イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Absolutely

2007-03-31 08:54:08 | イーグルス
 Donovan McNabbがESPNのインタビューで「絶対に開幕戦に出場する」と宣言しました。

 TEN戦で右ACL3本断絶の大怪我を負ったMcNabbは手術後のリハビリが最短でも8月まで、最悪の場合12月まで掛かると診断されていました。2月の時点でプールに入ってのトレーニングを始めるなど予定よりも早いペースで回復していると言う情報もあったのですが、開幕に間に合うはずが無いとする情報も無い訳では有りません。ACLは復帰に1年完治に2年と言われた時期があります、しかしMcNabbは300ポンド越えのラインではないですしカットを切る必要の有るRBでも有りません、スクランブルやロールアウトに制限が付くかもしれませんが、復帰に1年の時点でほぼ全ての能力を取り戻せるでしょう。
 問題はいつ練習を始められるのか、試合に出てヒットを受けられるようになるのかと言う事になります。McNabbの痛くないは当てになりません、周りの評価を気にしすぎる傾向があるのか怪我に弱い選手と言われるのを極端に嫌います。実際足首を骨折したまま1試合プレイを続けたARI戦などを見れば怪我に弱い選手ではない事はすでに証明されて居るのですが、その後も指、肋骨、スポーツヘルニアと休んでもおかしくない怪我を負いながらプレイを続けてきました。ただ、今回は靭帯断絶です、痛いのを我慢すればどうにかなると言う物では有りません。痛いのを我慢してリハビリを前倒しにすれば早く治るとどころか、キャリアに影響する事になりかねません。ACLの手術を受けたチームメイトのCorrell Buckhalterが何度も復帰に失敗して来たのを見ているとは思いますが、McNabbの焦りが心配になります。
 2月の時点で予定よりも1カ月ほど早くリハビリのメニューをこなしているようです、最短で8月ですから、最短から1ヶ月早くなればトレーニングキャンプ開始と同時に練習に復帰して開幕戦にも間に合う、そういう予定で居るのでしょう。これが良い方向出でるのか、悪い方向に出るのかは半年後にしか分かりません。上手く行けば新加入のKevin Curtisとの連携を練り上げて開幕戦に臨む事が出来るでしょう、最悪の場合キャリアエンドの怪我を誘発する事になる可能性も有ります。予定通りにリハビリを進め。10月くらいから試合に復帰してくれれば十分だと私は考えていますが、選手の側からすればそういう考え方は出来無いのでしょう。

 何はともかく、順調にリハビリが進んでいるようでまずは一安心です。開幕に間に合わなかったとしてもシステムを熟知しているA.J Feeleyと先発経験豊富なKelly Holcombとスターターが務まるQBが2人バックアップとして控えます。McNabbが間に合わなかったとしても、それだけで試合にならないようなチームではないです、試合に出てくるのならば万全の状態にまで戻してから帰ってきてもらいたいものです。

磐石のOL

2007-03-30 07:42:52 | イーグルス
 このオフシーズン、全く動きが無いポジションがOLです。良く考えれば動く必要が全く無い完成されたユニットなのですが、昨シーズン最後の戦いになったNO戦でバックアップの経験不足が露呈しました、経験豊富な中堅を補強すると思っていましたが今の所動きは有りません。

 Tra、Jon RunyanのベテランOTコンビは健在です、4,5ミリオンの高給と去年後継者として2巡指名したWinston Justiceの存在でTra放出の噂も有りましたが、今の所その様な動きは全く見られません。RunyanはShawn Andrewsの独り立ちで対面の相手に専念する事が出来た為に4年くらい前のキャリアベストに近い動きを取り戻しました。Traの腰は懸念材料ですが、パスプロテクションの技術はリーグトップクラスを維持していますし、鉄人Runyanは連続スターター出場記録を伸ばし続けています、現役ではBrett Favreに続く2位、歴代でも5位の記録です。怪我さえ無ければ今シーズンも不動のOTコンビになるでしょう。
 バックアップのWinston Justice、Pat McCoyの2年目コンビは今年もチャンスを伺いつつ勉強する事になります。パスプロテクションのフットワークではTraを上回るJusticeは欠点のパワー不足をオフシーズンのトレーニングでどれだけ改善してきたのかが2年目の飛躍が出来るかどうかの分かれ道になるでしょう、6-6 320ポンドの割に細く見える(お腹が出っ張ってない事は素晴らしいのですけど)Justiceにはもう15ポンドくらいバルクアップをしてもらいたいと思います。

 3年目のTodd HerremansはLTからLGへのコンバートに成功しました、20ポンドのバルクアップでDTと戦うパワーを付けた事が成功の一因でしょう。4巡指名されたルーキーシーズン、フットワークの初歩の初歩からやり直したとは思えない働きをしています。今後は身体的に大きく伸びる事は無いでしょうが、技術面ではまだまだ伸びる箇所が有るでしょう、Traのスピード不足を狙ったDT,DEをクロスさせるパスラッシュに対する対応がもう少し良くなれば完璧なパスプロテクトLGになるでしょう。
 ALL PROに選ばれるまでになってしまったShawn Andrewsですが、OL全体の充実で対面だけを見ていれば良い現状に大きく助けられているのは間違い有りません。340ポンドにシェイプアップ出来た事でフットワークは改善されていますが、あくまでもショートエリア限定で隣のOLをフォローするようなサイドステップは持っていません。しかし、340ポンド級のNTでも押し負けないパワーはリーグベストのRGと評される資格は有ります、体重管理を続けられるかどうか、それだけが唯一の課題です。NO戦で痛めた首ですが、脊髄へのダメージは無いようですし大きな心配は要らないようです。
 NO戦で経験不足を露呈したScott Youngですが、ウエイトルームではチーム1のパワーと評されます。元々DTでOL経験が少ないYoungは技術面の伸びシロは大きいでしょうし更に良くなる事が期待されます。
 1巡指名候補だったものの4巡まで落ちたMax Jean-Gillesは公称350ポンドの体重を落とす事がNFLでプレイする為に必要でしょう。去年のキャンプには345ポンドで来たと公表されたのですが、370ポンドくらい有ったのではないかと疑っています、カレッジでは400ポンドでプレイしていたようですし・・・。本当に340ポンド程度にまで落とした時に真価を発揮してくれるでしょう、フットワークが付いて来ない為にランブロックでDTをホールドする事が出来なかったようです。逆にパスプロテクトではパワーと長い腕でDTを迎え撃ったようです、やはりフットワークの向上(の為のダイエット)が必要です。

 OTからG,GからCへとコンバートを重ねたJamaal Jacksonはついに開花しました。330ポンドの規格外のCとしてランブロックの強さを発揮しています。ドライブブロックも得意でMLBを拾う事も出来ますし、330ポンド級のNTと1対1で戦う事も出来ます。パスプロテクトではまだ荒さが有りますが、3-4のNT相手ならばスピードは無いですから致命傷にはなっていません。課題はロングスナップの技術に有ります、ショットガンではLS/TEのMike Bartrumに代わる場面も有りました、安定したスナップを出す事が必要です。
 ゴールライン前でFBとしても起用された6-0 350ポンドの豆タンクNick ColeはルーキーFAからロスターを確保しています。カレッジ時代はOTでしたからスナップの技術は有りません(Eaglesのキャンプで初めてスナップしたと言ってました)それでもレギュラーシーズン最終週はCとして無難にこなしたようです。FBに入った時はパワーを活かした突進を見せました、FBのスターターThomas TapehがFB/RBですからゴールライン前専用でも突進力を持っている事はチームを助ける事が出来るでしょう。

 若いインサイドとベテランコンビのアウトサイド、スターター5人は全員水準以上の実力者です。バックアップの層の薄さは気がかりですが、上位指名の素材がチャンスを待つ形になっています。若い力を加える必要は全く有りません、出来るならばCの経験が有るGを1人加えた方が良いでしょう。Jacksonが怪我をした場合や雨天時のロングスナップなどで交代できる経験を加える事が必要ですが、FA戦線も片付きつつありますし若手の成長を待つ事になるのでしょう。Traの腰、Jacksonの腕(2度腕の筋肉を痛めてシーズンエンドになっています)そしてAndrews,Gillesの体重管理と健康面での不安は有りますが、健康ならばリーグトップクラスのOLと評価できます。バックアップ陣の成長が見られれば更に良くなる可能性を秘めた素晴らしいユニットです。

DT分析

2007-03-29 09:03:24 | イーグルス
 Darwin Walkerの放出でDT陣はMike Pattersonを軸にMontae ReagorとBrodrick Bunkleyを使っていく事になりそうです。先日も書きましたがWalkerとRaegorの能力に大きな差は無いと考えています、Takeo Spikesを補強してもDLの強化が出来なければランディフェンスの劇的な強化は望めません。WalkerとSpikesのトレードの話が持ち上がったのとReagorを獲得する動きとどちらが先かは分かりません、もしかするとSpikesとWalkerのトレードが成立する可能性が出てきたので代役のDTを探したのかもしれません。どちらにせよNT・UT両方で起用できる(悪く言えば中途半端な)Pattersonが居るのですからランディフェンスを強化する気が有るならば285ポンドでパスラッシュ専門のReagorを選ぶ事はしないでしょう、補強の方向性は今年もパスラッシュ優先で変わらないと言う事です。
 そうなると既存の戦力でランストップをしなければなりません、去年はWalkerの代わりにランプレイ時に入る事が多かったSam Rayburnですが、6-3 303ポンドと標準的なDTの体躯を持つ割にスピーディでパワーが有る選手では有りません。そういう意味ではJim Johnsonの戦術に完全にマッチする選手なのですが、ランストッパーとして有用な選手では有りません。
 2年目になる6-3 290ポンドのLaJuan Ramseyに大幅なバルクアプの可能性は有ります、しかし去年序盤のプレイを見る限りではこの選手もパスラッシュ優先の選手でしょう。2年目を迎えるオフシーズンでは20ポンドくらいバルクアップする事は良く有りますし、310ポンドくらいにまで上げる事が出来ればランストップ時に入る事が出来るかもしれません、可能性は低そうですけど・・・。

 結局、行き着く先はBunkleyの変身を期待するしかないという事になります。去年の出場機会すら貰えない惨状を考えれば大きな変身を期待するべきではないとは思います。DTと言うポジションを考えれば、システムの習得に手間取っただけで身体能力は問題ない。こういう弁解はし難いです。Patterson,Walker,RayburnにキャンプでカットしたEd Jasperの4人でローテーションしてルーキーに1年目から大きな期待をする必要は無い状態を作ってはいたので無理をさせなかった、そう考える事も出来るのですが、やはり身体的にも精神的にもまだ未熟なのでしょう。
 幸いトレーニング施設にBunkleyは306ポンドと去年の登録6-2で300ポンドと大差無い状態で来たようです。ラインの選手には30ポンド増しでキャンプに来て練習しながら絞る選手も多いようですが、春の時点でベスト体重にしてきたのはやる気の現われと考えて良さそうです。実績有るWalkerを放出するのですから、コーチ陣がBunkleyに期待しているのは当然です。春の段階でベストコンディションを作ってきた事は精神面の成長も期待できますし、身体的にも改善される事でしょう。

 285ポンドのReagorがUTのスターターになるようでは何も変わりません。5-11 290ポンドの豆タンクPattersonと期待の大器Bunkleyがスターターとして並び、パスラッシュ時にReagorとRayburnを投入するような使い方が出来ればランディフェンス改善に効果が期待できます。Spikesを活かす為にもDLがしっかりOLを受け止める事が必要です。BunkleyとReagorのスターター争いには今後も注目するべきでしょう、Reagorが勝つ様では困るのですが。
 ドラフトでDTを獲得する可能性は低いです、下位指名で良いからランストップ型のDTを指名する事を期待していますが、取らないでしょう。今年もランディフェンスに泣くのか、改善されるのかは(私がパスラッシュ専門と思い込んでるRaegorが意外とランディフェンスが良いと言う嬉しい誤算が無ければ)2年目のBunkleyが全ての鍵を握る事になります。ドラフトでDTを取るようならばBunkleyが信頼されていない証明になるでしょう。

補填ドラフトは無し

2007-03-28 09:13:29 | イーグルス
 FA流出によって貰える補填ドラフト権は予想通り1つも貰えませんでした。
 ドラフト当日のトレードで結構スターター級を放出したり、不満分子をカットしたので選手の入れ替えは結構激しかったのですが、契約満了でUFAになり移籍した選手が補填ドラフト権の対象になるのでトレードやカットは考慮されません。去年のオフUFAで移籍した選手が誰だったのか今必死に思い出して居るのですが、全然思いつきません。Darren Howard,Jeff Garcia、Shawn Barberと加入した選手は結構居るんですけどね、これでは補填ドラフト権もらえるわけ無いです。
 来年は6年30ミリオン級でDonte Stallworth,Micheal Lewis,2年10ミリオン位のJeff Garcia,5年15ミリオンのRoderick Hoodと2年5ミリオンのShawn Barberと流出しています。入ったのは6年30ミリオン級のKevin Curtis位ですから、出て行った選手が普通に仕事をしてくれれば3巡、4巡、6巡2個くらい貰えるのではないかと期待しています。


 Takeo SpikesについてPFWでは、2005年の右アキレス腱断絶するまでの3試合の時点でスピードもステップは失われていた為にBUF側の評価が低下していたと分析しています。Eagles側は13タックルの活躍をした去年の最終戦を見て高い評価をしていたと言う情報が有るようです。プロボウル選出時代のSpikesでは無いがアキレス腱の状態さえ持てばまだ悪くない選手と言う評価なのでしょう。
 オフィシャルHPのデプスチャートの妙な配慮の仕方には苦笑してしまいます。放出確定のDhani JonesがまだSLBのファーストチームでSpikesはLB3ポジション全てのセカンドチームに名を連ねます。Jonesをファーストチームで残すのは、一様まだ契約中なのでミニキャンプにも来るでしょうしトレードまでに価値を下げるような事をする必要はないわけです。SpikesにMLBをやらせる可能性も残っているのかもしれません、Jeremiah Trotterの膝の常態は悪いですしSpikesもやった2年でしょう、ドラフト上位でLBを指名する可能性(もちろん2年目のCris Gocongがスターターを奪う可能性)が有るのならばOLBを獲得してSpikesとTrotterのベテラン怪我人コンビにMLBを守らせる事も考えられます。
 普通に考えればOmar Gaither,Trotter,SpikesがスターターでMatt McCoyがニッケルLBを務めるのでしょう。もう1人のLB GocongはLB/DEですしニッケルLBが務まるとは思えません、Gaitherがニッケル時にも出る事になるのかドラフトでパスカバー得意のLBを指名するのかと言う事になるでしょう。どちらにせよ、サードダウンでMLBに入る選手が居ないですし、もう一枚LBは補強する事になりそうです。

ラストピース?

2007-03-27 16:41:48 | イーグルス
 LBの補強が後回しになっていたのですが、元プロボウラーのTakeo SpikesにQB Kelly Holcomb対Darwin Walker+2008年のドラフト指名権(今の所7巡で変更も有るようです)のトレードに合意しました。フィジカルチェックが済み次第正式に手続きをする事になります。

 元プロボウラーのSpikesですが、2005年には右アキレス腱を痛めシーズンの大半を欠場していますし、去年も太股の怪我で4試合を欠場しました。BUFがカバー2にシステム変更した事で根本的にはランストッパーのSpikesにとって居心地が悪かった事も影響しているのでしょうが、成績は年々落ちてきています、脚の怪我と共に年齢的な衰えも懸念されます。今回Walkerとトレードされる事になりましたが、本来Walkerと釣り合う様な選手ではありません、しかもBUFはもう1人大物のLB London Fletcher-BakerをFAで失っています、手薄な筈のLBを放出したと言う事が気に掛かります。カバー2に適合しない上に怪我持ちで高年俸のSpikesを売りたいのは理解できますが、今回はあまりに安く売りすぎでしょう。つまりBUF側からは怪我でもう終わった選手と言う評価しか受けていなかったのではないかと推測します。もちろん、怪我が完治していればパスカバー重視のカバー2からブリッツとランカバーを重視するEaglesの4-3システムに変更する事で息を吹き返す可能性も十分にありますし、Eaglesサイドはそれを狙っているに違いありません。
 EaglesではSLBを任される事になります、ここ数年ディフェンスの欠点と言われ続けたSLBにプロボウル級の大物を加えた事はランディフェンスの改善に大きな効果が有るでしょう、課題はやはりTEに対するパスカバーになると思います。しかしこの補強でドラフト1巡はDBの可能性が高くなりました、SSにTEを任せランストップに重点を置く事が出来るならばSpikesが蘇るのではないかと期待します。

 Walkerについては先日放出されるであろう事を書いたばかりですし、放出は予定通りでしょう。個人的にはSFの4巡辺りとトレードされると思っていたのですが、予想以上の大物を釣り上げました。Corey SimonとのDTコンビを長く見ていたのを考えれば寂しいのですが、パスラッシュ重視のカバー2に最適の選手ですしランディフェンスを気にせず(そういう訳には行かないでしょうけど)プレイできる事を考えれば良かったのではないかと思います。

 Spikesのサラリーは今年は4,5ミリオンで2008シーズンが5ミリオン、Walkerは今年が1,3ミリオンです。Walkerは契約延長時に7年契約で4ミリオン程度のサインボーナスを支払って居たような記憶が有るので割り算してゴーストは1,1ミリオンつまり0,2ミリオンキャップを節約する事になります。Spikesの加入でカット必至のDhani Jonesのサラリーは今年のベースが2,35ミリオン、5年契約で2ミリオン程度のサインボーナス(4ミリオンと言う情報も有るのですが、うち2ミリオンは契約当時にロスターボーナスとして支払っているようです)ゴーストは0,8ミリオンで1,55ミリオン程度キャップを増やす事が出来ます。つまり4,5ミリオンのSpikesが入り2人で1,75ミリオンキャップを節約する事になるので2,75ミリオンキャップヒットが増える事になるわけです。
 地元のファンサイトの情報なので正確かどうかは微妙なのですが、Kevin Curtisのボーナスの内訳が、サインボーナス2ミリオンに今年支払われるロスターボーナスが5ミリオン来年支払われるボーナスが1,5ミリオンと言う情報が有ります。そうなると今年のキャップは相当きつい状態の筈です、Spikesの2,75ミリオンを受け入れる余裕が有るのかが問題になってくるでしょう。
 そうなるとSpikesと契約再編成する事になるのですが、健康面に大きな問題を抱えているSpikesに対してベースサラリーをサインボーナスに振り替える形での契約変更は避けたい所です。5年25ミリオンで実質3年10ミリオン程度の契約になれば言う事無いのですが、黙っていれば2年9,5ミリオン貰えるのにそういう形での妥協はしないでしょう。契約の再構築をするのか、しないで1年ないし2年だけ使うのか(サインボーナスが無いのでいつでもカットできます)この判断は結構難しいです。

 さて、おまけ?についてきたHolcombなのですが、今年は1,48来年が1,53ミリオンのベースサラリーです、それだけ支払う余裕が有るとはちょっと思えません(FAでの出入りが激しいので正確な数字を把握できていないのですが)契約延長したばかりのA.J Feeleyと2番手争いをする事になるのでしょうが、去年のJeff Garciaのように間違いなくA.Jより上と言う訳ではないです。契約延長したA.Jの次の3番手としては高すぎる買い物のように思えます。キャップ的に残せるのならば(で無ければ取らないのですが)ACLから復帰になるDonovan McNabbのバックアップを厚くすると言う意味では良い動きなのかもしれません。A.Jが居るのでこのトレードに関しては否定的ですが、Holcombは悪くないQBだと思っています。ただ、今のチームに加える人材かどうかが疑問なだけです。

 
 BUFのチーム事情を考えると、大金を出したLarry Tripplettと去年の1巡John McCargoが居て、さらに若手が揃うDT陣にWalkerをどうしても入れたい理由が有ったとは思えません(カバー2なので実績有るパスラッシュDTが欲しかったのは有るとは思いますが)システム上合わないとは言え元プロボウラーSpikesにJ.P Losmanの成長で放出確定言われていたHolcombをおまけに付けてくれる、これほどの大盤振る舞いをしてくれるには何か裏が有ると疑っても良いでしょう。Spikesに怪我かなにか致命的な問題が有るのではないでしょうか、それが高年俸だけならば何の問題も無いのですが・・・。

 何はともかく、Jevon KearseとT.Oを入れた時の様な、ラストピースがきっちりはまったと言う感じがするトレードになりました。これでチームに致命的な欠陥はどこにも有りません、スーパーを狙うチームになったと期待します。