イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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Watkinsはダメそうです

2013-05-30 21:36:00 | イーグルス
 Chip Kellyのインタビューから

 Jason Petersが練習に来ていない。怪我ではなく個人的な理由で公表はしないけれどなぜ来ないのかは理解している。
 こう言うのはたいがいは家族の病気とかなのですけれど、単純にサボっているとか契約でもめている時もありますねえ・・・リハビリ明けですし、怪我が悪化したとかでなければOTAを休んでも大きな問題はないと考えます。
 Peters不在でLTにDennis Kelly,RTにLane Johnsonが入っています。

 
 Kenny Phillipsの膝が良くない為に練習に参加しないでトレーナーとトレーニング室にいる事。
 これはまずいです。春の練習最初休んで、途中からセカンドチームに入っている。と言う情報が有ってから久しぶりに名前が出たと思ったら慢性的な膝の怪我が悪化している。ほとんど何も保証が無い契約なのでファイナルカットで切ればゴーストなどのダメージは無いのですけれど、戦力として大きなダメージを受ける事になります。


 Mychal KendrickにILBが勤まるかの質問に、フィジカル的にも技術的にも素晴らしい選手だと思う。TEをマークする仕事が出来るか?の問いには、素晴らしい運動能力を持っている。とだけ答えています。
 去年4-3のSLBとしてデビューしましたが、TEへのマークは5-11と1/4のサイズでも苦戦し、マンマークでは後手を踏みカットについていけず、ゾーンではQBとTEの間に入れず。正直TEカバーが上手く行ったとは言えません。だから後半WLBに回されたと考えています。3-4の場合DE上がりのSLBではなくILBのTE側かSSが付く事になります。つまりはKendricksがTEをカバーする仕事をすると言う事です・・・サイズと言う点でKendricksにはILBは出来ないと考えているのはランプレイでのパワー不足以上にTEカバーが出来ない点を問題だと私は考えます。


 Matt Barkleyがスターターになれそうか?の問いには、よくやっている。Brakleyは高校の時も大学でも1年目からスターターだった、それはシステムの習得が早いという事を示している。今も良くやっている。そういう答えをしています。
 パスを投げる能力が高い事よりも、システムの習得やレシーバーとのタイミングを合わせる能力が高いのかもしれません。


 7対7の練習では、OLはCだけでDLは抜きなのですけれど、高さ6-4のボードをDL代わりに置いて視線を遮りつつブロック対策をしているようです。
 Michael Vickが何度も何度もボールを叩かれるのを見て弾道の低いパスを修正するのかと思ったのですけれど。Oregon大でやっていた練習のようです。


 Danny Watkinsはどうか?と言う問いが有りました。先日からWatkinsをセカンドチームに下げてGBやSEAで出場経験の有る6年目のAllen BarbreがLGのファーストチームに入っています。
 Chipは、1巡指名でもなんでも関係ない。今一番いい選手を使うだけ。Watkinsの質問に対してポリシーを説明しています。
 と、言う事は、Watkinsがダメだったからセカンドチームに降格した。と言う事でしょう・・・


 James Kaseyの膝について聞かれて、今すぐに練習に復帰はしない。トレーニングキャンプには戻ってくると聞いている。とだけ答えています。
 Chipは怪我人情報に対して、知らない、トレーナーの役割。と言う感じの答え方をします。正確にいつ復帰できるかなんて分からないから答えられない。そういう意味だと思います。


 Nick Folesがスターターか?と聞かれて、5月にスターターを決める必要なんて無い。練習を見てそのフィルムを見て、それで明日のファーストチームが誰かを決めている。コーチとしての評価は今の段階ではまったく決まっていない、QBコーチたちと評価付けは毎日しているし日々変わっていく。そう答えています。
 レシーバーとのタイミングなどを考えればトレーニングキャンプまでに固めた方が良いとは思いますけれど。Chipはデプスチャートなんか要らないと言っていますし、そういうのはやらないのかもしれません。


 Cary Williamsについての質問には、結婚して先週からチームに合流した。CBコーチからはフットボールが上手くて速いと聞いている、評価は上昇中。と答えています。
 Caryは今までの所Cartis Marshに次ぐセカンドチームと言う事になっています。近いうちにファーストチームに昇格するという意味なのか、心配するな。程度の意味なのでしょう。



 Andy Reid時代よりも、受け答えがシンプルな気がします。時として質問の答えではなくポリシーを繰り返すだけです(はぐらかすのはネガティブな事を言いたくないんだよ察しろ。と言う事かもしれません)

あまりに秀逸だったので

2013-05-28 19:47:00 | イーグルス
 このブログの趣旨として、私は現地に見に行ける訳ではない(特にメディアにしか公開しない練習など1ファンが見れる訳が無い)地元のライターが同じものを見ても感じ方は違うのだから出来うる限りたくさんの地元誌、地元サイト、地元ブログを見てそれを比較対照しながらその意見を元に私個人の意見を書いていく(地元誌をそのまま翻訳するならツイッターでURLを載せるだけで済みます)
 出来うる限りの情報を手に入れる、そしてそれを元に自分の意見を入れていく。これをモットーにやってきたのですけれど、今回はブログを10年やってきて初めて地元サイトのURLをそのまま張ります。Chip Kellyのゾーンリードオフェンスとは何か?本当に分かりやすくまとめて有ります、Eaglesファンの方はもちろん、今年対戦のあるチームのファンの方、ゾーンリードが何かを知りたい方、全ての人に見て欲しい動画です
 http://blogs.mcall.com/eagles/2013/05/eagles-ota-practice-notes.html

 

QB4人残すかも

2013-05-28 08:01:00 | イーグルス
 昨日53人枠を考えていて、今年はHC変更でシステムもアシスタントコーチもほぼ総入れ替え。本当にポジション内の競争が激しくなっています。
 
 ロスター枠3を選ぶのは簡単なのに、誰がスターターになるのかを当てるのは困難なのがQBです。オプションでQBに持たせる事を考えればQBの枠2では無く3、もしかすると4で開幕する可能性も有ると思います。

ロスター枠3 スターターNick Foles
バックアップ Michael Vick  Matt Barkley
PS(入れるなら)Dennis Dixon
カット濃厚 G.J Kinne

 Chip KellyがOregon大とまったく同じ形でQBにボールを持たせるのか、NFL流にアレンジしてくるのか、これがまだはっきりしません。DixonはOregon時代と同じ練習スタイル、とコメントしていますがシステムまで同じとは言っていません。
 リードオプションを使うのは間違い無さそうですが、ラン75%と言われるOregon時代からNFLの平均値ラン45%程度にどれだけ近付けるのか?そのランのうちどれだけQBに持たせるのか?ここが分かりません。
 一番気になるのが、オーディブルでQBに変更権が有るのか、HCからのプレイコールで決まっているのか、この点です。リードオプションをオーディブル無しでやるのは無理だと思います。ですから、QBに最終決定権が有ると想定していますが、それだとどんなに足が速くてもVickには出来ませんね。
 ただ、QBのラン能力が低ければQBにスパイを付けなくて良くなってしまいます。その点で40ヤード5.14のFolesに4.90のBarkleyでは不満が残ります。
 足は速いけれど、ドラフトから10年経っても頭脳面の成長が見られないVick。ポケットパサーでボールキープして効果的に走るだけのスピードを持たないFolesにBarkley。40ヤード4.7くらいでそこそこ頭良くて投げれるQBが居ればいいのですけれど、両極端なタイプのQBしか居ません。そこで、Vickを入れるラン重視のオフェンスとFolesやBarkleyを入れるパス重視のオフェンスを1試合中に入れ替えるような事をするのではないか?と個人的には考えています。
 そういう形のツープラトンシステムの時に走るQBの2番手としてDixonまで残してQB4人制も有るかもしれない。これが53人枠にQBを4人取るかも(多分Dixonが年数制限でPSに入れられない為)と言う根拠です。BarkleyをPSに落とした時、よそのチームが53人枠に入れてまで掻っ攫う可能性は高くは無い(素材能力よりもシステム習得面で)とは思いますが、シーズン終盤に負け越し確定チームが手を出すような事を考えると、持って行かれても良い程度の能力でないならPSには置けないでしょう。
 

 Nick Foles 2012年ドラフト3巡指名、2年目。契約残り3年
8試合出場、7試合先発 265回中161成功 60.8% 6TD5INT QBレート79.1
 Vickの逆噴射の後で出てきたから期待の新星として出てきましたけれど、結局Vick壊れたDAL戦を含めれば7試合で1勝6敗の戦績です。ミスの多さはルーキーを考えれば改善されるでしょうし、DeSean JacksonやLeSean McCoyの欠場も考慮してあげなければなりませんけれど、勝てるQBと言う戦績ではないです。
 正直、FolesはKevin KolbやA.J Feeleyよりも上なのか分かりません。エースとして育てるだけの器なのか?ミスは減るのか?疑問点がたくさんあります。ですが、育ててみたいと思わせるプレイを見せてくれたのも事実です。
 足は速くなくてもカレッジ時代スクランブルにも出ますし、汎用性を考えれば現段階では2013年のスターターQBはFolesにするべきだと考えます。Chipが提案する相手に何をするのか読ませない。と言う点でVickよりはるかに上だと思います。

 Michael Vick 2001年ATLドラフト1巡指名、11年目。契約最終年
10試合出場 10試合先発 351回中204成功 58.1% 12TD10INT QBレート78.1
 シーズン序盤は第4Qでの逆転劇を演出してメンタル面の成長を感じたのですけれど、結局独り相撲のファンブルマシーンとなってしまいました。オーディブルが出来ない為にゴールライン前やサードダウンなど重要な場面での仕掛けにそのままはめられるような欠陥は改善されません。
 自慢のスピードもヨーイドンからDEに追いつかれたり、往年の爆発力はもう有りません、走り出してからの加速が衰えた気がします。走りながらターゲットを探すような頭脳的な負担を無くして、ただ走るだけならMcCoyよりも速いのかもしれませんが、QBとしてボールを持った時のスピードはもっと速いQBがもうたくさん居ます。
 オプションQBとしてChipのシステムで使われて開花する可能性は十分に有ると思います。が、ChipがNFLでカレッジと同じ事はしないはずです(上記しましたがラン75%は無いでしょう)そして、リードオプションを壊す為にRBにボールを渡す前のQBを壊しに来るようなパスラッシュ対策がVickには出来ないでしょう。局地的にサブパッケージで起用するのが(Donovan McNabbと併用されたワイルドキャット要員程度)Vickの正しい使い方でしょう。

 Matt Barkley 2013年ドラフト4巡指名、ルーキー。契約残り4年
 USC時代4年間スターターですし、高校時代から全米No1評価を受けてきたエリートです。去年アーリーエントリーしていれば1巡Top5くらいで指名されたと言われています。
 そういう意味ではスターター争いに敗れてArizona大に転校したFolesよりもQBとしての経験は深いですし、ルーキーでスターターを奪う可能性がゼロではないと思います。現在の所サードチームのようですが、デプスチャートを作らない方針のChipですし良ければファーストチーム抜擢も有るでしょう。
 パスの落とし所を知っているQBと言うのが第一印象。ポケットの前に出ながらパスを投げるステップが無いのが大きなマイナスです。そういう意味では少しNFLに対応するのに時間が掛かるかもしれません。

 Dennis Dixon 2008年PIT5巡指名、5年目。契約残り2年
BALのPS
 Chipの教え子で40ヤード4.6程度の脚力を持っていると見られています(ドラフト時怪我で測定無し、その後もACLなど怪我多数)PIT時代は基本バックアップでしたし、BALとはPSで拾われる状態だった事を考えるとNFLレベルでQBが出来る選手ではないのでしょう。
 もちろん、Chipのシステム経験が有る事と、PIT時代のチャンスは不振ではなく怪我で失ったことを考えれば能力が無いと決めてはいけないのかもしれません。ただ、現状サードチームでもほとんど練習させてもらえない事を考えれば、保険としての契約で序列上位3人に怪我などが無ければロスターに残るのは難しいでしょう。
 残るとすればVickを使うシステムのバックアップ。走れるQBを必要とする場合にはチームに残るかもしれません。

 G.J Kinne 2012年ルーキーFA、1年目。契約残り2年
NYJでカットされ、アリーナフットボールで過ごす。
 40ヤード4.85がドラフト時のデータです。Barkley指名で53人枠に残る可能性はほとんど無くなりました。練習要員としての契約だと思うのですが、先週月曜日の練習ではサードチームで2スナップだけだったようです。


 ドラフトでBarkleyを指名するまではVick優勢で走るQBを使うのだろうと予想していました。しかし、足が有るとは言えないBarkleyの指名からOTAでのFolesとVickをほぼ同等に使っている事でスターター争いとシステムとしてのランパス比率が不透明になってきました。
 個人的にはVickはワンポイントでスターターにはFolesを使って欲しいです。Chipのインタビューでも今年はまだ十分な選手が揃っていないと言う内容の発言をしていますし、カレッジ知識を活かしてドラフト中心にチームを作る第一段階の1年にするとすればFolesで行ってだめならBarkley,それでもダメなら来年また新しいQBを使う。これで良いと思うのです。

考えるのが楽しい

2013-05-27 18:01:00 | イーグルス
 53人枠を考えてみたくなったので抜き出してみます

QB Nick Foles  Michael Vick  Matt Barkley
RB LeSean McCoy  Bryce Brown  Felix Jones
WR DeSean Jackson  Damaris Johnson  Jason Avant
WR Jeremy Maclin  Arrelious Benn  
TE Brent Celek  Zach Ertz  
HB Jason Casey  
OT Jason Peters  Lane Johnson  Dennis Kelly
OG Evan Mathis  Todd Herremans  Danny Watkins
C  Jason Kelce  

NT Issac Sopoaga  Antonio Dixon
DE Fletcher Cox  Cedric Thornton  Bennie Logan
Vinny Curry
OLB Connor Barwin  Brandon Graham  Trent Cole
Phillip Hunt
ILB DeMeco Ryans  Mychal Kendricks  Jamar Chaney
Casey Mattews
CB Cary Williams  Bradley Fletcher  Brandon Boykin
Curtis Marsh  Jordan Poyer
S  Patrick Chung  Kenny Phillips  Nate Allen

ST Alex Henery  Donnie Jones  Jon Dorenbos
ここまで46人は怪我が無ければ残ると思います。

 次にCのバックアップをJulian VanderveldeにMatt TennantとDallas Reynoldsの誰かは残るでしょう、OT/OG陣にC経験有る選手がいませんからここは固いはずです。
 S陣はスターター候補が共に怪我持ちですし、5人残すかもしれません。ドラフトで指名したEarl WolffとSTエースColt Andersonに去年までのS陣でもっとも良い選手だったKurt Colemanから1人ないし2人が残る、これは誰が残るのか難しいです。同時にCBと言うよりもST要員のBrandon Hughesもこの枠で考えるべきでしょう。
 若手を集めているDE陣、3-4のDLは普通5-7人でしょうけれど4-3も兼務ならもう少し多いのかもしれません。そういう点から考えれば上記のメンバー+1か2でしょうか?Clifton GeathersにJoe Kruger、David Kingから選ばれると考えます。LoganとAntonioのNT適性によってはファイナルカット後にNT補充の可能性も残ります。
 オフェンスのスキルポジションからChris Polk、Riley Cooper、Ifeanyi Momah、Clay Harborが当落線でしょう。Cooperの名前を最近聞きません。BennとかMomahなんかの方が名前を見ます。
 46人にC,DB2,DL2,スキルポジション1か2で53人。OLとLBをもう1枚とかST専用枠も考えるとまだまだ固まっていないとも言えます。
 コーチ陣総入れ替えで予想が難しいです、3-4の選手配分、TE/HBシステムの選手配分が良く分からないのも予想を難しくします。予想を当てると言うよりも、誰が残るのかを楽しむと言う点なら今年は楽しいキャンプになるでしょうね。

OLシステム

2013-05-26 10:17:00 | イーグルス
 OLコーチJeff Stoutlandのインタビュー記事からいくつか抜き出してみます。


 StoutlandのOLコーチとしての特徴は「角度」どの角度でライン同士がぶつかるのかを重視すると言っています。
 特にランブロックではAlabama時代のマンツーマンとからChip Kellyが求めるゾーンブロックに変わっても角度をどう作るのかを重視してシステムを作っていくとコメントしています。
 Howard Muddのシステムではゾーンと言っても横に流す事を重視していました。新システムは横に流すのが目的ではなくDLやLBに対して良い角度で当たる為の動きをとってくれると期待します。
 本来ゾーンブロックは斜めに押すはずですし、角度にこだわるのであれば当然斜めに当たる事になるでしょう。速いタイミングで抜けるのが持ち味のBryce BrownやFelix Jonesには大きなプラスになると思います。LeSean McCoyにしてもホールが無い中で苦戦していたのですし、新システムで少しでも抜ける場所が出来ればオープンフィールドでの動きを見せる事になります。

 
 Lane Johnsonについては身体的に素晴らしい素材だがブロックの角度など技術面の向上が必要。開幕戦でスターターになるのかはまだ決めていないと言う事です。
 Jason Petersはアキレス腱の怪我をしたとは思えないくらいにまで回復しているようです。
 Julian VanderveldeをCとして起用しているようです。Mudd時代はカットを繰り返しましたが、新体制ではCとして生き残るかもしれません。
 
 VanderveldeがバックアップとしてC/G両用出来るのであれば、スターター5人+Dennis Kellyで7人までは確定と言う事になります。Danny Watkinsは8番目と言う事になります。Evan Mathisの怪我次第ではカットされてCFL行きの話が再燃する可能性は低くないでしょう。

 横へ流すゾーンが悪いという訳ではないのですけれど、ショートヤードを確実に取るようなチームにするには斜めに押すゾーンの方が良いに決まっています。変にいじらなくても1ヤードを取れるチームを作る事が奇策を出す為にも必要でしょう。OLのシステム変更はチームを良くするはずです。