くさふかの くさ ふか の
くさぶか の
草の生い茂っている野原
草深い野原
馬なめて 背丈もせいぜい130センチ程度
たのしい万葉集: 馬(うま)を詠んだ歌
馬(うま) Horse
>一般的には、日本の古代の馬は古墳時代(の4~5世紀頃)に朝鮮半島から日本にもたらされた、と言われています。よく知られているサラブレッドと違って、背丈もせいぜい130センチ程度であまり大きくなかったそうですが、体は丈夫で骨や蹄(ひづめ)も固くしっかりとしていたとのことです。
馬(うま)を詠んだ歌
馬を詠んだ歌はかなりあります。万葉歌では、馬、駒(こま)、赤駒、黒駒、黒馬、青馬などと詠まれています。三歳までの馬を駒(こま)と言ったようです(和名類聚抄)が、馬を愛情込めて詠んだものもあるのではないでしょうか。また、万葉歌では、「馬並めて」というフレーズがよく使われています。旅を共にした馬を詠んだ歌もあります。
0004: たまきはる宇智の大野に馬並めて朝踏ますらむその草深野
0049: 日並の皇子の命の馬並めてみ狩り立たしし時は来向ふ
0136: 青駒が足掻きを速み雲居にぞ妹があたりを過ぎて来にける
0164: 見まく欲り我がする君もあらなくに何しか来けむ馬疲るるに
0239: やすみししわが大王高光るわが日の皇子の馬並めて.......(長歌)
―以下略-」
類語辞書
草深い(くさぶかい)/こんもり/鬱蒼(うっそう)/蒼蒼(そうそう)/鬱然(うつぜん) の類語・言い換え
草木がたくさん生い茂っているさま。
草深野(クサブカノ)とは - コトバンクkotobank.jp › word › 草深野-483150
デジタル大辞泉 - 草深野の用語解説 - 草の生い茂っている野原。草深い野。「たまきはる宇智の大野に馬並(な)めて朝踏ますらむその―」〈万・四〉
デジタル大辞泉の解説
くさぶか‐の【草深野】 の解説
草の生い茂っている野原。草深い野。
「たまきはる宇智の大野に馬並 (な) めて朝踏ますらむその―」〈万・四〉
精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙 草が一面に深くおい茂った野。草深い野原。