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記憶、判断

2021-04-06 | 木瓜日記

免許更新が近づいて高齢講習の前回に続いて今度は認知のために検査を受けに行った。結果判定が郵送されてきて講習をまた受ける。免許返納を考えるときである。認知検査は記憶と判断の検査という方がわかりよい。認知症の検査ではないと案内に断り書きがある、当然のことであろう。それだけ認知症とは何かを実験する記憶と判断である。さてつらつらと書いてこの記事が読む人のどなたかに参考となるわけでも無かかろうに今日実体験したことを感想めいて書いておこう。まず検査会場が凍り付いたはなし。これはふつうにとらえてよいか、耳の遠い人が指示を聞かない、机の上に筆記具と眼鏡など、必要なものを置くというのを、用意を求めた検査通知書と免許証を出したままにしていたら、すぐにも2度3度の注意が聞こえて、結構大声で、それを聞こえないかという確認もそのものの様子ですぐに検査室を出されてしまった。当の方は出ていきなさいというのを聞いて、あ、聞こえていると言って、出るのを抵抗したが、耳の聞こえない検査道具がここにないから平針へ行ってくださいと連れていかれて出ていった。まるで強制連行に見える。なんだか指示を聞かなければすぐにも威圧される。そういう会場であることに気づかされたのは、ここは警察署であったのだとか、次は、回答を始める合図をすべて一つずつ、これまた、当たり前であるのだが、何か様子が違う。紙をめくる動作、えんぴつをにぎること、すべてがその進行に従う。30分ほどの時間に、知らせてきたとおりの問題で、記憶、判断そして描画と、その一つずつが、ロボットである。高齢も後期に入るわけだから、ここでまた免許更新をしようというのは、そのすべてにおいて、検査をする側から見れば、怪しげな年齢層である、ということで、聞き直したり、書き直したり、持ち直したりする動作そのものがやり直しの人生の終着に近い行動である。よく聞こえない、見えない、話せない、意思表示が難しいというのは、運転の認知機能にかかわるというとられ方だろう。16枚の絵をすべて記憶して思い出すとか、時計の丸を描くとか、数字の順番とか、当たり前がそうでなくなる日々が初めてのことではないから、まるで犯罪者扱いと言えそうな、そういえば囚人の意思はこのように働くのだろういや、働かないのだろうと、見えていることが見えなくなる小一時間であった。率直に言って、疲れた。なるべくネタバレしないように書いたものの、どうにも、わからない検査である。





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