物理的に困難だと思われた片づけを、ほぼ1か月かけて、研修室の整理をした。37年間の思いは、この16年に凝縮された。整理をしても、しても、し遂げられない、終わらない日々であった。それでも、いまの研究のための住まいは明け渡さなくてはならない日限、21日をもって空間のままに、そうなった。まだこれからもしばらくは整理が続くが、次の住まいはもうない。本は箱詰めにされたまま、これまでのいきさつからすれば、再びあけられるのは限られてくるから、眠ったままか、死蔵となる。奇跡の片づけは、魔法のようだと言われても、あとは人生の借りを返していく余生である。そういうこととなることを、主にしておこなう、これからの片づけの始まった日にもある。方々のお力添えに感謝し、ここまで過ごして来た思いがある。かつて円満退職と、退官講義を考えるときがあったものを、その折には、というようなことを、しなくて済むようにしてきたので、これでひとまずは研究室を閉じる。
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