イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

休みたくない

2016-09-27 09:12:00 | イーグルス
 2連勝したものの、パワーランキング下位の相手でした。今年初めて強いチームとの対戦になるPIT戦でしたが、34-3と圧勝して3連勝となりました。


 Carson Wentzは一回だけインテンショナル取られかねないような状況もありましたが、基本的にOLに守って貰いプレイしました(スクリーン系やフラットフェイクで追われる事はありました)3試合連続でINTやファンブルロスト無し、落ち着いたプレイぶりはOLの奮闘のおかげです。
 3人で守るゾーンの真ん中に投げ込むような時でも、インコンプリートが通るかでINTは食わない場所に落とす。1対1の場合にはリード気味に投げる。ミスしないQBの基本が出来ています。

 ルーキーWendell Smallwoodが17回で79ヤードとNFLデビューを飾りました(前2試合も少し出てますけどね)スピードで突っ切るワンカットランナーですかね、ゴールライン前に1対1で完璧に止められたりパワーは平凡ですが、スピードに乗ったら面白い事をしてくれそうです。
 SmallwoodがTDを決めた次のドライブは若手のライバルKenjon Barnerを使ってTDを取りました。こう言うところ上手に若手を競わせている印象です。これで結果が出ている辺り、チーム状況の良さですかね。時間潰しの試合後半、若手でドライブを作ってくれるのは素晴らしい事です。


 ディフェンスは好調を維持しています、Fletcher Coxがインサイドを支配して、DE陣が外から襲い掛かる。この形が機能しています。スクリーンでロングゲインも有りましたが、基本の形を崩さなかったのは良いと考えます。
 Malcolm Jenkinsが素晴らしい動きを見せてくれています。元々がドラ1CBなのですが、WRのカバーも出来てタックルが出来てゾーンでスペース消して。新加入のRodney McLeodが後方を守ってくれる事で使い方が広がっています。
 CoxとJenkinsを核に、ディフェンスは素晴らしい仕事をしてくれています。CBの弱さは突かれるでしょうけれど、今のパスラッシュが有れば大崩れしないでしょうね。


 HC交代から開幕直前にQBをルーキーに交代、この時点で4週目と早いバイウイークは建て直しの一週間になるはずでした。まさか勢い止まるから休まなくて良いよ。と言いたくなるとは・・・

 唯一気になるのはRyan Matthwesですが、アキレス腱の怪我のようです。重症では無いようなので一週休む事で良くなるでしょう。

Laneが抜けた後

2016-09-23 08:22:00 | イーグルス
 Lane Johnsonの処分が決まりました、2度目の禁止薬物使用で10試合の出場停止処分を課せられる事になっているLaneですが、再検査の結果が出るまでは出場可能と判断されて開幕から2試合出場しています。
 今回、再検査の結果もクロと診断され、PIT戦の次のバイウイークから、10月9日から10試合出場停止と正式に処分が決定しています。12月に出場停止は終わり、レギュラーシーズン残り3試合の所で復帰する事になります。

 その間、現在LGのスターターであるAllen BarbreをRTのスターターにずらし、Stefen WisniewskiかIsaac SeumaloがLGに入る事になります。WizはTE陣の怪我もあってTE扱いでCHI戦に度々出ていました。Seumaloは怪我で2試合アクティブになっていませんし、今週も怪我で練習をしていません。バイウイークを挟みますけれど、5週の@DETはWizがスターターではないかと考えています。

 現在の53人枠に居る若手の2人、G/C Josh AndrewsとOT/TE Dillon Gordonですが、Laneが出場停止の間を考えて残しているのでしょう。
 AndrewsはWizがLGに入っている際のバックアップCでしょうし、Wizが1年契約ですから居なくなるであろう来年のC/G枠。
 GordonはTEからOTへのコンバートですが、未完成の育成枠。Jason Petersのバックアップは本来Lane,Matt Tobinで4番手にGordonなのでしょうけれど、Tobinよりも育ったら上と見ているからキープしているのだと推測しています。


 PSに移動があり、ファイナルカットに残れなかったJacorey Shepherdが帰ってきました。これはLaneが出場停止になる10週間、CB C.J Smithを53人枠に上げる事を考えているのでしょう。膝の怪我をする1年前はニッケルを確保していましたし、今年よりも来年Shepherdが復帰してくれたら戦力になるはずです。


 キャンプでは圧倒的にNolan CarrollがRon Brooksよりも良かった(DCの教え子であるBrooksからファーストチーム取り返しました)はずなのですが、ここ2試合見るとBrooksのが良いプレイをしています。と言うよりもCarrollが酷いです・・・
 Jalen Millsが良いとは言えませんけれど、下位指名ルーキーですし良くやった。と言うところです。
 Leodis McKelvinはハムの怪我でPIT戦も欠場よていですが、復帰した際にはBrooksがRCBのスターターでニッケルにMills、Carrollはダイム要員に下げられるように思えます。

貧打戦に勝利

2016-09-20 16:03:00 | イーグルス
 マンデーナイトの@CHI戦、29-14で勝ち開幕2連勝となりました。

 貧打戦で先に相手がミスをしただけ。
一行でまとめるとそんな感じなのですけれど、勝ちは勝ちです。


 Carson Wentzはガン見どころか投げる方向に体向いちゃうのでどこ狙ってるかバレバレなのですけれど、基本タイミングパスのファーストターゲット一点買い。ダメなら無理すんな。くらいのルーキー向けプレイコールを出して貰って居ますから基本に忠実最優先なのでしょう。
 山なりのパスをピンポイントで落とす能力が非常に高いのを2試合で見せています(ソフトなボールをぽろぽろ落とす糞レシーバーじゃなかったら3つはTD増えてる)速いボールのコントロールがやや微妙なのと、ランニングショットがブレ気味なのは課題ですかね。ブーツが安定するようになればブリッツ対策として相手のディフェンスを困らせる事になるでしょう。

 最大の問題点は、RGを見ているかのような無謀なスクランブル。無理しなくて良いサードダウンで1ヤード稼ぎに行ってハードヒット食らったり、サイドライン際で(味方がブロックしているのを意識したのでしょうけど)素直に外に出ずに切り返してヒットされたり。
 カレッジとNFLは違う事を来週までに覚えなければいけません。ヒット一発で壊されるリスクを軽視し過ぎています。


 ランはOLが開けるタイミングとRBが通過するタイミングが合って無いと言うか、ゾーンでもマンでもないなんとなくDLと相撲してます。と言うシステムの説明し難い状況です。CHIのDLが頑張っていたのか、うちのOLがダメなのか、システムが半端なのか。まだ2試合なので良く分かりませんけれど、良い形とは言いにくいです。


 ディフェンスは良くCHIのWR相手にこの陣営で何とかしたなあと思います(パス成功率72%はかなりやられてますけどね)相手のQB交代に助けられたりもしていますし、CB陣は弱点ですね。特にNolan Carrollは大穴になっています。常に後手を踏んで取り返すスピードも無い・・・狙われるでしょうねえずっと。


 序盤3WR入れて、ニッケルディフェンスをさせてからのランプレイに苦しみました。Malcolm Jenkinsをニッケルで使うとFSがカバー1になってランサポートが出来ない(プレイアクションの危険を考えたら突っ込めません)また、3CB入れると当然LB>CBに変わる訳でランストップ能力は落ちます。
 ワイドナインで2LBになった所をランで狙われるときつい、過去に苦しんだ形を見る事になりました。これは解消難しいです、システムの欠陥ですから。



 2試合連続でボールロスト無し、逆にファンブルリカバーにINTとボールを得ている事で連勝しています。CHIのミスが無ければ7点差程度の内容ですから強い!とは言えませんけれど、ルーキーQBの指揮で連勝した事は素晴らしい結果です。

CBが足りない

2016-09-15 04:32:00 | イーグルス
 CLE戦での怪我はZach Ertzが左肩から肋骨を痛めて2週目は欠場予定、Leodis McKelvinはハムの怪我でこれまた2週目は欠場の見込みです。さすがにCB3人体制は無いでしょう、OL一人整理してCB増やすと思われます。
 Ertzは最後の方まで試合に出てた印象ですが、McKelvinは途中からRon BrooksやJalen Millsに代わっていたはずです。Malcolm JenkinsがスロットWRの相手をする場面も有りましたしJaylen Watkinsもニッケルダイムバックの経験は有りますけれど、試合中に怪我人が出る事を考えたら増やす事になるでしょう。


 53人枠にQB2人は普通になってきましたが、PSにQBを置かないのは怖いと思っていました。
 PSからWR Marcus Johnsonを解雇、QB Aaron Murrayと契約しました。
 MurrayはKCの2014年5巡指名で2年間KCに居ましたが、今年のファイナルカットで解雇され、すぐにARIのPSとして契約していますが、2週間で解雇されました。Geogia大のシニアシーズンで膝を怪我した為にドラフト時の計測データは有りません。6-1 1/2で207ポンド。
 Doug PendersonがOCだった時の指名です。背が低く、腕が短く、肩の強さが無く、フットワークもイマイチなポケットパサー。チームリーダーであり、ディフェンスの読みが良い。ドラフト時の評価だけ見ていると3番手としてスカウトチームで居るのには良いQBの評価です。素材と言う感じではないのでしょう。


 Mychal Kendricksのプレイタイムは37%だったようです。4年30ミリオンの選手がこれでは困ります。ワイドナインに合わないのかと思っていましたが、キャンプなどでロッカーロームの悪影響の種とコーチ陣にみられていたようだ。と言う記事が地元誌に載りました。
 本当かどうかは分かりませんし、DCの教え子Nigel Bradhamと期待の若手Jordan Hicksが使われるのは仕方が無い部分です。
 元々5-11でNFLではSSが適任(230ポンドで40ヤード4.44)とも言われた選手ですから、DLがパスラッシュ重視でRBがリードブロッカー連れて来る可能性が他のシステムに比べて多いワイドナインは合わないのでしょうねえ・・・
 Chip Kelly時代もトレードの駒扱いされた時期が有りました。能力が低いとは思わないのですけれど、メンタル的に何か問題のある選手なのかもしれません。

開幕戦勝利

2016-09-12 19:31:00 | イーグルス
 Doug Pederson率いる新生Eaglesは開幕戦を29-10で危なげなく勝ちました。

 ルーキーCarson Wentzが落ち着いたプレイを見せてくれたのが最大の収穫です。OLが安定して守りきったのが良かったのでしょう、パスラッシュのプレッシャーを感じた場面ではルーキーらしいミスもしていますし、投げ捨てた後にヒットを受けるちょっとした判断の遅さも見られました。
 が、3WRセットをベースにスロットに入ったJordan Matthrewsに7回114ヤード、Zach Ertzに6回58ヤードと信頼できる2人を使い、デコイでしか使えないと思っていたNelson AgholorにはフェードからCBと1対1で絶妙の場所に落としての35ヤードTD、ターゲットとマーカーの位置把握が優れている所を印象付けています。
 難点を言えば、ちょっとターゲット見過ぎですかね、DLに叩かれる事が多かったのも含めて次から狙われるでしょう。
 だとしても、1巡2位指名の大器が最高のデビューを飾ってくれました。素直にDonovan McNabb時代のような繁栄の時代が来る可能性を喜びましょう。


 ディフェンスもJim Schwartzの腕前を見せて貰いました。改良ワイドナインとでも言いますか、DE片方だけ開く形をメインにサードダウンでは目一杯開いてパスラッシュ重視させたり変化を付けています。特に、DL4人が大きく開く場面ではLBやSを穴の空いた中央でスクリメージにセットさせて、ブリッツ・ブロック・バックペダルでのパスカバーと変化を付ける事で安易に真ん中を割らせない工夫を見せました。
 やはりCBの弱さは感じます。Nolan Carrolは何度か打ちのめされましたし、1対1のマッチアップで戦う戦術ではないのですがマンカバーでは後手を踏む事になるでしょう。

 気になるのがMychal Kendricksがスタッツ無し、Stephen TullochがインアクティブだったLB陣。ニッケルパッケージメインと言う訳でもないように見えましたが、ちょっと違和感を感じます。


 再建の年、5勝11敗くらいを予想していたのですけれど、Wentzが対策を練られた2-3週後にそれを乗り越える事が出来たならばもっと上が狙えるかも?希望が見えた開幕戦になりました。


 試合後の記者会見のWentzが田舎から出てきた良い奴っぽさ全開でほのぼのする