筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

ホタルが飛んでいます

2012年06月02日 | お知らせ

現在、五郎助山にホタルが飛んでいます。

すでに毎夕何人かの方々にご来訪いただき、
楽しんでいただいているようです。
みなさん、懐中電灯等の使用を控え、
また、ホタルを持って帰りたいというお子さんに
「里山で見ようね」とおっしゃっていただくなど、
マナーを守った鑑賞のしかたをしていただき、
感謝の気持ちでいっぱいです。

私も昨夕、広報部会の集まりのあと、寄ってみました。
こけしが立っている辺りまで、ふわふわと飛んでくるホタルがいました。

ホタル川では、
ホタルが一つの場所に集まっていたり
上のほうと下のほうに分かれることがあったり、
葉に足を滑らせたか、ポトンと落ちてしまうものがいたり…
(弱っているかも、ということでした
 成虫で生きられる時間は、何日でもないそうです。)

観察しているとおもしろく、2時間くらい飽きずに観察しました。
水辺環境保全部会のリーダーもいて
10年にわたる育成の苦労・努力、ホタルの生態など、
たくさんお話を伺うことができました。

毎夕、会員が自主的にホタル川に来ているようですので
お越しの際は、是非、話しかけてみてください。


会員が育てたゲンジボタル

 

水辺環境保全部会員からのメッセージ

<ホタル鑑賞の夕べにさきがけ、ホタル飛翔>

 水辺環境保全部会(旧ホタル部会)のメンバーは、
 スタッフ18名で蛍の人工飼育を実践しております。

 私も自宅の水槽に部会リーダーから頂いた成虫ホタルから、
 1年かけて採卵
 
孵化~幼虫~さなぎ~羽化~成虫~飛翔の飼育。

 エサとなる巻貝・カワニナ採集を実践してきました。

 5月24日~30日まで羽化装置から多数の蛍が成虫となり地上へ。


 里山守る会のHPに最初10日からと掲載しましたが、
 気持ちが通じたのか、

 すでにかなりの蛍が地上に飛び出しました。
 「蛍鑑賞の夕べ」は10日に行いますが、
 蛍の光の点滅は今夜(6月2日)あたりから見ることができます。

 

ホタルの人工飼育には、さまざまな難しい課題が山積しています。
水辺環境保全部会の皆さんは、試行錯誤しつつ、
「里山」という自然の中で、
ホタルが飛び交う喜びを共有したい、
という思いのもと
大事にホタルを育てています。

現在、自然発生はたやすいことではありませんが、
水辺環境を整えることで、ホタル川で育ったホタルが
五郎助山を舞うこと、
それが私たちの夢です。

おいでになる皆さん、
どうか、ホタルを驚かさないよう、
そっとご覧いただけますようお願い申し上げます。

お車は、里山駐車場におとめください。
ホタルは光で交信する生き物ですので、
人工的な灯りに混乱します。
懐中電灯などの灯りを使うことは極力ご遠慮ください。
(特にホタル川近辺でホタルを照らすことのないよう、
 
ご配慮をお願いいたします)

コメント (3)
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