イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

11個のドラフト権

2008-03-30 21:20:07 | イーグルス
 明日から春のミニキャンプが始まります、まだフランチャイズ指名したままで契約をしていないL.J Smithは参加する事が出来ません。RFAテンダーを提示したままのJoselio Hansonも多分参加出来ないでしょう。
 調整方法を任されている数人のベテラン以外は全員参加する事になるこのキャンプは健康診断をする為の物と考えていいです。昨シーズン終盤の怪我人と言うと、背中と膝を痛めていたTRA,膝を痛めて最終戦を途中退場したJon Runyan,スポーツヘルニアで苦しみ続けたL.J、キャンプで痛めた足首痛が最後まで治らなかったReggie Brown,首の痛みに悩まされたBrian Dawkins,そして怪我に弱いと言われ続けるLito Sheppardも膝の捻挫で欠場しました。
 これらの怪我人達が完治しているのかが問題になります。怪我が治っていないようならばドラフトやFAで緊急補強しなければならないかもしれません、またShawn Andrews,Max Jean-Gillesらは体重管理が上手くいっているかも気になるところです。
 
 同時にオーナー会議もあります。細かいルール変更などが有るかもしれませんが、今年は大きな変更は提案されないようです。どちらかと言うと、去年FAで失った選手に対する補填ドラフト権がいくつもらえるかの方に興味が有ります。
 去年FAで抜けた選手は6年30ミリオン級がMicheal LewisとDonte Stallworthの2人、2年7ミリオンでプロボウルに選ばれたJeff Garcia、5年15ミリオンのRoderick Hoodの4人、取ったのは6年30ミリオンのKevin Curtisです。CurtisとStallworthが相殺するとしても、年6ミリオン級のLewisで4巡、プロボウラーGarciaも4巡か5巡は貰えるでしょう。Hoodは6巡だと思いますが、6INTの成績を考慮してもらえれば5巡が貰えるかもしれません。Hank Fraleyのトレードで5巡をもらえるようですし、補填ドラフト権はオーナー会議で決めるので多少揺れ幅があるのですが、4-6巡が4個くらいいつもよりもたくさんドラフト権を持っている計算をしても良いでしょう。

取るなら3巡?

2008-03-29 06:51:48 | イーグルス
 Takeo SpikesがカットされRocky Boimanが加入したLB陣ですが、MLB/WLBのOmar GaitherとSLB/DEのCris Gocongはスターターがほぼ確定しています。Spikesの抜けた枠を去年の3巡指名Stewart Bradleyと新加入のBoimanが争う形になりそうです。Bradley,Boimas共にLB3ポジションでプレイ可能ですし、TEのカバーと言う点で問題が有るGocongをWLBに回す可能性、軽量のGaitherをWLBに戻す可能性まで考えるとLB3ポジションのスターターの組み合わせがどうなるのかはシーズン開幕まで流動的なものになりそうです。
 若手揃いですし、これ以上ドラフトで指名する必要は全く無いように思えます。しかし、Spikesの抜けた穴を2年目Bradleyと基本的に6年のキャリアはバックアップ生活だったBoimanでは埋められないと考える事も出来ますし、GocongをDEに戻すのならばさらにLBの加入が有るかもしれません。
 
 Eaglesと言えばブリッツなのですが、去年LB陣のサックが全部合わせても3つくらいです。ブリッツはニッケルからのCBブリッツばかりで、LBはギャップコントロールとゾーンカバーばかりでした。
 パスラッシュのスペシャリストであるGocongをNE戦のようにもっと自由に動かせば相手を混乱させる事ができるでしょう、NE戦で成功した3-3-5のニッケルパターンが増えると考えますし、パスラッシュ時には3-4を使う事もあるのではないかと考えています。

 私はあまりジンクスは信じないのですが2巡指名のLBは外れ3巡指名のLBは当たるのがEaglesの伝統になりつつあります。ポジションバランスを考えれば上位指名を使う事は無いとは思うのですが、私が高く評価しているBradleyをコーチ陣がそれほど買っていないのならば3巡辺りでのLB指名が有るかもしれません。
 そこまで高順位でないにしても、今居る5人目6人目のLBはルーキーFA上がりですしレベルが落ちます。ドラフト指名権がたくさん有りますし、下位指名だとしてもLBは必ず指名されるでしょう。

出来れば取りたいけれど

2008-03-28 21:20:19 | イーグルス
 Mike PattersonとBradrick Bunkleyの1巡コンビはスターターとして安定してきたのですが、バックアップは怪我人とすでに衰えが見えるベテランしか居ないのが問題です、LaJuan Ramsey,Montae Reagor,Darren Howardがバックアップグループを形成します。
 パスラッシュDTとして起用されるHowardは3年前まで10サックを期待されるリーグ屈指のDEだったのですが、すでにフットワークは衰えています。それでもパスラッシュに限定して使う分には相手の注意を引き付ける事が出来うるだけの能力は持っています。残る2人RamseyとReagorは2人とも2007シーズンは半分程度の試合しか出場していません。本来ならばこの2人でバックアップとしては十分過ぎるコンビなのですが、怪我で出場できないのでは意味がありません。この3人に去年PSで過ごした2年目Jeremy Clarkの4人がDTの残り3つの枠を争っています。
 スターターの2人は若く契約もまだ残っています、バックアップは怪我が多いものの実績あるベテランとまだ伸びる余地のある若手でバランスよく構成されます。更なる補強が必要なのか、4人中3人のバックアップ争いでレベルが向上する事を期待すればいいのか、この判断は難しいです。他に取るポジションが無いのであれば上位指名をして現在のスターター2人とローテーションをさせたいのですが、他のポジションとの兼ね合いを考えると上位指名は難しいでしょう、下位指名で1人取るかルーキーFAで獲得する程度の補強になるのではないかと思います。
 
 HowardをDE/DT両方で使うとすれば、例年のDE5DT5人でDL10人のロスター構成を9人で済ませて他のポジションを厚くする可能性が出てきます。DT陣が怪我無く過ごす事が出来るかどうかのリスクマネージメントを首脳陣がどう判断するのか、これは難しい判断になります。去年はPatterson,Bunkleyどちらかが怪我をした瞬間にDT崩壊するような状況でした、ある意味CB以上にデプスという意味では危機的な状況だったと思います。補強するのか、怪我人の復帰を待つのか、本当に判断は難しいです。

TEのデプス補充

2008-03-27 18:49:54 | イーグルス
 KCのTE/FB Kris Wilsonと3年契約で合意しました、2004年の2巡指名で6-2 250ポンドのサイズを持ちます。KCにはTony Gonzalezが居る事もあり、TEと言うよりもFLやFBでの起用が多かったようです。Gonzalezの契約問題が有り指名されたような記憶と、何でKCがTEに2巡使うのだろう?と疑問に思った点で記憶に残っています。
 
 KCではFBに入る事が多かったWilsonですが、EaglesではTEとして加わったようです。Dan Kleckoを取ったばかりのFBをもう一枚と言うのも変な話ですし、TEのデプス要員としての加入に当面はなるのでしょう。ただ、Klecko,Jason David共にFBでのNFL実績はゼロに近いですし、WilsonをL.J Smithに続くTE2番手に置きつつFBのスターターとして起用する事も想定しているのではないかと思います。 
 TEとしてはパスレシーブがそれほど上手くないようです、McNabbの剛球を取れるのかという点でやや不安が残ります。FBでLarry Johnsonのリードブロックをしている事を考えればランブロッカータイプでレシーブをあまり期待しないほうがいいのかもしれません。

 昨日後回しにしたTE陣全体にも大きな影響が出る事になります。まず、Wilsonを3年契約で獲得した事でフランチャイズ指名済みのL.J以外のTE3人Brent Celek,Matt SchobelにWilsonが全て契約終了が一緒になります、WilsonのFB専任が無ければ期待外れに終わったSchobelのカットが有るでしょう。
 そして、ここでキャリア4年の中堅を3年契約で獲得する事の意味を考えればL.Jとの長期契約交渉が難しくなったのではないかと言う事になります。WCO経験が無いWilsonを1年間バックアップとして育て、L.Jが抜ける2009シーズンのスターターを若手のCelekと争う事を想定しているのではないかと考えます。

 先日のLB Rocky Boiman獲得に続きバックアップの補強をしました。スターター級の大物を獲得するのは終わり、ドラフトまでのデプス調整に入ったと考えます。
 Andy Reidのチーム作りの師匠でもある元GB GMのRon Wolfはドラフトで欠点を補強する事を期待するべきでないと教えているそうです。当たるか外れるか分からないルーキーに期待する事無くドラフトの時点でチームを完成させておくWolfの教えをこれまでReidは忠実に守っていますし、今回のFB,LB,TEと続くバックアップ補強もその流れに沿ったドラフトまでの準備なのでしょう。

Abiamiri次第

2008-03-26 00:00:17 | イーグルス
 TEはL.J Smithがフランチャイズテンダーの4,5ミリオン1年契約なのか長期契約をするのかで全く変わってきます。今すぐ動きがあるかどうかは分かりませんが、少しづつフランチャイズテンダーでの契約をする選手が出てきています、ドラフトまでには何らかの動きがあるでしょう。
 
 Javon Kearseを放出してChris Clemonsと入れ替えたDEですが、これで補強が終わりかどうかは微妙なところです。REはTrent Coleで磐石ですが、LEのスターターJaqua Parkerはスターターとして使うには持久力に欠けます。新加入のClemonsも240ポンドですからサードダウン専用での起用になるでしょうし、Darren HowardはDTに分類した方が良いでしょう。
 去年の2巡指名Victer AbiamiriがどれだけやれるのかがドラフトでDEを指名するかどうかの分かれ道になります。6-4 270ポンドのサイズが有るAbiamiriですから、LEのスターターとして起用するのに十分です。Abiamiriにスターターを任せてサードダウンではJaquaかClemonsが入ってくるようになればこの4人で十分なローテーションが出来る事になります。
 しかし、ほとんど試合に出てこなかった事から考えると、いきなりスターターを任せられるような選手ではないのかもしれません。Jaquaがスターターでランストップ時にAbiamiriが入ってくる程度の使われ方しか出来ないのであればスターターを任せられる人材を獲得する必要が有ります。これまでKearse,Howardとパスラッシャーを獲得する為には大金をつぎ込んできた事を考えれば、5年12.5ミリオンのClemonsの獲得で済ませているのですからスターター級の補強までは必要無いと考えているのでしょう。
 Abiamiri,Jaqua,Clemonsの3人のうち誰かに不動のスターターが務まるとは思えません、それでもローテーションさせる事でやりくり可能と考えているのではないかと思います。

 今居る4人で大丈夫だと計算しているのならば5人目を確保する程度の補強で済みます。上記の4人は全て契約が3年以上残っていますし上位指名する必要は無いです。ただ、スターター級の補強が必要と考えているのであれば1巡指名をする可能性も十分に有ります。また、AbiamiriをHowardのようにパスラッシュDTにコンバートすると言う噂も有ります。そう言う計算をしているのであればDEの上位指名の可能性は高くなるでしょう。