散髪屋に行った。身辺雑事の記録に、2か月に一回のこととなる。市中の料金に対しておよそ半額、顔剃り、洗髪がついている。はやりの10分で済ませるクイックカットよりもワンコイン高いが、これは高いというコストではなくて、散髪にヘアカットだけでは物足りないから、3倍もするサービス料金を思えばリーズナブルである。
ニューズウイーク今週号巻末コラムに安心、安全の政策批判のコラム文章があった。
とにかく、国民の安心と安全を訴える政府だというわけで、その実行も根拠も科学的ではないという。
サイトから同じ記者氏の一文を読む。ヒュブリス5輪とか、
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/09/post-97060_5.php
「ヒュブリス」だった東京五輪が日本に残す教訓
THE TOKYO "HUBRIS" OLYMPICS
2021年9月8日(水)10時30分
西村カリン(ジャーナリスト)
>今大会は「復興五輪」と言われたが、その面でも完全に失敗だった。報道の基本は現場で取材することだから、東北地方に行く機会もない外国のマスコミは関心がなかった。いくら橋本会長が記者会見で「復興五輪」を連呼しても、報道されない。
そもそも、パンデミックの中での復興五輪など、実現するはずもない。大会中にスポーツの取材は一度もせず医療従事者に何度も会った私にとって、2021年の東京五輪と言えば、ある看護師の言葉だ。「スポーツは大好きだが、今回の五輪をテレビで見ても素直に喜べない」
私は今大会をフランス語で「ヒュブリス五輪」と名付けたい。ヒュブリスは傲慢、自信過剰の意。「日本ならできる」「ウイルスに打ち勝つ」「問題ない」「安全だ」――そんな言葉を繰り返す日本政府の姿勢をIOCは支持し、バッハ会長もこう強調した。
「日本人は歴史を通して忍耐力を発揮してきた。このような非常に困難な状況下での五輪が可能になるのは、日本人に逆境を乗り越える能力があるからだ」
尊大な権力者がいかに社会を混乱させるかを、考えさせられた五輪だった。