全史が通史であるには分野の全体を覆う記述が当該分野に求められる。日本語の資料を分野に見立てれば記録された言語である書記史料が対象となる。言語学の手法では通史である限り、言語現象の文献による実証となる。全史は通史として資料に、その文献を選び取ることで日本語の一つ一つを明らかにすることから始められる。書記史料の文献には日本語と見る特徴をあげることから記述をおこなうが、対象となる資料の歴史における価値が問われる。つまり、その日本語の特徴は記述の一つに日本語であるゆえんを述べることである。日本語は漢語を元にした漢字文献の影響にあって、書記史料に文字の形態をまず見ることにある。そこには日本語文字の歴史がある。漢字が文字であることを知った、と見ることは、文字そのものを日本語と見ていたということになるから、漢字文献を日本語文献と見るその特徴を表わす資料によって日本語の歴史が語られる。日本語の資料は、その記録による何を対象とするか。歴史記述の書、文学、そして日本語であることの意識が現れる口承によるもの、それを示したのは歌のことばであるとして、記録の言語、読み語り継がれることば、伝統に見る日本の歌である。
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