おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

無事で良かった「南スーダンPKO」、死体ゴロゴロ現地の実情

2017年04月20日 | Weblog

午前6時の気温は零度。

曇り空のお天気でござる。

写真のようにデッキは久々にサッと雪が積もっております。

日中は融けて無くなるのでしょうが、4月も下旬、まもなく桜前線が北海道にやってくるというのに珍しいことです。

台風のような大嵐がやってきたり、いまどき雪が降ったり。

なんだかなぁ~ ってお天気が続いておる今日この頃のニセコでござる。

さて、

南スーダンでPKO活動に携わっておった青森県の「陸上自衛隊第9師団」の70人が、きのう無事に帰国しておる。

とにもかくにも良かったですわ。

ご家族もホッとしておることでしょう。

さらに5月6日に約110人が帰国だそうな。

皆さん無事だと良いのですが、南スーダン情勢が危険なことに変わりなく、戻ってくるまでは予断を許しません。

3月には自衛隊員が政府軍に誤って拘束される事件もあった。

派遣自衛隊員の「日報」が、国内で「行方不明」という、デジタル化したいまどき、あり得ないことが起きたりも。

戦後70年を経て、とうとう自衛隊に「大本営発表」が復活する兆しか? 

…と、かなりうんざり、ゲンナリもした。

今朝の朝日新聞電子版には、派遣された隊員とLINEで毎日やり取りしてきた20代の妻の話が載っておった。

現地では「道に死体がゴロゴロしているのが普通だ」「目の前で銃撃戦があった」と夫が書き込みしたという。

なんとか無事に帰っては来たけれど、これからは隊員の各種精神面のケアが大事らしい。

なんでも、「コンバット・ストレス(戦闘ストレス反応)」とか「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」などが心配されるという。

睡眠障害や激しい動悸、精神状態が不安定になったりすることもあるようだ。

実際、第9師団長の納冨陸将も、「肉体的な休養はすぐ取れるが、精神的な休養は時間がかかるかもしれない」と述べ、隊員たちの心のケアを課題に挙げたそうですわ。

第1陣で帰国した隊員の中にはこうしたケアが必要な人がいるに違いない。

精神的にヤバくなてきた人が、第1陣で先に戻ってきた可能性は大いにあるだろう。

今回の唐突なPKO部隊の撤収は、自衛隊員に命の危険が及ぶようなことになると「安倍政権が持たない」と判断したからと推察される。

現地はそれだけ危険な事態だったことが容易に想像される。

とにもかくにも、これで5月末までに全員が撤収すると、約5年間続いたニッポンの自衛隊を海外に派遣するPKOはなくなるそうだ。

湾岸戦争時アメリカに「ショー・ザ・フラッグ」と言われ、カネだけでなく「血も流せ」としたことを発端にしたのが、今回のPKO活動だ。

だけど、カネ以外にも、ニッポンには他国と違った国際貢献がほかにもたくさんできるのだとおぢは思う。

ニッポンには曲がりなりにも「平和憲法」があるわけですしね。

なにも「諸外国と同じ」国際貢献などしなくても「独自の方策も、独自の道も」ニッポンにはある。

アニメに代表される「クール・ジャパン」には、肉体派の国とは違った国際貢献があるのだと思えば、何一つ国際的に恥じることなどないと思うのでござる。

どこの国がどう言おうと、ニッポン国には憲法があるのですから、これに従って危険の少ない国際貢献をすればよろしい。

「血を流せ」などという国際社会に「右へ倣え」する必要など毛頭ないのだと申しておきましょう。