現在、五郎助山にホタルが飛んでいます。
すでに毎夕何人かの方々にご来訪いただき、
楽しんでいただいているようです。
みなさん、懐中電灯等の使用を控え、
また、ホタルを持って帰りたいというお子さんに
「里山で見ようね」とおっしゃっていただくなど、
マナーを守った鑑賞のしかたをしていただき、
感謝の気持ちでいっぱいです。
私も昨夕、広報部会の集まりのあと、寄ってみました。
こけしが立っている辺りまで、ふわふわと飛んでくるホタルがいました。
ホタル川では、
ホタルが一つの場所に集まっていたり
上のほうと下のほうに分かれることがあったり、
葉に足を滑らせたか、ポトンと落ちてしまうものがいたり…
(弱っているかも、ということでした
成虫で生きられる時間は、何日でもないそうです。)
観察しているとおもしろく、2時間くらい飽きずに観察しました。
水辺環境保全部会のリーダーもいて
10年にわたる育成の苦労・努力、ホタルの生態など、
たくさんお話を伺うことができました。
毎夕、会員が自主的にホタル川に来ているようですので
お越しの際は、是非、話しかけてみてください。
会員が育てたゲンジボタル
水辺環境保全部会員からのメッセージ
<ホタル鑑賞の夕べにさきがけ、ホタル飛翔>
水辺環境保全部会(旧ホタル部会)のメンバーは、
スタッフ18名で蛍の人工飼育を実践しております。
私も自宅の水槽に部会リーダーから頂いた成虫ホタルから、
1年かけて採卵
孵化~幼虫~さなぎ~羽化~成虫~飛翔の飼育。
エサとなる巻貝・カワニナ採集を実践してきました。
5月24日~30日まで羽化装置から多数の蛍が成虫となり地上へ。
里山守る会のHPに最初10日からと掲載しましたが、
気持ちが通じたのか、
すでにかなりの蛍が地上に飛び出しました。
「蛍鑑賞の夕べ」は10日に行いますが、
蛍の光の点滅は今夜(6月2日)あたりから見ることができます。
ホタルの人工飼育には、さまざまな難しい課題が山積しています。
水辺環境保全部会の皆さんは、試行錯誤しつつ、
「里山」という自然の中で、
ホタルが飛び交う喜びを共有したい、
という思いのもと
大事にホタルを育てています。
現在、自然発生はたやすいことではありませんが、
水辺環境を整えることで、ホタル川で育ったホタルが
五郎助山を舞うこと、
それが私たちの夢です。
おいでになる皆さん、
どうか、ホタルを驚かさないよう、
そっとご覧いただけますようお願い申し上げます。
お車は、里山駐車場におとめください。
ホタルは光で交信する生き物ですので、
人工的な灯りに混乱します。
懐中電灯などの灯りを使うことは極力ご遠慮ください。
(特にホタル川近辺でホタルを照らすことのないよう、
ご配慮をお願いいたします)
ライトを消しスモールだけでトンボ池に近づきました。
誰もいないかなと思ったら、5、6人の方が、ホタル川の上を飛ぶゲンジホタルを静かに観賞していました。
谷貝ホテル部会長、山下さん、中山さんもいました。娘は子供の頃見たことはありますが、久しぶりのホタルとの遭遇にかなり興奮気味でした。
1歳半の孫の目にはどう映ったのでしょう?20匹から30匹は飛んでいました。
何時間見ていても飽きないものです。
今年も感激!
終了後、ホタルを見に行きました。
水辺環境保全部会のチーフとゆっくり話ができました。
ホタル川での自然発生を夢見て、
人工飼育の装置に工夫を凝らし、
手塩にかけて幼虫を育てているチーフの苦労談に
耳を傾けました。
鑑賞会が、ホタルを大切にする行事となるよう
願ってやみません。
理想的な自然保護のあり方を話し合う機会を作りましょう。