おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「復興相」って、大臣待機組の「在庫セール」を指すらしい

2017年04月28日 | Weblog

午前6時の気温はプラス3度。

低いどんよりとした雲の上に、青空が広がっております。

予報によると、きょう日中は、曇り時々晴れのお天気で、午後から所により雨と雷だそうな。

上空には寒気が入り、大気は不安定だそうです。

雪もほぼ融けてなくなりましたけど、外での作業にはまだ寒い。

ゴールデンウイークが終わってから、ようやくポカポカした陽気になるのが北海道なのでござる。

写真は作家太宰治の生家「斜陽館」。

大資産家に生まれた太宰、豪華な家の造りに驚きました。

39歳のとき、女性と多摩川に身を投げて入水自殺しておる。

その後、遺体の上がった日は「桜桃忌」とされ、ファンが墓前に集ったりしておる。

小学校の教科書に載っておった「走れメロス」はいいお話ですけど、「人間失格」「斜陽」などなど、どよんとした気分にされられたのも太宰でした。

青森県五所川原の太宰治と斜陽館、けっこう暗かった青春の思い出がよみがえりました。

さて、

アンポンタンにもほどがある。

今村雅弘とかいう70歳にもなる元復興相のことだ。

東大をご卒業され、旧国鉄に入り、その後国会議員に転出された今村雅弘さん、安倍首相と同じ極右団体「日本会議」にも所属しております。

ドアホ発言は25日に開催した自身のパーティーでのことだ。

東日本大震災について「まだ東北でよかった」と、しれっと発言。

その場面はニュースで拝見しましたけど、ご本人に悪気も、悪意もなく、実にサラリと喋っておった。

「首都圏だったら大変なことになったけど、まだ東北だからよかった」は、復興相としてあり得ない。

一般常識を備えたフツーのニッポン人なら、こんなことは口が裂けても言いません。

その場にいた安倍首相は陳謝し、「任命責任は自分にある」と申したけれど、それなら首相の座からトットと降りるのが、正しい責任の取り方だ。

かつて台風情報で、キー局のアナウンサーがこうのたまった。

「関東に上陸した台風は、きょうにも北海道に抜けます」

これから台風がやってくる北海道民への配慮を欠いた発言だ。

ですけど、そこにまるで気が付かないからこうなる。

朝ワイドでも、東北のアッパラパーな女性アナウンサーが「今朝はマイナス1度、こうしていてもぶるぶる震える寒さです」とか平気で申しちゃう。

同じ時間、マイナス10度を超えておる北海道のことなんかまったく眼中になく、東京方面だけ見ておるからこうなる。

話は戻りますが、

とにもかくにも、復興相は「軽量大臣」と呼ばれておるそうで、そこからしておかしな話なのだ。

なにせ辞任した今村さんに次いで、今回の吉野正芳大臣でもう7人目ですわ。

そもそもは、安倍政権誕生を大アシストしたボケカス旧民主党政権時代に大震災が発生。

ヒキガエル野田政権の時に創設されたポストだ。

被災者に本気で寄り添う気なら、民主党政権時代の大臣をそのまま据えて、復興を継続して進めるぐらいのことがあってもいい。

ところがギッチョン、辞任した今村さんの前任はというと、パンツ盗んで逮捕された経験を持つことから、「パンツ大臣」と呼ばれた高木毅さんですわ。

大臣になりたい「待機組」を次から次に配置しただけ。

「被災地の復興は安倍政権の最優先改題」と言ったのは、ほかならぬ安倍首相じゃん!!

なのに「軽量大臣」を次々とすげ替えておる。

結果、「最優先課題の解決は軽量大臣」、東北の復興も遅くなるわけだ。

一国の首相が平気でこんな大ウソこいてていいのかね?

首相の資質にも問題ありと申しておきましょう。

また新聞やテレビは、「政権のゆるみ」「タガがゆるんだ」とかいいますけど、そうじゃないだろ。

資質と能力、もっといえば、この場合は人間性に問題がある。

被災地の想いなどわからん卑しい人物が国会議員になり、大臣になったってことにほかならん。

こと今回の今村さんに関していえば、今年の1月に福島市で行われた「原子力災害からの福島復興再生協議会」での発言からして呆れたわ。

今村さん「福島の復興はマラソンにたとえると30キロ地点。ここが勝負どころだ」とあいさつした。

そしたら福島県知事に「避難指示区域ではまだスタートラインに立っていない地域もある」と言われる始末。

復興相、地元福島県知事と、ちゃんと会話しているのかさえ、はなはだ疑問なのだ。

さらには今月、記者会見の席上のこと。

原発事故での自主避難者への住宅の無償提供が打ち切られたことについて、ある記者が質問したらこれに激高。

「撤回しなさい、あやまりなさい、出ていきなさい」「本人の責任でしょう」「裁判でも何でもやればいいじゃない」「2度と来ないでください」と大騒ぎした。

確かにしつこい質問だったようだけど、記者の挑発に乗るあたりが、そもそもアホ。

記者会見の席の向こう側、テレビカメラの向こう側には、一般市民の目があるのだということに、まるきり思い至らないというドアホ大臣だった。

これから安倍内閣で辞任が期待されるのは、涙目ともちんこと稲田防衛相に、こいつホントに東大出かと疑うばかりの金田法相ですわ。

「辞任予備軍」が列をなすクサレ内閣ですが、北朝鮮のキチガイあんちゃんと、ボケカスな野党に支えられのおかげさんで、支持率は上昇だそうな。

ホンにおかしな国ですなぁ、、、