goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

シアワセ・・・+悶絶?

2008年01月22日 | 08 花たち



【ドイツトウヒ・独逸唐檜】マツ科

日本国内ではドイツトウヒの名前が一般的ですが、
英名ではNorway Spruce・ノールウエートウヒ、
その他、オウシュウトウヒ・欧州唐檜、ヨーロッパトウヒ、ドイツマツ
などと呼ばれることもあるようです


マイリビングには、お気に入りの場所が数ヶ所ありますが、ここもそのひとつです。
何種類かの針葉樹に混じって、数本のドイツトウヒが植えられています。
夏の暑いときなどは、涼を求めて側のベンチに腰をおろし、のんびりとした時間を過ごすこともあります。

日当たりに難がありますので、寒さのなかベンチで寛ぐには不向きな場所ですが、この時期には、別のお楽しみが用意されています。

待っているんです。

散策のたび、羨望のまなこで見上げていました。

見えますか?

樹上高いところでぶら下がっている、あこがれの君が。

あこがれの君、ドイツトウヒの松ぼっくり、落ちてこないかな・・・

おじさんが手にすることの出来る松ぼっくりのなかで、最大最長のものです。
毎年、数個との巡りあいはあるんだけど、今期はまだなんです。


今年のおじさん、シダーローズは拾わないことにしています。
昨年は熱病に罹ったように拾いましたからね。
一生分拾ったと、豪語いたしております。

地上に舞い降りている薔薇の花たち、見かけたことは何度もありますが、手は出さないようにしております。
後日通りかかったら無くなっていますからね、どなたかの元に、薔薇たちは引き取られて行ったことでしょう。
シダーローズの愛好家たち、もっと増えて欲しいです。
心からそう思っています。

という訳でもありませんが、こちらの松ぼっくりはに、大いに期待していたんですよ。

          
            早く落ちてこないかな・・・

 

            見~つけた~~


ありました、ドイツトウヒの松ぼっくり。

今年も出会うことが出来ました。

形や色のいいもの、ひしゃげてしまっていたものなどもありましたが、総計9個の出会いがありました。

1個だけでも絵になる松ぼっくりですのでね、有効な利用方法は何かなと、時間をかけて考えてみます。

9個のシアワセをゲットしたあと、おじさんはお目当ての場所を目指しました。
目的ははっきりしております。
小さな薔薇の花を求めて、いざいざ出陣です。

「小さな薔薇」のことは、一昨年、ポージィさんのブログで教えていただき、出会いも果たし、記事もアップしてはおりますが、そのときの画像については、大いなる不満だらけです。
小さな薔薇の魅力を、伝えきれていないとの思いがありました。

昨年はカメラも替わったし、今度こそはと意気込んでおりましたところ、アップ画像の撮れる高さにあった枝が、ばっさりと伐り落とされてしまったのです。
枝打ちで、下枝が整理されたのです。
トップ写真でおわかりでしょうか?
樹間が、スカスカしていますでしょう?
これも、東京都が推し進めている、「公園の闇一掃計画」の一環なんじゃないかと、おじさんは睨んでいるんですがね。

でもね、10月のある日、別の場所でドイツトウヒの木を見つけていたのです。
一目散に、その場所を目指しました。
今更ながらですが、日曜日の話です。

咲いていましたよ、小さな薔薇の花たちが。
ただしこの木には、松ぼっくりは無しです。


小さな薔薇の花たちと、濃密な、素晴らしい時間を過ごしてきましたよ。

           悶絶・・・


ね、ね、ね、可愛いでしょう?
小花好きには、こたえられません。

1センチにも満たない大きさなのです。

これぞ「ロリータ花」です!


ところでです、おじさんは「小さな薔薇」と何度も繰り返し言っていますが、実はですね、こちらのお方は花ではありません。
薔薇の花と見紛うこちらのお方は、花じゃないんです!
花じゃないんですよ!!

既におわかりでしたよね?

この「小さな薔薇」の正体は、ドイツトウヒの冬芽なのです。
冬芽をおおっていた鱗片が徐々にひらいてきて、あたかも薔薇の花のような造形を見せてくれているのです。

しつこいけれどもう一度、花じゃないのですよ!!

この冬芽が成長して、上の写真のように枝分かれしていくようです。

春になると、その先にほんとの花が咲くらしいのですが、未だ見たことありません。
冬咲く「小さな薔薇」の虜になってしまい、本来の花のことなど、ものの見事に忘れてしまっておりました。

ドイツトウヒの花も撮ってみたいですね。憶えていたらね。

枯れてしまった「小さな薔薇」もありました。

こんな姿にも、なんだか惹かれてしまうのですよ。


銀葉のこちらの薔薇も見かけたのですが、トウヒのお仲間でしょうかね?



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ドイツトウヒとくれば (ポージィ)
2008-01-23 10:43:53
落ちてこないかな~ 落ちてこいこい~お~い
最初の写真を拝見して私も見あげている気分になりましたよ~
待たれた甲斐あって9つゲットですか。シダーローズと違って
細長くて大きいこのマツボックリ。さぁて悟郎さんはどんな
アイデアを思いつかれるのかしら。ちょっと難しそう。

そして、私本人もすっかり忘れていたドイツトウヒの小さな薔薇!
悟郎さん、しっかり覚えていらして(私の記事までも)
こちらも待っていらしたんですね。今年の写真、鮮明で
可愛らしさがよぉーくわかります。一度はガッカリされたものの、
お会いになれてよかったですね。

銀葉のこちらも綺麗ですね。まぁ~小さな薔薇もいっぱい!
何でしょう。コロラドトウヒ??
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小さな薔薇 (悟郎)
2008-01-24 03:11:07
★ポージィさん

知らなければただ通り過ぎるだけでしょうが、知ってしまった人間は、ひたすら落ちてくる日を待ち望んでしまいますよね。
お~~い、早く落ちてくれよって、何度も見上げておりました。
そうなんですよね、1個がすでに完成された形をしておりますのでね、この松ぼっくりをどう料理するか、思案のしどころです。
いまのところ、まったく思いつきません(汗)。

またまた、無断でリンクいたしまして、失礼いたしました。

ポージィさんに教えていただいてから、忘れた日は1日たりとございません(笑)。
なんとかいい写真を、納得するものを撮ってみたいと、ずっと思っていました。
偶然見つけたドイツトウヒの木がありましたのでね、今年こそはと狙いをつけておいたのです。
座っても撮れるくらいの高さにありましたのでね、じっくり付き合ってまいりました(笑)。
可愛いのが撮れたでしょう~~

すぐそばにあったこちらの銀葉にも、小さな薔薇がびっしり咲いていました。
コロラドトウヒの名前には、私も検索中に出会ったのですが、特定することもないかなと、そのままにしておきました。
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ほんとだ。 (noodles3)
2008-01-24 11:47:36
花のように、可愛らしいです。
葉のグリーンとのコントラストが、綺麗に撮れていますね♪
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被写体 (悟郎)
2008-01-25 00:39:42
★noodlesさん

是非とも、noodlesコレクションに加えていただきたい一品です。
虜になること間違いなし!
マクロ撮影には、最適の被写体ですよ~~
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Unknown (みけ猫)
2008-01-25 20:08:20
悟郎さんにもらったシダローズ大切飾ってあります。去年は私もシダローズを探しましたその木があってもローズがなかったりなっていても次週にいってみるともう落ちて掃除をされてしまってなかったりしました
が何とかクリスマスまでにリースを1つ作りました     今度はこの小さいローズを探しにいってみますまた 悟郎さん何を作るか教えて下さい、           (アメリカでは1週間に1回ヤードウオークの人が来て掃除をするのです)       
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クリスマスリース (悟郎)
2008-01-26 03:38:57
★みけ猫さん

それでも、リースを作れるほどのシダーローズ手に入れることが出来たのですね。
確かにね、ある人にとってはお宝でも、単なるゴミとしか思わない人もいらっしゃるでしょうしね。

小さな薔薇、探してみてください。
可愛いですよ。
ドイツトウヒの松ぼっくり、さてどんなものが出来るでしょうかね。
じっくり考えてみます。
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