おぢのニセコ山暮らし

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段々怪しくなってきた!? ゴーンさん逮捕の根拠

2018年11月28日 | Weblog

午前6時の気温は零度。

まだ街灯がついておって、外は真っ暗だ。

少し風があるようで、きょう日中の最高気温は3度に止まるとか。

午後からは雪だそうな。

あすは吹雪く所もあるそうで、日中の最高気温もいよいよ零度だ。

きのうまで10月の気温でしたけど、きょうから一気に冬に戻るご当地ニセコでござる。

さて、

ゴーンさんが逮捕されてから一週間が経ちました。

この間のあれこれ報道を見ておると、フランスとニッポンの司法制度があまりに違って、ニッポンはどうなんだ? と思いましたです。

フランスでは、検察に逮捕されても、取り調べには弁護士が同席し、4日間で起訴か保釈かが決まるそうだ。

テロのような犯罪は別だそうだけど、4日で取り調べは終わるのです。

一方、ニッポンでは20日間拘留され、さらに再逮捕で20日間拘留されるから40日の拘留が可能だ。

もちろん弁護士は取り調べに同席なんぞしておりません。

否認すれば保釈もない。

そんなこんな、27日付米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは社説で、今回の逮捕をこう批判したそうだ。

「カルロス・ゴーン容疑者の逮捕について、勾留中の取り調べには弁護士が同席せず、自らの権利を守ることができない一方、資金流用疑惑がメディアに次々とリークされる状態は『宗教裁判』のようだ」

「最大20日間の勾留が認められ、再逮捕もできる日本の司法制度は、暴力団の取り調べならいざ知らず、犯罪歴のない国際企業の幹部には適切ではない」

さらにこういう事態は「共産主義の中国なのか」と疑問を呈したそうだ。

ニッポンの司法制度は、アメリカ人から見ると共産国家の中国みたいに「人権」がほぼ無視されていると思われているのかと驚いた。

ようはフランスだけでなく、アメリカでも、拘留中の取り調べに「弁護士が同席」できるのだとも学んだのでした。

そういえば我がニッポン国では「取り調べの可視化」さえ、まだ「全可視化」には至っておりません。

いまだに取り調べの「一部録音と録画」に止まっておるもんねぇ、、、

検察に都合のいいとこだけ録画・録音して、どうなんだ???

そして、ここにきてゴーンさんの逮捕容疑である50億円の報酬も、退任後に日産から報酬を受け取る約束を交わしていただけ、という話が聞こえてきた。

当初は検察からの情報しか報道されないので、こっちもすっかり極悪人扱いしておりましたけど…

実際には、50億円ものカネをどこぞに隠していたわけではなく、いわば退職金だったのだという。

しかも「将来、受け取ると約束した50億円」なのだ。

これって、有価証券取引報告書の虚偽記載にあたるんだろか??? とシロウトでも疑問に思う。

また、まだ受け取っていない50億円の報告義務を怠って、「これは犯罪」というのはどうなんだ???

実際、50億円を受け取って、これをどこかに隠し持っていたなら納得するけど、そうではないというのだもんねぇ~

基本、検察の捜査にケチなんぞつけることができないのがマスコミだ。

だから検察情報の垂れ流しとなる。

それはそれで問題あるけど、ニッポン国民ですから、フランス企業なんぞに日本の企業が支配されるとしたら、そこは面白くもない。

ではありますが、だからといって本来、会社の取締役会でゴーンさんを追い出すべきところ、司法の手を借りて犯罪者に仕立てて追い出したとしたら、そこはどうだろ???

コストカッターとして、数多くの労働者を切って捨てたゴーンさんではありますが、日産をV字回復させ、あっという間によみがえらせたのもゴーンさんだ。

元検事で、いまは弁護士の郷原さんは、26日海外特派員協会で会見し、「逮捕の正当性に重大な疑問がある」としておる

巨大企業の会長を極悪人として逮捕した以上、ニッポンの検察が「世界の恥さらし」にならんことを祈るばかりですけど、段々微妙になってきたような気がするのはおぢだけか?