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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「静かな祇園」が復活した京都、観光客26%減の「さっぽろ雪まつり」

2020年02月13日 | Weblog

午前6時になります。

気温はマイナス4度で雪も降っておりません。

今日は日中の最高気温がプラス10度にもなるそうだ。

写真のようにきのうデッキの雪もきれいに融けた。

そこで遠い日の温かい「さっぽろ雪まつり」を思い出しました。

おぢが小学校の高学年か中学生のころ、あまりに温かいもんだから、大通公園の大雪像が融けて骨組みだけになりそうだったことが何度かあった。

もちろん2月のことでしたが、かつても温かい年があった。

まだ地球温暖化などという言葉もなかったけど、大気汚染によって札幌の空は「真っ暗」だった。

そう、当時は石炭ストーブや石炭ボイラーを使っておったので、真っ黒い煙を庶民の家はもちろん、大きなビルからも、もくもくと吐きだしておった。

これを、スモーク(けむり)とフォッグ(霧)を合わせたイギリス発祥の造語「スモッグ」と呼んでおった。

街を歩くと顔も鼻の穴も真っ黒。

これにスパイクタイヤが道路を削って「粉じん」が発生、温かい日はこれももうもうと舞い上がった。

こんなもんを吸って育ったおぢ世代だけど、皆さん不思議と意外に元気だ。

地球温暖化はこの先も、どんどん進む勢いだけど、若者世代はどうなるんだろ?

そもそも地球温暖化を認めない「トランプさん」みたいな究極の一国至上主義で地球は大丈夫か?

などと、かなり心配にもなる。

…ってことで、

話は「さっぽろ雪まつり」に戻るけど、来場者が71万人も減って、今年は202万人だそうな。

去年より26%もの減少だ。

原因は、

①新型コロナウイルスの感染拡大で中国からの観光客が激減。

②同じ理由で札幌市民も人ごみを避けた。

③対日関係の悪化で韓国からの観光客が減った。

この3点だそうな。

この現象「さっぽろ雪まつり」に限らない。

京都でも「毎日渋滞していた四条通りや東大寺どおりが今はスムーズに通行できます」とは2月13日号の週刊新潮だ。

祇園の皆さんも、

「10年前の静かな祇園が戻ってきたみたいやなあ」

「これくらいのお客さんの数がちょうどええなあ」と感慨深く話しておるそうだ。

何せ舞妓さんが観光客のストーカー被害など観光被害に悩まされてきたというから話は深刻なのだ。

これについて元経産官僚の古賀茂明さんがこう申しておる。

「インバウンドを増やすこと自体は悪いことではない、しかし、今の日本の経済政策は『インバウンド一本足打法』になっていて、今回のような事態になると他でカバーできないもろさを抱えています」とまことにごもっともなのだ。

さらに続けて「料金が高くても来てくれるインバウンドの『質』を重視した政策に方向転換して行きべきでしょう」ってことでフムフムした。

おぢに言わせれば、そもそも「円安」誘導が問題だ。

「弱い円」のどこがいい???

速水優日銀元総裁も「円安とは弱い円だ。弱い円で喜ぶとは…」と申しておるけど、こちらもごもっとも。

かつて「強い円」の時代がありました。

バブルと言われたけど、円高と好景気でニッポン人は海外であれもこれも買いまくった。

ニューヨークの「タイムズスクエア」まで買っちゃって「ジャパン アズ No1」と浮かれておった。

そこから30年もの間、ニッポン経済は右肩下がりに成り下がった。

いまは国策として「円安誘導」してるわけですから、当然のことながら国力は衰え、見る影もない。

円安誘導で「観光立国の一本足打法」で「外国人頼み」でいいのかニッポン国!?

などとニッポン国の将来を心底憂う、憂国のおぢなのだ。

悪いけど「憂国」は右翼の専売特許ではございませんです、ハイ!!