木瓜の記 20170910 から始まっている。半年を経過している。毎日、ぼけているようなことだから、すぐにも、名前の通りの、ぼけ日記になってしまいそう、もう、そうなっているようである。記憶がいかに、いい加減であやふやであるかを年齢相応に見つめようとしている。認知能力の練習である。記憶を失うことがあるとすれば、それは出来事にどのようなことがあるかと、記録をたどっている。2007年の昨日には上海出張をして、15日までの書き込みがない。とすると、その間の、したこと、してきたことは、何なのかと、記憶の手掛かりを探ることになる。その結果にあるのは、仕事をどうしてきたかということのようである。講演に出かけているが、果たして、南京に脚を伸ばして、同じくしている。さて、いまの状況には、風邪ひきが収まりつつある。処方で4日分であるから、月曜日までに治るのであろう。昼から、そこまで言って委員会NPを3時からの時間帯で。テレビは3.11東北大震災を報じている。
7年前の地震は研究室で体験した。東海に揺れが伝わって、6階の建物にいた。地盤によって、それは星が丘校地に斜面に立つ形であるが、揺れかたが上層階にはかなり増幅して研究室を飛び出る人もいたようだ。研究室に移転してきて箱と本を広げたばかりのことで、落ち着いたデスクでの作業に、2011年、平成23年、3月11日金曜日14時46分18秒発生、それで、3時前ごろである。そこへユッサ、ユッサと感じた。振幅があったから室内を見まわして、本棚の積み上げを気にして支えに動いたようなことをして、気休めに近い慌てようであった。あれほどの振幅で、もし崩れてきたら、机の下に潜り込むのが安全のためにはいいから、何を頓狂なことをして手を伸ばしていたかと覚えていいる。それからは、テレビをつけて揺れの情報をキャッチして、家の方に連絡をしてすぐに帰宅することを伝えていた。それからの報道のようすが3時間以上にわたって津波と地震災害の広がりを伝え始めて、大騒ぎだった。津波の襲ってくる様子が刻々と写されると、眼を疑うばかりであった。
3.11
2011年、平成23年、3月11日午後2時46分18.1秒 この時刻だった。研究室の横揺れがかなり続いた。６Fであるけれど、地上から8階建てになる最上階だ。建物の構造で揺れ続けたか......
2011年、平成23年、3月11日午後2時46分18.1秒 この時刻だった。研究室の横揺れがかなり続いた。６Fであるけれど、地上から8階建てになる最上階だ。建物の構造で揺れ続けたかと思っていて、それが激しくて、次はどうなるかと考える余裕はなかった。震源から起こった津波が原発、民家へと、約1時間後に遡上高14 - 15mに襲われたという。阪神淡路大震災は直下型だったから、早朝の記憶は、高速道路の倒れた状況、建物の崩壊、そして火災の猛威だった。＞2011年3月11日14時46分頃に発生した当地震は、同日16時20分、気象庁によって「平成23年（2011年）東北地方太平洋沖地震」（英: The 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake）と命名された。 復興を遂げたかの阪神間の風景は、東北の6年目の様子に重なる。ここまでの数年と、これからの数年が、あの経験からすれば、苦しい。
