茨城県自然博物館の
小幡和男先生を講師にお迎えしての植物観察会。
ヤマボウシ
コナラ,クヌギ
全体の流れは前回ご報告した通りですが,
今回は観察した植物の中から
特に面白かったものについて特集します。
<観察した植物>
ヤマボウシ,ハナミズキ
クヌギ,コナラ(芽生え)
ハルジオン(春紫苑),ヒメジョオン(姫女苑)
コモチマンネングサ
ミント
ハス
オオカワヂシャ
クサノオウ
アメリカフウロ
カラスノエンドウ
ドクダミ
クモキリソウ
ヤマウグイスカグラ
クサイチゴ など
<ハルジオン(春紫苑),ヒメジョオン(姫女苑)>
写真を撮りそびれました
道端でよくみかける草ですが,
見分けるのに少々苦戦します。
小幡先生に教わった見分け方
1 咲く時期
ハルジオンは春,5月いっぱい
ヒメジョオンは春から10月
2 葉っぱ
ハルジオンは茎に巻きつくようにつく
ヒメジョオンは巻きつかない
3 茎の断面
ハルジオンは空洞あり
ヒメジョオンは空洞なし
ハルジオンで,紫がかった花が咲くものをみかけますが,
それで名前が春「紫」苑なのかな?
<コモチマンネングサ>
池の端から黄色い小さい花をつけた草を抜いてきた小幡先生,
「これをよく見て,何か気付いたことある?
小さいお子さんからすかさず
「おまめ~~~」の声。
よく見てます。
すごいです。
確かに小さな葉っぱの上に
豆のようなものがついています
これ,この草の赤ちゃんで,
ポロッとこぼれて地面に落ちると,
芽が出るそうなんです。
かわいいですね。
繁殖しすぎると草取りに苦労しますが…
<ハス>
真夏にトンボ池を彩るハナバス
その葉っぱを1本切ってきた小幡先生,
葉っぱの上に池の水をかけて葉っぱを揺らしますと,
あら,不思議。
水が塊のようになってころころ転がり始めました。
「つかんでごらん」
本当に手でつかめそうにまとまって動き回っています。
小幡先生が拡大鏡で覗くと,
葉の表面に細かい毛がびっしり生えているということでした。
ハスの葉をモデルにして
防水の服を開発しようとしているところもあるそうです。
茎の断面も観察。
「茎を切るとどんな形が出てくると思う?」
「レンコンだ~~!」
ほんとだ!レンコンの断面と同じ形。
そして,茎の中から空気が出てくるようで,
次々に泡ができては,はじけていきました。
時には繁りすぎてスタッフを悩ませるハスですが,
じっくり観察すると不思議で面白いです。
<オオカワヂシャ>
今年,池に大繁殖中。
水色できれいですが,
特定外来生物だそうです。
冬に池を干しあげて護岸整備をしたので,
広がっちゃったかな?
「クサノオウ」以降はpart3でご紹介します。
ハスの花・・いい色が出てますね。流石です!
ありがとうごさいます。
ハスは昨年の写真です。
今年の夏も華麗な花が楽しめると思います。