筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

植物観察会 part3

2015年06月09日 | 自然体験活動

<お知らせ>

10匹ほどと少な目ですが,

五郎助山のホタル川に

今年もゲンジボタルが飛んでいます。

ホタルは光でメスとオスが交信します。

車のライトや懐中電灯のあかりに混乱することがあるので,

お越しになるときは,

過剰な光を当てないよう,

ご配慮いただければ幸いです。

 

大部分のホタルは,

スタッフが自宅で育てた幼虫を放流したものです。

多くのホタルを育てるには餌のカワニナもそれだけ必要となり,

環境への影響も懸念されます。

数は少な目ですが,

スタッフの一年間の努力と苦労の結晶ですので,

ゆっくりお楽しみいただければ幸いです。

 

さて,5月31日に行われた植物観察会では,

たくさんの身近な植物を観察しました。

その最終回です。

 

<クサノオウ>

茎を手折ると,

切り口から黄色い汁が出ます。

皮膚につくとかぶれるそうなのでご注意を。

 

<アメリカフウロ>

 

種がはじけると,かわいらしい形に。

        →  

 

ゲンノショウコのアメリカ版で,

薬効(おなかのクスリ)もほぼ同じだそうです。

小幡先生が植物の名前を紙に大きく書きながら

説明してくださいました。

 

<カラスノエンドウ>

カラス+ノエンドウ

カラスのように真っ黒な実がつきます。

花は早春に咲きます。

私は若い芽を摘んで,天ぷらにして食べるのが好きです。

 

<ドクダミ>

名前のイメージとは違い,花は白くてきれいです。

様々な薬効があり,「十薬」とも呼ばれています。

 

小幡先生の丁寧な解説をずっと聞いていたかったのですが,

植物採取の時間が迫っていたので,

ここからは急ぎ足。

 

五郎助山の貴重な植物,

キンラン,ギンラン,サイハイランなどを写真でご紹介しました。

 

ちょうど咲いており,観察できた

クモキリソウ

 

フタリシズカ

 

ウグイスカグラの赤い実を試食

うっすらと甘いかな?あまり味がしないな~~~の声。

(鳥は大好きな実です)

花は早春。

 

 

クサイチゴのまっ赤な実,1個発見。

参加者代表の方に味見していただきました。

花は白。

 

今回候補にあがったものの,

時間の関係で観察が見送られた

クチナシグサ。

実がクチナシの実にそっくり。

 

参加者の皆様,たくさんの植物を観察・採取し,

天ぷらとおにぎりとお新香を食べて,

お腹いっぱいになっていただけたでしょうか?

 

秋も植物観察会を予定しておりますので,お楽しみに。

 

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2 コメント

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そうですか・・・ (土浦・さくらい)
2015-06-09 10:32:26
 ホタルはライトで逃げるんですね・・・。先日、このブログを見てか「Kさん」が会社帰りに、これから五郎助山へ行ってホタル見てくる・・・・。言ってました。
 
 ところで「クサイチ」美味しいですから是非、お試し下さい。私の「隠れ家」にもありまして時々、食べます・。

最近・・ハクビシンがしつぼつして「とちおとめ」が全滅しました。

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Unknown (おおくぼ)
2015-06-10 05:49:45
さくらいさん,
私は土曜日の夕方見に行きました。
里山の会員が数人来ていました。

ホタルはメスとオスが
光で交信するので
車のライトや懐中電灯のあかりに反応して,寄って行ってしまうみたいです。

成虫としての短い期間を
ホタル川で,静かに過ごさせてあげたいので,
なるべく暗い状況を保ってあげたいです。

足元が危ないので,
懐中電灯など,最小限の明かりは
お使いいただければと思います。

クサイチゴ,おいしいですよね。
五郎助山でも,クサイチゴの時期は,
刈払機での草取りを避けてもらっているので,
イチゴ畑ができています。
でも,思ったより,実が少ないです。

知る人ぞ知る,
「ナワシロイチゴ」は
赤紫のきれいな花を咲かせていましたが,
そろそろ終わりかけており,
実が熟すのが楽しみ。

我が家の庭のキイチゴも
食べ頃です。

ベリー類がおいしい季節ですね。


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