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日本語、母音の特徴

2017-06-15 | 日本語の謎、なぞ
日本語母音が5母音であることは、母音特徴であると説明すると、それがなぜかと、謎に思う。そうではない、日本語と英語とを対照して、母音の数を求めると、それぞれに説明する母音の数の違いは特徴となる、と補足説明をする。それでは、中語語の母音の数はとかさねて問うと、それには複雑だとの答えである。英語の1次母音と2次母音、中国語の母音36、 実は音節になると、21個の子音と組み合わせで400余りになる、日本語との違いがそれぞれ、母音として現れる、と説明を加える。母音についてその対照でいうと、英語のように、長母音、二重母音をある現象を除いてはその区別をもたない。イ段、ウ段の長音化現象と、連母音として意識する母音連続である。母音が原則として単音節になるので、短音の母音が日本語音声を音背として形成する。東京方言山の手では、非円唇のu、関西地方では平唇のuよりも、円唇に近い、また、母音の無声化が起こる日本語は、音節でいえば発音の明瞭さに子音が位置することになる。鼻母音がある言語に比べれば、鼻濁音と言われる方言特徴に、鼻音化が現れる。

それではななぜ、5母音であるか。欧州の言語には7母音とするもの、アラビア語のように3母音とするものなど、言語による母音の数は、その言語ごとの、John Kingston、音声学者、音韻論学者、 専門は音声学、および音韻論とのインターフェイス、によって、451言語の母音音素の数を比較し、次のようである。

5母音 136
4母音 39
3母音 26

教えて!goo >教育・科学・学問 >言語学・言葉 >日本語 >日本語より母音の発音種類が少ない言語。

英語の基本母音をさらに、方言など、その母音数は12ないし11とする数え方があり、その数が意味するものが、言語にとっての必然性を表すわけではない。5母音になるのは口の開きによる広狭、舌の前、中、後の位置による発音、唇の形を変えての音色など、もっとも出しやすいとも見える。言語によって、その発音の様子が異なる。





橋本陽介著、日本語の謎を解く、副題は、最新言語学Q&A、出版社は、新潮社、選書の1冊、2016年4月発行である。HPの宣伝に、7カ国語を自由に操る言語のプロが徹底解説! とある。

第二章 日本語音声の謎
Q:なぜ日本語の母音はアイウエオの五つなのか。
Q:なぜハ行だけ半濁音があるのか。
Q:濁音をつける平仮名とつけない平仮名があるのはなぜか。
Q:漢字には名前などで濁る場合と濁らない場合があるのはなぜか。
Q:五・七・五はリズムがいいと誰が決めたのか。
Q:略語があるのはなぜか。他の言語にもあるのか。
Q:「ん」から始まる単語がないのはなぜか。
Q:「氷」は「こうり」ではなく「こおり」なのに、「道路」は「どおろ」ではなく「どうろ」なのはなぜか。



序――日本語の謎に深く迫る
第一章 日本語の起源の謎
Q:そもそも言語の起源は何なのか。
Q:日本語の起源はわかるのか。
Q:橋本萬太郎の『言語類型地理論』とは何か。

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