現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

叙述の語  日本語の文法について  その35   述語15

2013-05-27 | 日本語文法
述語の捉え方は文法によって異なることはないだろうが日本語文法として作り上げてきたのはどのような見方であろうか。命題による判断文か、シンタクスとみられる統語範疇の議論であろうか、このことはまた構文論として日本語文法が明らかにしてきたことは何であったのかを捉えなおすことになる。文法の構造を捉えてみて下位構造によって上位構造を規定するとすれば日本語には何があるだろうか。

述語をみて日本語にある文末の機能で述語のいくつかの種類をもって構成しているということは叙述をするということになる。叙述の機能を文法に即して説明すると日本語には当てはまりやすい。述語も叙述も述べたてることに変わりはないが、ことをありのままに述べていくとするのは日本語の構造に適応すると捉えよい面が出てくる。叙述語という用語を使う向きもあるので特徴を表すものであろう。

そこでいまは叙述の語としてみておくことにする。叙述は時間の順序を追ってことの生起を述べることであるが叙事としてのこの用法のほかに説明記述がありそこに加えられる話し手の感情、感想がある。叙述文は物語文としてはその典型を示すものであると言えるかもしれない。日本語の語によってはこの叙述法が語性として現れるものがある。日本語文法にふさわしい文の構造は文末に述語として叙述の働きがある。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。