旧正月というが、中国は正月そのもの、春節である。すでに1月21日から大移動が始まって、3月1日まで続く。そこで、30億人とはどういうふうに数えるのだろう。行ったり来たり、海外には700万人というが、予約数の算出ならば、13億の人口で30億は往復3回のことかと、計算できないままに、それだけの規模を考える経済動向となる。
2016年から海外購入の関税が引きあげられたので爆買いも一時ほどにはないが、それでも、インバウンドと捉えられて日本にも影響が大きい。通貨価値が変動の上下によって、日本10倍、いや15倍になるような、かつてはそうであったから、予算4万から5万元で約65万から約81万円となり、日本でよい製品に杯と目がつかないほどのいまの中国経済である。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40848320U9A200C1MM0000/
中国、春節連休スタート 30億人移動、日本は人気2位
2019/2/4 8:56
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【広州=川上尚志、ソウル=鈴木壮太郎】中国などで4日、旧正月に伴う大型連休が始まった。期間中に中国ではのべ約30億人が帰省などで移動し、過去最高の700万人が海外を訪れる見通し。土日を加えると9連休になるベトナムからの海外旅行者も増えそうだ。アジアで人の大移動が本格化し、人気渡航先の一つである日本では小売業などで訪日客需要の書き入れ時を迎えている。
2019年は1月21日から3月1日が春運
期間の旅客数は29億9000万人(中国政府)
輸送機関別
自動車 24億6000万人、
鉄道 4億1300万人、
民間航空 7300万人
海外旅行
携程旅行網(シートリップ)によると
前年比7%強多い700万人となる
人気渡航先はタイが1位で、日本は2位。インドネシア、シンガポール、ベトナムと続く。
>中国南部の広東省に住む30代女性の陳さんは今年の春節にあわせ家族4人で日本を訪問。9日間かけ東京や京都、静岡や川崎など7都市を周遊し、「買い物の予算は4万~5万元(約65万~約81万円)で、服や化粧品、薬などに使う」という。