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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ナチス・ゲーリングが遺した言葉…

2018年08月13日 | Weblog

午前7時の気温はプラス20度。

今朝もどんより曇り空です。

予報は、雨時々曇り、夕方から激しく降るそうだ。

最高気温は25度だとか。

この夏、もう30度を超える日なんて、ご当地にはないのかもしれません。

猛暑、酷暑の本州とは大きく異なる2018年北海道の夏でした。

さて、

自民党総裁選を目指す安倍総理は、下関市できのうこう語っておる。

「自民党としての改憲案を次の国会に提出できるよう取りまとめを加速すべきだ」

「総裁選が、党員の間で議論を深め、一致団結して前に進むきっかけとなることを期待する」

ようは、憲法改正を総裁選の争点にする姿勢を示したそうだ。

ってことで、総裁選に勝ったら、憲法改正に踏み出すってことらしい。

憲法改正は国論を2分する一大事だ。

公平でバランスのとれた政府が言い出すならともかく、大きく偏った勢力が憲法改正を声高に叫ぶのが気持ち悪い。

そんなとき、ナチスで国家元帥などを務めたヘルマン・ゲーリングの言葉を思いだしましたわ。

ゲーリングはニュルンベルク裁判で死刑判決を受け、刑務所に収容中、こう語っておる。

「もちろん、一般市民は戦争を望んでいない。~(中略)~意見を言おうと言うまいと、国民は常に指導者たちの意のままになるものだ。簡単なことだ。自分達が外国から攻撃されていると説明するだけでいい」

「そして平和主義者については、彼らは愛国心がなく国家を危険にさらす人々だと公然と非難すればいいだけのことだ。この方法はどの国でも同じように通用するものだ」

「自分たちの国が攻撃されている」と説明すれば、「国民は常に指導者の意のまま」というわけなのです。

北朝鮮からのロケット危機に、地上配備のイージスを簡単に導入しちゃう感じが、まさにこれだ。

周辺危機を散々煽ってきた安倍内閣、しっかりゲーリングに学んでおるかのようだ。

そして「平和主義者には国家を危険にさらす人だと非難すればいい」ってことで、いまどきのネトウヨが安倍総理に反対する勢力を「反日」だとか、「非国民」などと、揶揄する感じは、これまた似たりゴンベだ。

「自分達が外国から攻撃されている」と声高に叫び、平和主義者には「彼らは愛国心がなく国家を危険にさらす人々だと公然と非難」なのだ。

もっとも、ここへきて安倍総理は金正恩委員長を「早いスピードで、非常にダイナミックな判断をしている」と高く評価し始めたのには呆れましたけどね。

米朝が急接近し、圧力一辺倒のニッポンは「バスに乗り遅れ」てしまったことを物語る。

これには安倍支持のネトウヨも「裏切られた」とばかりに仰天したらしい。

とはいえ「拉致問題は最重要課題」って言っておったのは安倍総理ご本人ですから、なんとかせねばならん。

「北朝鮮の脅威」があるから「最大限の圧力」でしたけど、それで拉致問題が解決するとは到底思えない。

拉致問題を解決するには、とにもかくにも北朝鮮との対話なくして始まらないのだ。

安倍総理がここに来て金正恩委員長を評価しだしたのはここしかない。

そんなこんなの北朝鮮では、つい先日、日本人が拘束されたという。

一体全体、何が起きておるのか、北朝鮮を巡る情勢はとにもかくにも流動的なようです。