誰が残るかな

　ドラフトまで24時間となりました、今年はチームニーズのOL,WR,SのうちSは大不作、WRは数は居るものの当たり外れが大きそう、OLは1巡候補が19位まで残っていなそう、ニーズと市場が噛み合わない印象です。
　欲しい選手が居ればトレードアップを積極的にやる（結果が伴わない事が多いのですが）Andy Reidですし、今年トレードアップが有るとすればOLをどうしても欲しいと思っている場合でしょう。その状況は17位をMINから手に入れたKCの前で1巡候補のOLが1人しか残っていない場合だと思います。その前のDET,ARIにトレードアップを持ちかけOLを手に入れる、これが今考える中で唯一のトレードアップの形です。この場合は補填ドラフト権を持つ4巡が材料になるでしょう。
　逆にトレードダウンも考えているとは思います、しかし今年は1巡後半から2巡にかけての層が厚いために19位を上手く売るのは難しいでしょう。去年は欲しかった（であろう）Sが消えた為にトレードダウンで指名権を増やしました、まだ結果は出ていませんが悪くない取引だったと思っています。
　
　ニーズはOL,WR,Sだと思いますが、Brian Westbrookのバックアップ問題、L.J Smithが離脱するであろうTE、本物のスターターDE、3番手以降の層が薄いDT、Takeo Spikesが抜けたLB、Lito Sheppardの去就が定まらないCB、おまけに新旧交代が必要になってきたST全般、つまりは去年まさかの指名をしたQB以外全てのポジションになんらかの手入れが必要です。
　ドラフト権は11個有ります、いくつかはトレードに使うでしょうが全てのポジションに使うだけの数は十分です。去年はFAで出し続けました、今年は取り続けました、1年おきに極端な形を取り続ける事で補填ドラフト権を手に入れるのが最近の流行だと思います（うちとNEだけかもしれませんが）つまり、来年のオフシーズンは出す年で積極的な補強はしないと予想しています、今年のドラフトで外す事は致命傷になる危険が高いです。言い換えると、TRA,Jon Runyan,Brian Dawkinsのベテラン勢にL.J Smithとプロボウラーが4人FAになる分の補強をこのドラフトで考えていると予想します。

　これは毎年の事なのですが、後3つ早く指名出来ればあいつが取れそうなのに、こう思いながらドラフトを待っています。2年前は取れるかぎりぎりと思っていたDTでBrodrick Bunkleyが残りました、去年は欲しかったDBの1巡候補がきれいさっぱり居なくなりました。今年はOLが残るかを楽しみにながら待つ事になるでしょう。
　そしてHugh DouglasFA離脱で何が何でもDEが欲しかった為に大慌てでトレードアップをしてJerome McDougleを取りに行ったり、Vince Willforkが残っているのにトレードアップしてShawn Andrewsを指名してしまったり（あの時は馬鹿じゃないかと思ったのですよ）と無駄に動くチームですから指名権がたくさん有る今年素直に19位まで待つのかは分かりません。Litoを使う事も考えられますし、3時間後ではなく1時間後に初日のドラフトが終わってしまうかもしれません。

　当たり外れは2年経たないと分かりません、誰をどういう形で指名するかはフロントに任せドラフトというオフシーズン最大のイベントを楽しみたいと思います。