上海は何度目かと尋ねられて、この問いはコミュニケーションの決まり文句、それで話が展開する。はて何回になるか、数えてみると5回、6回と、ふとこれは、いわば上海から南京へ行くために経由地としてのことだと気づいて、最初の思い出からのように、久しぶりのことだと思いなおす。蘇州、南京と列車で、長距離バスで、高速道で、そして新幹線と乗ってこれまでのこの間を走ったことを思えば上海はなじみのある町として好きな町だった。しかし思い出せば上海駅、港をはじめ、観光も外灘、古い街並み、あとは人民広場かなと、思い出していて、これでは上海に来たことにはならない、すると数えなくても、この上海経験は深浅ともに素通りに近い回数だった。これは、まあ、何回も来たには違いないし、中国訪問のこれまで三十数回のうちの三分の一くらいは上海を見ていることになる。それを思い出せばさまざま、めぐる月日がある。そして日曜日、念願だった、と言ってっておこう、上海雑技団の演技を見たのである。これまた、上海の観光の初めてのような感懐だった。
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