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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

これから出発だけど…

2010年03月10日 | Weblog


午前7時の気温はマイナス7度。
写真のようにニセコアンヌプリは見えてますけど、どんより天気。
きょうの天候、これから大荒れだそうだ。
参ったねぇ。

新千歳空港発の羽田行きは、午後2時過ぎの予定だけど、なんだか天気次第では出発も危ういことになっておる。
ってことで、午前9時には航空会社に電話して、早い便への変更もしなきゃならんのです。
なんか多難なスタートじゃ。

さて、
きのうからTVでも大きく取り上げられておるけれど、「核持ち込み」の密約がとうとう明るみに出た。
60年安保の時だって、70年安保の時だって、「自民党政府はなんか隠してる」んではないかと、多くのニッポン人は、なんか「怪しい」と思っておりましたです。
思い起こせば、70年安保当時だって、学生諸君のシュプレキコールは「核基地付き沖縄返還策動、粉砕!!」でござった。

「核の持ち込み」みんなが怪しいと思ってましたです。
問題は、民主主義国家にもかかわらず、自民党政権は国民に平気で「大嘘こいていた」ってことじゃ。
どもこもならん。

外交に機密はつきものかもしらんけど、諸外国では歳月を経れば、ちゃんと公開するよう法律で定められておる。
ところがニッポン国では、ことこの問題に関しても、行方不明の文書がごっちゃりあって、人知れず処分された可能性もあるのだそうな。
外務省の官僚さまが、勝手に破棄したんだろ、まったくもって、とんでもない。
そんなデタラメが果たして「国益」でござろうか?

そういえば、山崎豊子さんの小説「運命の人」の主人公のモデル、元毎日新聞の西山記者の判決が迫っておる。
朝日新聞を引用すると、

「沖縄が日本に復帰する直前、毎日新聞記者だった西山さんは外務省の女性事務官を通じ、沖縄の土地の原状回復補償費400万ドルを日本が肩代わりする密約を示唆する機密電文を入手した。国会でも取り上げられたが、外務省は密約を否定。西山さんは国家公務員法違反で逮捕され、78年に最高裁で有罪が確定した。」

「ところが、00年には米国立公文書館が、吉野文六・外務省アメリカ局長(当時)とスナイダー駐日米公使(同)のイニシャルが入った公文書「議論の要約」を開示した。密約の内容が記されていたが、外務省は認めなかった。」

「西山さんらは昨年3月、東京地裁で国を相手に情報公開訴訟を起こした。裁判は今年2月16日に結審し、判決は4月9日に言い渡される。 」

ってことで、4月9日の判決、注目されまする。
西山記者の大スクープは、犯罪に貶められたってわけじゃ。
それにしても、「あった話」を「ない話」にすり替えて、さらには犯罪者に仕立てる怖さ。
人ひとりの人生を大きく変えてしまった国家の罪は、まことに大きい。
権力って改めて怖いなぁ、恐ろしいなぁ、と改めて思う今日この頃なのじゃ。

今回密約が明らかになったのも、政権交代ってもんがあったから。
確かに鳩山総理はアンポンタンだし、小沢にも困ったもんだけど、自民党政権が続いていたらと考えると、まだまだましってことかね。
やっぱ、何年かに1回、政権交代ってもんが必要じゃ。
そのことがニッポン国民によ~くわかっただけでも、たいそういがった。

そんなこんなの尻切れトンボのブログでござるけど、
おぢとハニーさんは、これからイスタンブールへ出発いたします。
怪しいウズベキスタン航空ゆえ、ちゃんと帰ってこれるかたいそう不安ですけどねぇ。
20日朝にはブログ復帰いたしますゆえ、ご勘弁。
許ちてねぇ…