イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

2年目が良くないようで

2009-05-31 06:20:00 | イーグルス
 2週目のOTAも終わり、来週からはベテラン選手も全員集合しての練習になります。去年まではドラフト直後にルーキーと若手だけ、OTAも最初の3日だけが若手で次からは全員参加だったと思うのですが、今年は若手だけで6日間練習しベテランの合流を遅らせました。トレーニングキャンプで30歳以上は週2日休みにしたりと磨耗を防ごうとして去年成功した事からなのかもしれません。

 1巡指名Jeremy Maclinはひたすらミドルでのパスルートを走らされた、とキャンプを振り返りました。WCOを理解しなければならないとプレイブックの勉強にも励んでいるようで、ドラフトまでの自分と今の自分では全然別の選手になったように成長している、と自信を持っているみたいです。
 2巡指名のLeSean McCoyはオフィシャルのデプスチャートでセカンドチームに入っています。実際にボールを持たされる回数はFB/RBのLeonard Weaverが2番目になると考えていますが、2週目練習に参加したLorenzo Bookerをサードチームに引き摺り下ろしていますし評価が高いのでしょう。実戦での思い切りの悪さとブリッツのピックに問題が有ると言われているMcCoyですから、スピードをアピール出来るコンタクト無しの練習で良く見えるのは当然と言えば当然なのですが、Bookerも軽量スピードタイプですしBookerより下の評価で無くて良かったです。

 逆にデプスチャートで2番手になれなかったのが5巡指名Cornelius Ingramです。居るか居ないか良く分からないMatt Schobelの下に置かれたままなのは残念ですがSchobelが参加する来週からの練習次第で入れ替わる事になるのでしょう。左ひざの負傷は軽症だったようで、フィールドに戻りパスキャッチ練習にも参加したようです。
 もう1人、ドラフト前日に契約したEugene BrightもカレッジでのDEからTEへのコンバートに挑戦しています。高校時代には7つのポジションで試合に出たようですし、当時はTE/DEだったようなので全く経験が無いと言う事ではないようです。6-4 268ポンドとレシーブ型が多いチームの中ではブロックに期待が出来るサイズと経歴ですしランブロックとSTでの働きを期待されている事も自覚しているようです。3番手としてSchobelと争う事になるでしょう、パスキャッチ能力が生き残りには必要でしょう。

 Winston JusticeとKing Dunlapの2人がMike McGlynn,Mike Gibson、ルーキーのFenuki Tupou,Paul Fanaikaよりも良く見えたという評価を目にしました。Dunlapは素材は一流ですからやる気になればスターターも狙えると期待していたのですが、Justiceよりも悪く見えた若手にはがっかりです。まあ、2巡指名ですしあのNYG戦が無ければここまで酷い扱いをされる事も無く、TRAとJon Runyanの壁が厚すぎただけで未完の大器扱いだったのかもしれませんが・・・

 期待しているJack Ikeguwounuの2週目の評価を目にしません。先週は1年半ぶりにフィールドに戻ってきた、それなりには動けている、誰をマークしてパスを叩いたと言うよりも復帰おめでとうと言う感じの記事ばかりで、実際の評価は2週目以降になると思っていたのですが、記事を書いてもらえないのは良いプレイが出来ていないのかもしれません。Asante Samuel,Sheldon Brown,Ellis HobbsにJoselio HansonとSheldonがチームを去らない場合の4番手までは確定済みなのでIkeに今年大きな期待をする必要が無くなったのは事実なのですが今の時期褒めてもらえないのは寂しいです。

Ingramは軽症のようです

2009-05-29 05:54:00 | イーグルス
 去年シーズン全休する事になった左ひざの手術を受けているルーキーCornelius Ingramがパスキャッチの際にS Rashad Bakerと交錯して左ひざを負傷しました。重症かもしれないと言われていましたが、1日でフィールドに帰ってきました。当面はフィールドでの練習ではなくサイドラインから別メニューになるようです。
 
 今週P/Kを数人トライアウトで呼んでいたのは知っていたのですが、ルーキーFAで獲得したばかりのSam Swankをカットして2007シーズンSFのキャンプに参加していたしたKen Parrishと契約しました。
 Swankはルーキーの中でもそれなりに評価の高かったKだったのですが、1ヶ月でカットされる事になりました。P/Kはキャンプに参加してファイナルカットで切られてを繰り返しながら成長するのがパターンですし、来年またキャンプに来る事になるかもしれません。
 Parrishはトレーニングキャンプを行うLehigh大のやや北にあるEast Stroudsburg大の出身でカレッジでの記録は平均40.3ヤードと特筆するような数字ではないのですが契約する事になりました。SFをカットされて以来警察官になる訓練をしていたようですがひとまずフットボールに専念するようです。
 個人的には去年成長したSav RoccaのPではなく、David AkersのKの方を準備するべきだと思うのですが、まあ怪我が無ければベテラン2人が順当に残る事になるでしょうし練習台としての契約でしょう。

 TENからFAで獲得したDT Amon Gordonがアキレス腱の手術を受けシーズンエンドのようです、PS生活が長かったのですが5年のキャリアがある中堅として期待していたのですが戦線離脱となりました。
 代役としてMiddle Tennessee大出身のルーキーFA Trevor Jenkinsと契約しました。6-1 287ポンドのサイズで37試合にスターターで出場しています。2007年にSan Beltのセカンドチームに選ばれたのは先日契約したJervonte Jacksonと同じ経歴になります。このルーキー2人とDan KleckoでDT4番手を争う事になります。

OTA2週目、FA加入

2009-05-28 00:11:00 | イーグルス
 2週目のOTAが始まっています、先週のメンバーに加えLorenzo Booker.Dan Klecko.Ellis Hobbsが参加しています。

 BookerはLeSean McCoyの加入でカットの危険性が高くなりました、Brian Westbrookがエースなのは確定済みで、2番手かどうかはともかくMcCoyが53人枠に残る事も確実です。FB/RBとしてLeonard Weaver.Kyle Eckelも居ますし、Weaverもロスター入り確定でしょう。RB+FBで4か5の枠になるでしょうが、3人目までは確定済みと言う事になります。
 オールラウンドのWestbrookにインサイドランナーも兼ねるWeaverが居て、試合で使えるのならばWestbrookと同じ仕事を任せられるMcCoyの布陣です。McCoyが試合で使えるならば4人目はインサイド要員も兼ねるEckelになると考えますし、McCoyが使えない場合にはWestbrookのバックアップにBookerを残さなければならないでしょう。もちろん他の新加入選手にも期待はしますが、McCoyの加入でFAで取ったEldra Buckleyが生き残るのは難しくなったと思いますし、Walter Mendenhallのインサイドラン能力がWeaverを超えなければ残る事は無いはずです。
 Bookerの生き残りにはランナーとしての能力を磨かなければなりません。16回のキャリーで32ヤードしか走れて居ません、OLの弱体化の影響を考えたとしてもWestbrookは平均4ヤード走っているのですから大きく見劣りします。加入当時はリターナーとしての起用も計算していたのでしょうが、ドラフトで指名した若手にプレシーズンゲームでリターナーを奪われてしまいましたからBookerの役割は更に限定されています。Westbrook,Weaver,McCoyにEckelの4人編成になるかBooker又は他の若手が残るのかは他ポジションとの兼ね合いとMcCoyの能力次第で本人の努力で勝ち取る要素は少ないような気がします。

 KleckoはDTに戻っていますが、FBをやれと言われればいつでもやれるように準備をする事で生き残りを有利にするつもりのようです。KleckoがFBのバックアップで(ゴールライン専用としても)使えるのならば、Eckelをカットして他の選手を入れる選択が可能になります。
 問題はKleckoが4番手のDTとして残れるかどうかの方でしょう。280ポンドくらいでのプレイでパスラッシュ時にDTで起用されるのでしょうが、Darren HowardがDE/DTとして同じ役割を担いますし、Victor Abiamiriもパスラッシュ時にはDEをChris ClemonsやBryan Smithに任せてDTの位置に入る事も考えられているようです。かと言ってDT/MLB/FBのKieckoに300ポンドまでバルクアップしてランディフェンス強化を狙わせるのは無理でしょう、去年のDE6,DT3編成で今年も行く可能性は残ります4人目のDTとして残るだけのアピールが必要になります。DT専任のMike Patterson.Brodrick Bunkley.Trevor Lawsが揃ってランディフェンス寄りなのでランもディフェンスもある程度出来てパスラッシュが出来る選手をもう1人DTに入れたいのではないかと思いますし、怪我人が出た時の事を考えるともう1人DTを入れておきたいでしょう。Jervonte Jackson.Amon Gordonの新加入組みを含めた4番手争いレベルが高い物になる事を(DTを4人残すかは別として)期待します。

 Hobbs加入はSheldon Brownの放出を睨んだ補強でしょう、実際にSheldonでAnquan Boldinのトレードをオファーしていたようですし今でも水面下でトレード要員として売りに出していると思います。Joserio Hansonはニッケルならば十分起用可能と見られています(個人的にはダイムで使う程度の選手だと思いますが)、ここにJack IkeguowounuとVictor"Macho"Harris(HarrisはFS起用かもしれません)が居ます。Ikeがそれなりに期待出来そうならばSheldonのトレードの動きは更に活発化する事でしょう。Ikeが使えなそうならHobbsをニッケルHansonをダイムで使うでしょう、Asante Samuelがそれなりに機能しましたしHobbsも戦術面で合わないと言う事は無いと思います。

 Quintin Mikell.Quitin Demps.Sean Jonesまでの3人は53人枠確定でしょう、4番手を新加入のRashad BakerとルーキーHarrisで争う事になりそうです。Bakerが良い悪いと言う話を余り聞きません、これはBrian Dawkinsの穴埋めとしてのスターター争いに目が行っているせいなのでしょうけれど、Bakerがスターター争いに加わるような動きをしていれば記事にもなるでしょうし平凡な動きなのでしょう。St要員と言う性格が強くなりそうですし、BakerとHarrisどちらが残るかは予想が出来ません。

 即戦力として期待されている中堅をFAで補強しました、当然53人枠に残るのは織り込み済みでしょうし、スターター奪取でレベルアップに貢献して欲しい物です。

コンディション次第

2009-05-26 08:52:00 | イーグルス
 StacyとShawnのAndrews兄弟がOL右側を固める事が予定されています。プロ入り後はRGで起用されてきたShawn、LG.RG.RTとバックアップとして起用されRTで成功したStacyですし、ShawnをRG,StacyをRTで起用するのが自然だと思うのですが、オフィシャルのデプスチャートではShawnがRT,StacyがRGに入っています。
 本音か建前かはともかく、LTで起用出来ると言い続けていたのですからShawnをRTで使う事で問題になる事は無いと考えているのでしょう。2人の実績を考えればShawnの方が良いOLなので重要なRTで使う、それだけなのかもしれません。ただ、6-4のShawnと6-7のStacyのサイズを考えても、フットワークを考えても(Stacyも特別足の良い選手では無いと思いますが)狭い所で前向きのパワーを発揮するRG向きがShawnで外からのパスラッシュも受け止める必要が有るRTにStacyを充てるのが無難でしょう。
 
 Todd Herremansが膝の内視鏡手術で練習を休んでいますが、トレーニングキャンプには100%完治した状態で復帰出来るようです。元々2部リーグ出身の無名選手だった影響なのかもしれませんが、スターターを3年務めた今でも評価が割れています。ランブロックでのパワー不足が課題だと私は考えていますし、去年のプレイは余り良くなかったと思います。それに対して、去年チームで一番安定したプレイを続け怪我人続出の中OLを支え隠れたチームMVPと言う評価も目にしましたし、ランで押せないブリッツを拾えない酷いプレイでNick Coleにポジションを奪われると言う評価も読んでいます。2年間悩まされた膝の手術を受けた事で良くなる事を期待していますが、回復が遅れればスターターを奪われる可能性も有ります。

 右足首の骨折で戦列を離れたMax Jean-Gillesがリハビリを終えて練習に復帰するようです。まだ60%程度の回復で、筋肉を付けなければ体重を支える事が出来ないのでフィールドに出る事は無くトレーニングルームで体を作り直す事から始めると言う事です。ここで問題になるのは公称345ポンドの体重がどうなっているのかですが、370ポンドとか400ポンドならば即カットで良いと思います。
 
 Stacyも右膝の手術を受けているのですが、ドラフト後のミニキャンプではユニフォームを着てフィールドに居ますしそれなりに動ける状態なのでしょう。実際に押し合うトレーニングキャンプまでに完治するかどうかはまだ分かりませんが、プロボウル級として大金を注ぎ込んだのですから1年目から活躍してもらわなければ困ります。

 スターター級の3人が怪我で休んで居て、Shawnも全休からの復帰、Petersも不本意なシーズンからの挽回をかけるシーズンになります。太り過ぎでフットワークが落ちているJamaal Jacksonを含め、能力は高いがコンディションに問題が有る選手ばかりのOL陣です、トレーニングキャンプが始まる時に怪我・体重を万全の状態にして臨めるかどうかが名簿上は歴代最強のOLが力を発揮出来るかを左右します。

OTA1週目、2年目軍団

2009-05-25 00:44:00 | イーグルス
 ルーキーと新加入選手が中心のキャンプですが若手も参加しています。A.J Feeley.Kevin Kolbの両QBにFB Kyle Eckel,WR Danny Amendola.Shaheer McBrite,OL Mike Gibson,Mike McGlynn,King Dunlap.Winston Justice,DE Byran Smith,LB Tank Daniels,Joe Mays,Cb Jack Ikeguwounu,S Quintin Dempsが参加しています。

 Brian Dawkinsの後継者候補の2人、DempsとSean JonesはDempsがFS,JonesがSSで多く練習しているようです。スターターの一角はQuintin Mikellでほぼ確定しているのでDemps,Jonesでコンビを組む事は考えにくいのですが、なかなか良いコンビだったそうです。ランディフェンス得意のJonesとFS/CBのDempsの組み合わせも上手く噛み合うかもしれません。ラン・パス両方でそれなりのプレイが出来るMikellと併せてランプレイではJones,Mikellで組ませ、パスプレイではMikell,Dempsで組ますような使い方をするのでしょう。

 Jeson Petersの加入で当面出番が無さそうなDunlapですが、動きの良さで好評のようです。6-8のサイズでそれなりに横に動けるフットワークと身体的には問題が有りません、カレッジで4年生のシーズンが始まるまでは1巡候補だった素材ですから怪我を治し練習嫌いな所を改善すれば戦力になると期待していたのですが、オフシーズンちゃんとトレーニングをしてきたようです。Petersからスターターを奪うのは無理だとは思いますが、2番手としての地位を固めてバックアップとして待機して欲しい物です。

 Max Jean-Gilles,Nick Coleの2人をMcGlynn,Gibsonは超えなければなりません。特にC/Gと器用にこなすColeが昨シーズン後半良かったですし、OLどこでもプレイ出来るのが売りの若手2人には大きな壁になるでしょう。ベテランに怪我人が多く復帰して来るまでに良い所を見せる必要が有ります。

 220ポンドから3ヶ月で245ポンドまでバルクアップしたものの、結局出番を貰う事が無かった去年の3巡指名Smithは250ポンドまで増やしているようです。DEの充実とLB補強無し(7巡で取っていますが)の為LBに戻してWLBのスターター争いに参加させるのではないかと考えていたのですがDEで使う事になるようです。DE陣に怪我とトレードが無ければ今年も6番手のDEになって埋もれるような気がしますし非常に勿体無いのですけれどねえ。まあ、今回のミニキャンプではバルクアップでのスピードダウンも無くパスラッシュの動きも良くなっているそうですからDarren Howard,Jaqua Parkerの年齢的な衰えが見えれば昇格を狙う事になるのでしょう。

 ドラフト前に右膝の手術を受けているIkeがフィールドに帰って来ました。CBでのプレイですが、トップスピードがやや劣ると言うドラフト時の評価を覆す事が出来ていないようです。WRのJeremy MaclinとBrandon Gibsonのルーキー2人がナイスキャッチしていると評価されているのは言い換えるとCB陣がやられているのではないかと心配です。Ikeがスピード自慢のMaclin相手にどの程度付いていけたのか、スピード不足と言われるGibsonは押さえ込めたのかの情報が欲しいのですけれど載ってないようです。まあ、今週は1年半ぶりの練習ですし来週以降の練習でどの程度期待して良いのかが分かってくるはずです。