清明節 しーみー ソウボ節 踏青節
万物ここに至って皆潔斎 けっさい にして清明なり
「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」
掃墓節がいい。2021年は4月4日(日)〜4月19日(月)、発火雨や桃花の雨明けて、少し冷える。
清明風、吹くか。春分の後に吹く清々しい南東の風。薫風 くんぷう と同意。(風土の中の気象)
世界大百科事典 第2版の解説
>唐代以降,郊外に出かけて酒宴を開く,いわゆる踏青(とうせい)の行事が盛んになったのも,新鮮な緑へのあこがれのためである。清明節は,禁火のために冷食する寒食節の後に直接連続する祝日であり,早朝になると,人々は一斉に新しい火を起こした。これを新火と呼ぶ。
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日本国語大辞典
解説・用例
〔名〕
(1)(形動ナリ・タリ)清く明らかなこと。また、そのさま。
*菅家文草〔900頃〕七・祭城山神文「敢不〓蘋藻清明、玉幣重畳、以賽〓応験〓、以飾〓威稜〓」
*聖徳太子伝暦〔917頃か〕上・敏達天皇十年「自〓今以後。子子孫孫用〓清明心〓。事〓奉天闕〓」
*平家物語〔13C前〕三・大臣流罪「流泉の曲の間には、月清明の光をあらそふ」
*太平記〔14C後〕二五・宮方怨霊会六本杉事「夜痛く深て月清明たるに見れば」
*日本書紀桃源抄〔15C後〕「其一心如鏡清明なるぞ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Xeimei (セイメイ)。キヨク アキラカナリ」
*仮名草子・竹斎〔1621〜23〕上「宵にはせいめいたる月も、暁は別離の雲に隠るる」
*随筆・耳〓〔1784〜1814〕五・天野勘左衛門方古鏡の事「彼鏡を都合三日にて研上げしに、実も清明光潔にして誠に可〓貴様成故」
*詩経‐大雅・大明「肆伐〓大商〓、会朝清明」
(2)二十四節気の一つ。天文学的には、太陽が黄道上の一五度の点を通過するときで、暦の上では、陰暦三月、春分のあと一五日目、新暦の四月五、六日ごろに当たる。清明節。晴明。《季・春》
*菅家文草〔900頃〕六・清明日、同国子諸生、餞故人赴任「毎〓過〓清明〓新燧〓火、芳声将〓与〓百花〓薫〓」
*延喜式〔927〕一六・陰陽寮「撃〓開〓閇諸門〓鼓〓、起〓清明三日〓至〓十日〓」
*中華若木詩抄〔1520頃〕下「毎年清明の節には、雨がふる也」
*易林本節用集〔1597〕「清明 セイメイ 三月節」
*続春夏秋冬〔1906〜07〕〈河東碧梧桐選〉春「清明に蒲公英の花光りけり〈波空〉」
*淮南子‐天文訓「加〓十五日〓指〓乙、則清明風至」