春爛漫、良い季節です。野に山に花がいっぱいです。
我が家の遅咲きの濃色の梅の花が咲きました。
春されば まづ咲く宿の 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ
万葉集 山上憶良
ギボウシも大きくなりました。
奥山の岩本管(ギボウシ)を根深めて結びし心忘れかねつも
笠 女朗(かさのいらつめ)
青空の下の白モクレンです。
木蓮の散りて干潟の貝めける 林のみちの夕月夜かな
与謝野晶子
真っ黄色の山吹の花です。
七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき
後拾遺集・兼明親王
椿の赤と雪やなぎの白が対象的で目を引きます。
白に細い筋の入った、かすりの椿です
椿落て昨日の雨をこぼしけり 蕪村
宵闇に 白く浮かぶ雪柳 倒れず生きたや たおやかに (GB駄作)
さあ、野に山に出かけませんか?そして一句いかがでしょう・・・