おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

実はニッポン国「明治31年まで夫婦別姓が常識」だったBy高橋源一郎

2024年08月31日 | Weblog

ざぁざぁ雨降りの午前6時、気温はプラス22度。

きょう1日こんな天気らしく、最高気温は25度の予想だ。

雨雲レーダーを見ると、ご当地周辺はけっこうな雨降りだ。

あれこれ被害など出ないといいのですが…

ところで、

文化放送・YouTubeの「大竹紳士交遊録」を、タブレットで楽しく拝聴しております。

きのうのゲストはおぢと同世代の高橋源一郎さん、選択的夫婦別姓についてお話した。

曰く、ニッポンは世界で唯一「選択的夫婦別姓」ではない国だそうです。

反対派は、夫婦が別の姓を名乗ったら「家族の絆が破壊される」という。

なのでニッポンを除く世界中の国は、家族の絆が壊れた国ってことになる。

おバカなことを申してくれては困ります。

中国も、北朝鮮も、アラブの国も夫婦は別姓だというのだよ。

さらに、夫婦が同一の姓を名乗るのは「日本の伝統だから大事だ」というのも大ウソ。

高橋さんによると、武士の場合は「妻は実家の姓を名乗った」し、庶民にはそもそも「姓がなかった」。

江戸時代は、八っぁさん、クマさんの世界、名前はあっても姓はないのが常識だった。

加えて高橋さんが発見したそうですけど、「苗字を許されたのは明治3年のこと、これが許可制だった」という。

だからみんな名字を付けなかったので、政府は明治8年に「苗字を義務化」したのだという。

これに遡る明治6年には「父子兄弟姉妹は同一苗字たるべし」という布告が出たそうだ。

ここに「母」がない。

そこで当時の内務省に「なんで母がないの?」と問い合わせが来たという。

その時の内務省の答えが「日本の伝統では妻は実家の姓を名乗るから、夫婦は別姓です」だったというから面白い。

っていうかニッポンの伝統は、なんと夫婦別姓だったってことを当時の内務省が申していたわけ。

夫婦別姓こそ、ニッポン国の伝統ってことだ!!

さらに、なんでこれが夫婦同姓になったかというと、明治31年、当時のドイツ民法をまねをしたためだ。

そのときに現行制度になったという。

そのドイツの民法もいまは改正されて夫婦同姓ではない。

ってことで、選択的夫婦別姓に反対する旧統一教会、並びに極右の皆さまよ、夫婦別姓こそ、我がニッポン国の伝統だったのだ。

夫婦が同姓を名乗るのは、ドイツを真似した明治31年からという、まったくもって新しいお話なのでした。

こりゃもう、トットと世界の常識に合わせて、選択的夫婦別姓にしなさいってこと。

「ごたく並べて世界の非常識してる場合かよ!!」ってお話でした。

宗教団体に振り回されてる自民党の一部極右の皆さんはどうだね?

また急に知名度上昇中で旧統一協会との関係も噂されるコバホークこと小林鷹之さんは、どうよそのあたり???