GOSEO BLOG

2-0が怖いのではない、お前達の勘違いが怖い

WAR

2024-05-20 22:55:58 | 音楽
先日アメリカに住む友人から「歌唱力を補って余りある跳躍力」というコメントと一緒に、柴田恭兵が歌うWARの映像のショートカットが送られてきた。

確かに跳躍力はすごい(イントロのはじめで大ジャンプします)のだけど、全編を通じこんなに大きなサングラスをかけているにも関わらずここまで困った表情が伝わってくるのも珍しい。これは仕事で英語を話さざるを得なくなり喋っている時の私だ。

柴田恭兵は誰が見てもかっこいいし演技も上手い。野球をやっていて運動神経もよい。芸能人なのにも関わらず常識もあって分別のある大人だと思う。私も大好きな役者で、あぶない刑事はタカよりユージ派です。ただ、歌は苦手意識を持っているのが伝わってくる。

柴田恭兵は音痴ではなく音域が狭いだけと思う。例えば横浜デイブレイクという曲は柴田さんの音域を超えた高音が求められ苦手だった思うが、このWARはひたすら低域を行き来する不思議なメロディラインで狭い音域に寄り添った構成になっており、自信を持って歌えばサマになるはず。音程を外しているわけではないのだし。

でもこの動画では柴田さんの表情から苦手意識がにじみ出て、見ているこちらがいたたまれなくなってしまう。ナンシー関が以前書いていた「バラエティー番組の司会をなぜかしている(やらされている)石立鉄男」を見た時もこんなだったのかもしれない。

必要以上な苦手意識で自分自身を萎縮させるのはもったいない。見ている側の全員が歌唱力にプライオリティをおいているわけではない。かつて夜ヒットであった近藤マッチからASKAへのマイクリレーでボヘミアンを歌うというような公開処刑の構造でもなく、自分の音域でバックコーラスもつけて歌える環境なのだから、自信をもってやればよいものになる余地はあったと思う。

英語をしゃべるときには不要な苦手意識を持たず、虚勢にならない範囲で(うそでも)自信を持った姿勢で臨もうと思いました。

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