし、FA戦線・ドラフトが終わってから補強に失敗した時FA市場に居たら契約する程度だと推測します。
 逆に誰を取るのかと言う事になりますが、タグを貼られずに市場に出てきそうな選手の中ではダントツの目玉商品になるKarlos DansbyとJulius Peppersの2人は補強ポイントとして最適です。
 Dansbyは3-4のILBとして起用されていますが、4-3ならSLBが出来るでしょう。ショートゾーンのカバーも悪くないですからある程度TEを見る事も出来ると思いますし、ランブロックに対するパワーも有ります。またMLBで起用してBradleyをカレッジ時代のSLBに戻すのも良いのではないかと考えます。
 Peppersが加入すればTrent Coleの逆側として素晴らしいコンビを組む事になります。Victor Abiamiriが期待外れに終わりそうですし、大金(またはドラフト高順位を使って)補強する必要があるでしょう。DLはチームの生命線ですし大金を支払う可能性は有ると思います。
 UFAになる選手が少ない事もありますし、スターター級の流出がほとんど無い事を考えてもこの2人以外でFA解禁日に飛びつくような選手は見当たりません。RFAでドラフト権を支払ってまで選手を獲得した記憶が有りませんが、Jason Petersを1+4巡で手に入れましたし必要ならば取りに行く姿勢は有るようです。
 RFAだとSTLのS Oshiomogho Atogweが面白いと思います。INTメーカーを最近好みますし、Micheal Vickなどでのトレードが有るかもしれません。

 ドラフトしたルーキーは即戦力にならないと考えて補強するのがいつものやり方ですし、強化が必要なポジションはFA・トレードで補充するはずです。若手が伸びるのを待つのか大物を連れてくるのか、フロントの作戦よりもオーナーのお財布の方にサラリーキャップが無い今年のFA戦線は影響されそうな気がします。

ST要員の入れ替えはあるでしょう

2010-02-26 08:20:00 | イーグルス
 スカウティングコンバインが始まっていますが、日本時間で28日午後11時ごろから始まる予定の実技までは身体検査とか面接中心ですし特に見るところは無いですね。チームが誰と面接したという情報収集はしてますけれど。
 今年もNFL.COMで生中継が有るようですし、開始予定が現地の朝9時からになっているので、例年よりもかなり早くやるようです。まあ、放送開始が早くなっただけで、実技は例年通りの時間なのかもしれません。

 シーズン開幕から例年よりも1週遅かった事もあり、年度末も少し遅いです。3月5日から新年度で、それまでにRFAへのオファーをしなければなりません。必要の無い人間がチームに居るはずが有りませんから最低でもドラフト時の指名権が貰えるローテンダーオファーを全員にするとは思うのですが、サラリーキャップの上限がなくなるのと同時に下限もなくなるのでお金を節約する為に2巡を貰えるミドルテンダーとローテンダーばかりになりそうな気がします。
 Leonard Weaver.Jason Avant.Alex Smith.Max Jean-Gilles.Nick Cole.Cris Gocong.Omar Gaither.Ellis Hobbs,Akeem Jordan.Sav Roccaと10人RFAが居ますが、2巡でも引き抜かれそうなのはWeaverとAvantでしょう。他はルーキーFA上がりのColeにしてもローテンダーで他所とサインしても同じ契約で引き止める権利だけ確保しておけば大丈夫だと思います。

 Bobby Aprilが率いたBUFのSTユニットですが、FA解禁前にST要員を相当数カットしたようです。昔チームに居たWR Justin Jenkinsと2007年のドラフト時に指名を期待したS John Wendlingもカットされています。Aprilのシステムを理解している人間がキャンプだけでも居た方がやりやすいでしょうし、何人か獲得するのではないかと期待します。

システム変更のチャンスではあります

2010-02-24 21:05:00 | イーグルス
 Brian Westbrookの解雇の可能性は有るとは思っていましたが、キャップ無しシーズンならばオーナーが我慢できればどうにでもなるので来年はLeSean McCoyにLeonard Weaverで3人体制が見れるのではないかと思っていました。3人全員1試合10キャリーするくらいが全員にとってベストの使い方だと思っていました。ただ、2010年以降の契約をWestbrook側が破棄した事と7ミリオンの年俸を考えれば3人同格のような使い方は出来ませんね。
 スクリメージでホールを見つけ、そこに飛び込むまでの速さ。5-8のサイズながらタックルを引きずって1-2ヤード稼げる下半身の強さ。体制を崩さないと手が届かない場所に投げられてからタックルを避けまくるスクリーン。縦でも横でも斜めでも何にでも使える素晴らしいRBでした。2007年のファーストチーム2人が同時に解雇されましたし、全盛期から僅か2年で転落するNFLと言う世界の厳しさを実感させられます。

 この浮いたお金でWeaverとの長期契約をするのでしょう、とりあえずはRFAの1巡をオファーしてから長期契約交渉になるのでしょうけれど、Weaverもランで使ってもらえないのが不満でSEAを飛び出した形ですしWestbrookの解雇でWeaverを使うという意思は見せたのですから大きな問題なく長期契約できると思います。(長期契約できるという確信無しにWestbrookをカットしたのであれば、新GMは即解雇でしょうね)
 McCoyとWeaverでスピードとパワーの併用になるであろう来シーズンですが、連勝中はWestbrookが脳震盪で居ませんでしたし機能すると計算しているのでしょう。2年目を迎えるMcCoyはパワーアップするはずです、一瞬の加速は持っていますしパワーが付けばインサイドでも使えるようになります。そうなれば、外へ逃げる癖を狙われなくなるでしょう。気になるのは、5-10ヤード程度の普通のパスを投げて貰っていない事です。McCoyには非常に丁寧なパスをMcNabbも投げているのですが、言い換えると完全オープンの場面でしか投げていません。サードダウンで7ヤードを取る時にターゲットとして計算出来たWestbrookのように成るのもこのチームのエースになるには必要な事です。つまりは、まだエースとして扱うには未熟な面がたくさん有る若手なのです。
 Weaverですが、スクリメージまで到達するのが遅いのが気になります。LBからFB,そして来年はRBに専念する(そう言う金額の契約になるでしょう)経歴を考えれば速くないのは仕方が無いのですが、パワー系でロスタックルが多いのは使い方として難しいでしょう。ゴールライン前で起用されないのはスクリメージまでの速さの無さを懸念しているのでしょう(起用されるEldra Buckleyは速さだけはチーム1ですから)1ヤードを確実に奪い取るRBに成れないのであれば平均4.5ヤード走ったとしてもパワーRBとしては失格です。
 この2人がダブルエースとして起用されるのはRFAの単年契約だとしても間違い有りません。その際にBuckleyを3番手で使うのか、新たに3番手を補強するのかは微妙です。片方が怪我をしてもそれでシーズンが終わるような事にはならないでしょうし、機敏さと言う意味で(パスが取れるかが未知数ですが)サードダウンバックにBuckleyは最適でしょう。アクシデントの時に2番手がBuckleyと言うのは心細すぎますけれど・・・

 RBの能力と言う点ではWestbrookが抜ける事は不安なのですが、もしかすると大化けの可能性があると期待もしています。それはOLのブロックシステムの刷新です。これまでのWestbrookの為の真横に投げるスクリーン(スペースが広く抜きやすい代わりに、受けた時点でロスの為に危険が大きい)から普通の斜め前に投げるスクリーンに変わるでしょう。また、ドロー系を多用するWestbrookのシステムからもっと速いタイミングで飛び込んだほうが良さそうなMcCoyとWeaverの為のシステムにブロックを含めたランオフェンス全体が改善されるのであればランでロスする事は確実に減るでしょうし、RB2人の成績も向上するはずです。ただし、OL出身でOLコーチとして長年過ごしてきたReid好みのシステムで現状来ているのならば変化しないかもしれません・・・(Duce Staleyの時は普通にオフタックル連発してたのですが、これはランオフェンスを好むBrad Chilressのシステムの可能性が有ります)
 
 FA市場を一回りしてからそれなりの金額で戻ってきてくれるのがベターなシナリオだと思いますが、サラリーカットを蹴った結果カットされたのですから戻ってくる可能性は低いでしょうね。
 うちのシステムを採用しているMIN.STL共に絶対的エースが居るのでWestbrookとしては行きたくないのではないかと思います。CLEも同じタイプのJosh Cribbsが居ますしBALも小さいRBはRay Riceが居ます。こう考えるとうち出身のフロント・コーチのチームからのニーズは少なそうです。
 それでも、同じ金額ならば他所に行くでしょう。と言うか、次が見つかったら捨てるのがうちのフロントですしオファーすらしないような気がします。もし、ドラフトまでにどこにも行き場所がないようならば、再契約するような事になるかもしれませんが、そこまでにはどこかと契約するでしょう。契約しないとすればフィジカルチェックに引っかかり続けてしまった場合だと思います。
 また1人、リングを持つべき好漢がチームを去ります。McNabb.Sheldon.Akersと良い時のメンバーも残り少なくなってきました。スーパー進出からもう5年過ぎました、時が経つのは早い物です。

Westbrook解雇

2010-02-24 07:27:00 | イーグルス
 Brian Westbrookを解雇しました。2002年の3巡指名で入団後、Duce Staleyからエースの座を引き継ぎ2004年は補欠からの繰り上がりでプロボウルに初出場、2007年はオールプロファーストチームに選ばれました。通算5995ヤードのランはチーム史上2位の記録ですし、レシーブもとても上手くパスで3790ヤードを獲得、TDはランで37個、パスで29個を獲得しました。
 膝の痛みを常に訴え、練習には参加しないで試合にだけ出場する状態が長く続いていました。2008年は足首を捻挫しシーズンを通じて不調のまま、プレイオフでは平均で2ヤードすら走れませんでした。オフに膝の手術をしたものの完治する事は無く、足首の軟骨除去手術も受ける事になりました。2度の手術の為にプレシーズンゲームを全て欠場し開幕ぎりぎりでの練習復帰となった為にスピード・カット共に切れを失ってしまいました。その後、体が絞れてきた事で動きが良くなってきたのですが、タックルを受けてダウンしたWestbrookを飛んで避けようとしたLBの膝がヘルメットを直撃し失神して退場するアクシデントに見舞われ、脳震盪の治療後に復帰しますがその試合でもヘルメット同士の激突を受けたWestbrookは再度退場する事になりました。Westbrookは1度目の脳震盪の時に完治していないと自分では思っていたが、検査の結果が全く問題ないと診断した為に復帰を急いでしまった事が2度目の脳震盪に原因だろうとシーズンが終わってから振り返っています。

 今回の解雇理由が脳震盪なのか膝なのか足首なのか、また年齢による物なのか、来年7.25ミリオンと言われる高年俸の為なのかはAndy ReidやJoe Bannerの記者会見では語られませんでした。2009年274ヤードのランに終わったWestbrookに対してサラリーカットの要請をしたが断られたようですし、Westbrookが引退を考えていると報じられた時も本人に引退する気は全く無かったようです。また、脳震盪からの復帰を急がされた事に対する不満も有ったと言われています。
 Westbrookをトレードするのは無理と言うレポートを読んだことが有ります。膝の状態が悪すぎてフィジカルチェックに通る訳がないからEaglesに留まる(年俸カットに応じる)かカットしてもらってFA市場を試す事になると言う見通しの物でした。サードダウンバックとしてのバックアップRBでの起用・年俸ならばWestbrookはリーグ屈指のタレントとしての能力を今でも維持していると私は判断しています。3度脳震盪をやったら強制引退にすると言うルール改正が提案されているようですし、いつ引退してもおかしくない状況のWestbrookではありますが、すぐに次のチームが決まるのではないかと思います。

 StaleyにCorrell Buckhalter、そしてWestbrookの3人を次々にフィールドに送り込んだ2003年のThree headed monsterを来年LeSean McCoy.Leonard Weaver,Westbrookの3人で見せてくれるのではないかと思っていたのですが、解雇となりました。また1人良い時代を過ごした偉大なメンバーがチームを去ります、残念ですがこうなる事を予想していなかった訳ではありません。
 常に痛みに耐えてきたWestbrookの残りのキャリアが健康なものになりますように。