イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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課題は分かっているのに

2012-09-28 08:12:00 | イーグルス
 Jeremy Maclinが練習に復帰し、NYG戦は出場予定のようです。Akeem JordanがNYG戦欠場の場合はJamar ChaneyがWLBのスターターとなります。ただ、NYG戦はニッケルバックBrandon Boykinの出番が多いでしょう。

 Marty Mornhinwegの記者会見。ブリッツをどう防ぐ?の質問に、ブリッツが入った時にビックプレイを決める事が一番良い。こう答えました。
 本当にその通りなのですよね、ブリッツに対してスクリーンやドロー(早いタイミングで持たせるドローは有効だと思います)でロングゲイン出来ればファーストプレイからブリッツを入れるのは難しくなります。ARI戦はスクリーンやLBとTEがすれ違うような5ヤードのパスでブリッツをけん制する工夫が足らなかったように見えました。
 サードダウンでは容赦なくブリッツが来るでしょう。その時に何が出来るのか、ブリッツが来るのかブリッツを見せかけてカバーを厚くするのかの予想も重要です。Michael Vickは言うまでも無く苦手ですし、Dallas Reynldsは経験不足です。Evan Mathisがブリッツアジャストの支援をするような工夫も必要だと考えます。

 Juan Castilloに対しては、大型WRが揃うNYGに対するカバーへの質問が有りました。
 ここまで相手のベストレシーバーにNnamdi Asomughaを左右に関係なく付けて2番手にDRCが付くシステムを採用していました。左右固定しない事の欠点にLBやSとのゾーンの受け渡しが有ると考えていますが、ARI戦では見事にNate AllenとAsomughaの譲り合いがTDにつながっています。この2人なら左右固定で良いと思うのですけれどねえ・・・
 さて、CastilloはDRCが相手のベストレシーバーに対するのか?と質問されて、DRCはリーグベストクラスのCBだからそういう事も出来る。とだけ答えています。この質問はDRCを褒めたと言うよりもAsomughaがダメなんじゃないか?と言う意味を強く感じましたからこう言う逃げ方をしたのでしょう。
 膝の手術後いまいちなシーズンを過ごしてきたDRCですが、ここまで3試合プロボウル級とは言えなくてもスターターで十分にやれる事を証明しました。左右固定しなかったのがAsomughaとDRCの能力に差が有ると考えていたのであれば、そろそろ同格のスターターコンビとして起用するべきだと思います。

 Bobby Aprilの記者会見ではDamaris Johnsonがタッチバックにするべきボールをリターンしてしまう事について、ゴールライン前でボールを待つ際に3ヤード後ろで待っているから取ってしまう、位置の修正をさせる。と改善の必要を明らかにしました。
 Mat McBriarと契約したことについて、Chas Henryが若く伸びる要素が有った事とMcBriarが怪我から復帰するのにもう少し時間が欲しかった。と、答えました。怪我からの回復に一ヶ月欲しかったのか、Henryを選んだけれどダメだったのか、本当のことは分かりませんけれどベテランにスイッチしたのですから安定性を選んだ事になります。


 オフェンス・ディフェンス・スペシャルチーム、全てにまだ未完成の部分があります。ARI戦では特に悪い所が出ましたが、相手の弱点を突くタイプのチームとの対戦ではこう言う試合になる事が多いです。NYGはそう言うタイプではないですから先週のような事にはならないと考えています。悪い所が見えているのですから、対策を練ってNYG戦に向かって欲しいものです。

OL熟成まで厳しいです

2012-09-26 08:23:00 | イーグルス
 Chas Henryが解雇され、ファイナルカットでチームを離れたMat McBriarを呼び戻しました。
 Henryのパントですけれど、ARI戦で自陣深くからのキックが多かった為に距離は出したけれど、飛ばし過ぎてリターンされ過ぎたのが解雇の理由でしょう。49ヤード飛ばして解雇ならば、ハングタイムか飛ばし過ぎ以外の理由が思い浮かびません。
 
 ARI戦で足首捻挫を追ったJon DrenbosのバックアップとしてPSにKyle Nelsonを入れました。New Maixco State出身で去年はUFLでプレイしたようです。今年はSFのキャンプに参加していましたがカットされていました。6-2 240ポンドでTE/LSのようです。DrenbosがNYG戦に出れないような時には53人枠に入る事になります。

 
 ARI戦の怪我人はDorenbosの他に、Akeem Jordanが太ももの怪我で退場しています。試合途中ロッカーロームに下がってまた復帰したFletcher Coxは偏頭痛でカレッジ時代から何度か発症している持病と言う事です。
 鎖骨を折って休んでいるRiley Cooperは医師の診断を受けてOKが出れば完全復活となります。King Dunlapはまだ練習に参加する事が出来ません。Jeremy Maclinの腰は良くなってきていて、NYG戦に出る可能性がありそうです。


 Andy ReidのインタビューではMichael VickとVickを守るOLについての質問が多く出ました。
 Vickがスナップ前にブリッツを読めていないのではないか?と言う質問に、ちゃんとチェックをしているプレイだって有る(ゴールライン前のファンブルの事でしょうけれど)あのプレイは予想外だった、それだけ。と答えています。
 これがReidの本心かは分かりません。と言うのも、あのプレイ残り6秒を普通に考えれば悩んで投げるパスでは無く、スナップもらってすぐに投げるべきパスをVickかターゲットがもたついたので投げる事ができずにサックされた可能性が高いからです。タイミングパスを投げたがらない(ブロックされるのが嫌なのか、クイックスラントで嫌なOLBによるINTが怖いのかは不明です)のが、ああ言う時に欠点として出るのでしょう。

 Dallas ReynoldsについてはNYG戦もスターターはDallasが勤める事を公表しました。まあ、ここは良い悪いではなく代役が居ませんから当然でしょう。
 Demetress Bellについても、Dunlapが復帰しないのならばBellがLTのスターターと答えています。プレシーズンではルーキーDennis Kellyの方が良く見えたりもしましたけど、実戦経験の差は大きいのでしょう。

 パスプロテクトに問題が有ったにも拘らずパスを投げる事を続けたのは失敗ではないか?と聞かれ。試合前のプランではOLがVickを守れるはずだった、そうならなかったのはコーチ陣の失敗である。と、選手をかばいつつ作戦ミスである事を認めています。
 スクリーンやブリッツとすれ違うような形でのLeSEan McCoyへのパスなど、ブリッツを減らす努力はもっと出来たでしょうから、コーチ陣のミスでしょう。
 DeSeanが縦で何度か振り切っていましたし、縦を見せてからスクリーンを入れたりする工夫をする事は出来たと考えます。全ての武器が通用しないのではなく、組み合わせを考えるだけの武器が有ったのに勿体無い。ARI戦のプレイコールは前半一回目のファンブルまでは面白いプレイが有ったのに、工夫しなければならない後半後手に回り続けました。前半終了前、縦に投げる種まきをしたまま収穫したいで終わった印象を持ちます。

ミスを減らす意識が無い

2012-09-24 19:49:00 | イーグルス
 第3週の@ARI戦は6-27で負け2勝1敗となりました。3つのファンブルが致命傷となりました、終盤ランを止められなくなりましたが、ディフェンス側の精神面からして仕方の無い事だと思います。

 Michael Vickのファンブル2つ、まずはスクランブルで頭から突っ込んだ時に手放したもの。スライディング出来ないならせめてボールはしっかり持て。と言っても、Vickはまた繰り返すでしょうね。
 と、言うのも前から来るディフェンスに対してはちゃんと構えるけれど、後ろや横から追いかけるディフェンスがまったく目に入っていません。スクランブルに入ってもルーズにボールを持ち、突っ込む瞬間だけボール確保をするVickのプレイはこの形のファンブルを繰り返す事になります。後ろからは追いつかれないという油断ですかねえ。

 2つめのリターンTDを貰った場面、これはブリッツをノーチェックで行かせた事、残り6秒で投げるか見てから判断させるようなパスをコールした事、コーチの采配に問題が有ります。
 時間切れでFGすら蹴れない可能性を考えればタイミングパスしか無い状況でした。そこで1対1を見ているうちにサックされてファンブル、あそこでブリッツが来なくても投げてパス失敗だったら時間残らなかったでしょうね。何を考えているのだか。

 Damaris Johnsonのリターンでのファンブル。あれはNFLレベルでは密集で頑張り過ぎると危ないよ。高い授業料でしたが、ルーキーが克服しなければならない道です。


 そして、Nnamdi AsomughaがLarry Fitzgeraldに対して最後スピードを落としたように見える怠慢プレイ。Asomughaは本来フラットゾーンを守るプレイだけどあそこまで付いて行ったんだ。と、自分のミスではないと主張しているようです。
 Nate Allenは前にいたレシーバーに引っ張られてしまいました。あのポジションに居たならば、ボールの落ちてくる場所を判断して欲しかったのですけれど、無理ですかねえ。
 AsomughaはAllenが居るなら、とスピードを落としたように見えました。だとしても最後まで追わない理由が分かりません。

 
 キープレイを抜きにして問題になるのはOLの弱さになります。
 Dallas Reynoldsの実力・経験不足はやはり問題です。ブリッツが入った時のアジャストが全く出来ずに素通りを繰り返しました。先週やっていたClay Harborを付ける場面が少なかったのも気になります。
 Demetress Bellもやはり良くないです。出足の悪さが改善されていません。King Dunlapの状態は不明ですが、早く戻ってきて欲しいです。
 ReynoldsとBellだけが悪い訳ではありません。全般的に押されだすと簡単に抜かれてしまうパワー不足は問題です。掴むにしても、もう少し上手にやって欲しいです。パワー不足なのか、技術不足なのか、良くないです。


 終盤ランを止め切れなかったディフェンスですが、DLの幅の調整をしながら悪くない出来だったと思います。
 ランが止まらなくなったのは構造欠陥なので仕方が無いです。と言うのも、DTがOLをコントロールしようとしていてもDEとの隙間が大き過ぎて簡単にカウンター系の走路が開いてしまう。これを改善するのはシステム上相当難しいと思います。
 負け決定となった3rdロングからのランではAllenが酷いタックルミスをしました。Jaiqwaun Jarrettのようだ、と解説に言われていましたが、去年何度も見たなあ(Casey Matthewsで)と言う形でしたね・・・


 ここまで2戦、ターンオーバーで失った分、相手もボールをくれましたけれど。ミス無く仕上げられるとこう言う結果になる。去年もオフェンスディフェンスのヤードでは10位までに入っていたのに8勝しか出来なかった。ターンオーバーレシオがリーグ最下位に近かった去年と同じ事を繰り返しています。
 Vickを使う以上ミスは減らないでしょう。本人にミスを減らそうとする意識が無いように見えるのですから仕方が無いです。


 ターンオーバーが無ければ互角の試合でしょう、しかし、ターンオーバーをしたから負けました。技術と気持ち、気持ちの部分だけでも改善して欲しいものです。

言うほど差はないのかも

2012-09-23 08:35:00 | イーグルス
 3週目は@ARIでハンデは4点有利、アウエイを考えると7点有利。これは相当な差が有るという事になります。開幕戦も同じようなハンデで苦戦しましたから油断は出来ません。

 怪我人は昨日書いた3人欠場にDion Lewisはこの試合もアクティブにならない見込みです。Bryce Brownに残された時間は多くないのかもしれません。
 ARI側はクエスチョナブルが数人居ますが、John Skelton、Todd Heapは欠場のようです。
 
 去年は欠場したKevin Kolbとの再会の時がやってきました。NE戦を見た印象ですが、結果1サックとOLが守った事がKolbの良さを生んでいます。怪我人が出ていて即席OLなのですが十分な働きをしています。
 ただ、今のDLは本当に機能していますし、Kolbに時間を与えないプレッシャーを与えるのは可能でしょう。ここで、プレッシャーが掛かる前に早いタイミングのパスを投げれるのか?それをやられてしあったら放出を後悔する事になります。

 ARIディフェンスもDLが好調です。パスラッシュも出来る3-4DEコンビをどう抑えるのか、Michael Vickにとって苦手なタイプのディフェンスだと思います。
 同時に契約延長したばかりのDaryl Washingtonが物凄いスピードで走り回っています。LeSean McCoyに付けるのか普通に守るのかは分かりませんが、McCoyでも抑えてしまいそうなほど好調です。
 Demetress BellがDarnell Dockettに立会いで負けて、Sam Achoに外から抜かれる。ため息で見る事になるのか、それなりに抑えてくれるのか、VickのパスとMcCoyのラン両方で大きな影響が出るはずです。

 アウエイですし、相手も連勝中のチームではあります。去年の成績も8勝8敗で同じです。それでも、これだけのハンデを貰ったのですから、勝つべき試合です。

OLとWRに怪我人が集中しています

2012-09-22 08:13:00 | イーグルス
 2連勝同士の対戦となる@ARI遠征、Jeremy Maclin,King Dunalp,Riley Cooperの3人は同行しない事になり欠場が決定しました。練習には別メニューで参加した日も有ったのですけれど無理をさせないと言う判断のようです。

 代役はDamaris JohnsonとJason Avantになります。Andy ReidはMaclinが居ない時、3番手のAvantを外に出して4番手のCooperをスロットに入れるよりも、Avantはスロットに残してCooperを外で使う事も多いです。今回もWR2人ならDeSean JacksonとAvantが基本になり、3WRセットの時はDamarisとAvantの位置は固定しないと考えます。
 ルーキーとしては頑張っているDamarisですけれど、Maclinの代役と考えればまだ力不足でしょう。デコイ専門のような使われ方になると推測します。リターナー兼任でスピード勝負の印象も強いのですけれど、案外ショートからミドルでマークを振り切るのが上手く、縦一本で1対1と引き離す場面は目にしません。デコイとして縦に走る場面が多くなるでしょうし、一流のCBと走った時にどれだけのスピードが有るのか見たいと思います。

 Dunlapの代役はDemetress Bellになるようです。緊急登板となったBAL戦でも短いプレイタイムの中で何度もミスと言うか力負けを見せてしまいました。去年のBUF時代12月の試合を見た感じではフットワークの軽いLTだと思ったのですけれど、今年はキャンプからとにかく一歩、目の出足が悪く、簡単に良い位置を取られて押し切られ続けています。
 去年怪我でシーズン中盤休んで復帰した試合よりも動きが悪いのはちょっとおかしいです。怪我を抱えているのか、よほど体重管理に失敗しているのか、なにか原因が有ると思います。
 正直、Bellを使うならばルーキーのDennis Kellyの方が良いのではないか、またはTodd HerremansとLTに入れてKellyをRTでも良さそうに思えるのですけれど、Bellを使うようです。
 今年のOLのランプレイでは右側が押せているのでHerremansを動かしたくないでしょうし、Kellyは基本RT固定で練習してきたのでLT専用のBellなのでしょうけれど、今のコンディションでBell先発は相当なギャンブルというか不安材料になります。

 WRとOLに怪我人が集中し、WRはDeSean,Avant,DamarisにMardy Gilyardの4人、OLもバックアップはKellyに急遽契約したSteve Vallos、HOUのファイナルカットで漏れたディビジョンⅢ出身ルーキーNate Menkinしか居ません。Menkinはアクティブに出来る状態ではないと推測します(HOUはHOUでバックアップOLが苦しいのにカットした訳ですし、3部出身を考えれば素材を育てる長期計画の選手でしょう)
 KellyがOT、VallosがC/Gのバックアップとしてアクティブになるはずです。Kellyはプレシーズンの動きを見ても大きな心配はしません。もちろん、初出場になる訳ですからミスもするでしょうけれど、育てている途中です。Vallosはどうですかねえ・・・プレシーズンあまり押せずにいた記憶が有ります。怪我人の穴埋めでしたが8試合スターターの経験を持っているのでそこそこのプレイは期待したいのですけれど、これ以上の怪我人は大きなダメージになります。

 
 観戦会でも気になっていたのですが、今年は(と言うかReid以前の1990年ごろから見てもチーム初めて)CBの左右固定をやめました。最近だとAsante Samuelはいつも左でNnamdi Asomughaが右でしたが、今年はAsomughaが左にセットする事も多いです(TD取られてましたね)
 気になっていたのでれど、地元誌の分析でも左右固定よりもマークするWRにあわせてシフトしている回数が多い。と言うデータが有りました。去年みたいな凸凹コンビではなく、身長もスピードも大差無いように見えるDRCとAsomughaでそういう事をする理由はなにでしょうかね?普通左右固定にする理由はOLBやSとのゾーンの受け渡しのコンビネーションや利き足の問題(Troy Vincentは右足軸のターンは得意でも左足軸のターンが下手なので常に左側で起用されていました)だと思います。特に、今年のチームの場合はLBシャッフルやニッケルCBの入れ替えも有りました。基本マンカバーなので気にしないのかもしれませんけれど、あまり相手に合わせて動くのは良い事だと思わないです。
 マンかゾーンか、マン主体だとしても相手に教える義理は無いです。今後、速いだけのWRとマッチアップの時にマンを見透かされて大怪我をする気がします(Sのバックアップを受けない時、単純なスピード比べだと厳しい場面が増えています)
 まあ、普通のWR相手ならば、どうマッチアップしても押さえ込める。そういう自信が有るから珍しい使い方も出来るのでしょうけれど、DRCとAsomughaでそんなに個性の違いは有りますかねえ・・・