午前6時の気温はプラス18度。
無風で曇り空、小鳥のさえずりも聞こえない静かな朝でござる。
きょうは日中も曇りのお天気で、最高気温は25度だそうな。
強い日差しがないわけですから、草刈りでもしようかなぁ~
さて、
7月3日というから1ヶ月ほど前、衆院では水道民営化を含む水道法改正案が可決された。
これにより、水道事業の運営権を民間に売却できる仕組みを導入することなどが盛り込まれたという。
さっぱり知りませんでしたが、水道が民営化される仕組みが出来上がったのでした。
ニッポンのあちこちでは道路が突然陥没したり、水が噴き出したり。
それもこれも、どうやら水道インフラがボロボロのおかげらしい。
7月7日に配信された「週刊文春オンライン」によると、
国会では、6月18日に発生した大阪北部地震により21万人以上が水道の被害を受けたことで、「老朽化した水道」の問題がクローズアップされたそうだ。
この頃、ニッポン中はW杯での日本代表の活躍に湧いておった。
また、オウム真理教の松本智津夫被告ら7人の死刑執行にビックリ仰天しておりました。
どさくさまぎれに、ニッポンの水道民営化法案が可決してしまったわけ。
水道管は老朽化しておるけど、更新ができないのは「水道事業が赤字」という理屈だ。
それで民営化なのだ。
水道が民営化されて、どうなるんだろ?
漠然と心配にもなる。
3月15日の参院予算委員会でのこと。
山本太郎自由党共同代表は麻生副総理に「人間が生きる上で二番目に大切なもの、何だと思われますか」と質問した。
麻生さんは、「人間で生きていく上に大事なことは、朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る、この気持ちだと思っています」とポエムで答えて話題になったそうだ。
これに対し山本共同代表は、一番目は「空気」、二番目は「水」だとしたそうです。
確かに…
さらに山本さんは、「麻生大臣は、例えば海外の水メジャーが日本に入ってきてその民営化の一端を担うということがあったとしてもオーケーだと思われますか」と質問した。
麻生さんは「そんな技術ないです、ほかの国にそんな高い技術ないですから」とかわしたそうだ。
ところが実際には、海外の「水メジャー」は、世界各国の水道事業に入り込んでいる。
そして数々の失敗をしておるというからビックリなのだ。
1997年、フィリピンのマニラでは水道が民営化され、アメリカのべクトル社が参入する。
水道料金はいきなり4~5倍になり、低所得者は水道の使用を禁じられたというからビビります。
ボリビアでも1999年に民営化され、このベクレル社が参入、水道料金は倍以上になる。
住民たちは大規模デモを引き起こし、200人以上の死傷者が出たという。
そんなことで、水道民営化は相当ヤバそうだ。
国内には「外資乗っ取り懸念は杞憂だ」という声もあるというけど、「ホンマかいな?」って気もしちゃう。
実際、民営化したあと、再び「公営化」するのが世界の潮流だそうな。
そういえば、空港も民営化へ向けて動いておる。
こういう民営化はどんどん進めてもらう方が、利用者にとって利便性も増すのでいいとは思う。
ですが、人間に必要な「空気と水」、その一方が民営化って、怖い気がするのはおぢだけだろか?
世間の皆さま、どうでしょう???