きれ‐じ【切れ字】 の意味
出典:デジタル大辞泉
連歌・俳諧の発句で、句中または句末に用いて、句に曲折をもたせたり、特別に言い切る働きをしたりする語。終助詞や用言の終止形・命令形などが多い。「や」「かな」「けり」など。
きれじ‐じゅうはちじ〔‐ジフハチジ〕【切れ字十八字】 の意味
出典:デジタル大辞泉
連歌・俳諧で秘伝とされた18の切れ字。かな・もがな・し・じ・や・らん・か・けり・よ・ぞ・つ・せ・ず・れ・ぬ・へ・け・に。このうち、「せ」「れ」「へ」「け」は動詞の命令形語尾、「し」は形容詞語尾で、「に」は副詞「いかに」のこと。他は助動詞と終助詞。
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きれ‐じ【切れ字】例文一覧 2件
・・・ てにはに連関して考うべきことは切れ字の問題である。これは連歌時代からすでに発句がそれ自身に完結し閉鎖した形式を備えるべきものと考えられた結果起こった要求に応ずるための規定である。閉鎖してさえいれば四十八字皆切れ字であり、閉鎖していなけ・・・<寺田寅彦「俳諧の本質的概論」青空文庫>
一 俳句の成立と必然性 五七五の定型と、季題および切れ字の插入という制約によって規定された従来普通の意味での俳句あるいは発句のいわゆる歴史的の起原沿革については、たぶんそういう方面に詳しい専門家が別項で述べ・・・<寺田寅彦「俳句の精神」青空文庫>
http://lineq.jp/q/6800883
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とあるサイトで切れ字の覚え方で かなちゃんにけり入れ
http://ameblo.jp/spark-overflow777/entry-10976901980.html
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切れ字の覚え方(笑)