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形態素解析をすること

2021-07-22 | 新語・社会現象語

言語の形態素をどう説明するか。語という捉え方が文法の最小単位であった。意味のまとまりを言う。その文法単位体を提唱して形態素の考え方を入れた。それは形態と形態素をどう定義するか、概念使用で、どう区別されるべきものかを議論する。
しかし実際には術語の使用が言語現象の一方で、事実をとらえてきた。形態素解析などである。辞書データを用い形態素の単位にする、morphological analysis、コンピューターの自然言語処理のことである。
したがって形態素の用法にはある種の誤謬が付きまとう。形態素を形態と見てしまうと、語のレベルで、その形態と従来の言語概念との齟齬である。形式動詞と、本動詞と、接辞と、助詞など。

グーグル検索で、図書館情報学用語辞典 第5版「形態素解析」の解説が、まず見える。
>文を,意味を持つ最小単位である形態素に分割し,品詞や活用,見出し語などを判別・付与する処理. 解析には形態素辞書と形態素に関する文法知識を用いる. 自然言語処理における最も基本的な処理で,この解析結果をもとに構文解析や意味解析,キーワードの自動抽出などが行われる.
形態素解析とは - コトバンクhttps://kotobank.jp › word › 形態素解析-3115



知恵蔵「原子」の解説
原子
>原子は物質要素の実体を指す呼び名で、「これ以上分けることができないもの」という意味。元素は同種の原子を包括する呼び名。原子の種類は全宇宙を調べても92種類ほどしかなく、人工的に作られた元素を含めて113種が知られている。
>原子に内部構造があることを最初に実験的に示したのは、トムソン(J.J.Thomson、1856〜1940)で、負(-)の電荷を持った軽い粒子(電子)がすべての原子の中に存在することを明らかにした。ラザフォード(E.Rutherford、1871〜1937)は原子の中に正(+)の電荷を持つ成分として、大きさが10兆分の1cm程度の、原子の大きさより5桁も小さい重い粒子(原子核)の存在を明らかにした。原子核は正の電荷を持つ陽子と、電荷を持たない中性子からできており、陽子と中性子の質量はほぼ等しく、電子の質量の1840倍あり、原子の質量の大部分を占めている。
(市村禎二郎 東京工業大学教授 / 2007年)

原子
原子核とマイナスの電荷をもつ電子からなる粒子。原子核はさらにプラスの電荷をもつ陽子と電荷のない中性子で構成される(ただし、大部分の水素原子は中性子をもたない)。陽子の数を原子番号、陽子と中性子の合計数を質量数と呼ぶ。同じ原子でも中性子の個数が違うものがあり、同位体という。どの原子のどういう同位体かを示すのが核種。例えば炭素原子は「炭素12」「炭素13」「炭素14」の3つの核種が存在する。原子名のあとの数字は質量数。原子はふつう陽子の数と電子の数が等しいので電気的には中性である。しかし、電子が何個かはがれたり、付け加わったりすると全体としてプラスやマイナスの電荷をもつようになる。この状態をイオンと呼ぶ。原子が化学結合によって複数結びつくと分子となる。
(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

世界大百科事典 第2版「原子」の解説
げんし【原子 atom】

物質の基本的な構成要素。もともとはこれ以上分割できない恒常不変な最小のものと考えられていたが,20世紀初期に原子核と電子とから構成されていることが明らかにされた。また,原子内の状態もいろいろに変わりうることがわかり,その後,さらに原子核が陽子と中性子とから構成されていることも明らかとなった。高速の原子核をもう一つの原子核に衝突させると,それらの原子核が壊れて他種の原子核に変わることもある。このように,今日では原子は厳密な意味では究極的な粒子とはいえない。


百科事典マイペディア「元素」の解説
元素【げんそ】
>ある特定の原子番号をもつ原子によって代表される物質種。化学元素ということもある。単体の意味で用いることもあるが,厳密には区別される(たとえば酸素とオゾンとは,同じ元素に対応する2種類の単体である)。
>17世紀に入ってボイルは元素の近代的概念を確立,一つの物質がいかなる方法によっても2種以上の物質に分かれず,またいかなる2種以上の物質の化合によっても作られないとき,その物質を元素と呼んだ。


化学辞典 第2版「元素」の解説
元素
ゲンソ
element
>物質を形づくるもっとも基本的な要素.厳密には化学元素(chemical elements).同じ原子番号の原子によって代表される物質の種別名.2008年現在,原子番号1の水素Hから111番のレントゲニウムRgまでの元素名の定まった111種がIUPACにより公認されており,112~116,118番元素は信頼性が高いとされているが未確認である.欧米では,元素という言葉を単体と同じ意味に使うことがあるが,元素は物質の究極的な種別を表す抽象的概念であって,具体的な物質名ではないことに留意する必要がある.
>蘭学者(幕府天文方蕃書和解御用)宇田川榕菴がW. Henry(ヘンリー)の著書Elements of Experimental Chemistry(1799年)のオランダ語訳の和訳書,「舎密開宗」(天保8年,1837年)で,はじめて「元素」という言葉を使った.


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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形態素と元素 (Maria)
2021-07-22 20:30:34
例えば、「書く」は「kak」で「持つ」は「mot」です。
これと連体の「た(ta)」や連用の「て(te)」が連接すると、「書いた(kaita)/書いて(kaite)」「持った(mo'ta)/持って(mo'te)」となります。
元素と元素が結びつくときには、「イオン結合」「酸化・還元結合」「共有結合」といった区別があります。
「kak」と「ta/te」、「mot」と「ta/te」といった連接関係においては、「ka(k)」「mo(t)」といった指標音は、「共有される電子のようなもの」だと考えます。文語では「書きたる/書きて」「持ちたる/持ちて」なので、それほどややこしくはないのですが。
指標音を含む「kak」「mot」を形態素とするか、語幹としての「ka-」「mo-」とするかは立場によると思うのですが、国文法的には「kak」「mot」を形態素として立てて、「ta/te」と接続して指標音が落ちる(変化する)ケースは「音便」として説明するのが順当であるように思います。
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