語句 日本文語の文法について その19
語句の構造は日本語文法のポイントである。語の構造は語構成にある。句の構成は句法にあった。が、そのそれぞれが関係しあうことはなかった。句法は文法にひとしくさらに分析が必要とする。いまだ日本語は句の構造が捉えられない。その構造には、語、句、文と共有する文法に統一した原理がなければならないのであるが、語と文では異なるのである。
理由は語の構成にある。日本語は古代漢語を取り入れ熟語とした。その後は漢字語として漢語のままに単語としてきた。その語には熟合した文字の組み合わせがあり熟語が文法の構造を持っているので、漢字語彙として日本語と異なる構成を見ることになる。熟語は名詞として扱われその意味を用いてきた。熟語が熟語であるのは漢語文法があるからである。
文字としての言葉、漢字を入れて漢語とした。その漢語はもともと日本語の語順にない構造を持っている。漢字を読むときに日本語音として漢字語彙にする。その漢語は古代の漢文法を持つ。そのために漢字を日本語読みにして、つまり訓読みをして言葉として理解している。危険は危なくて険しい、投球は球を投げる、あるいは、なげる、たま、となる。
その語の構造のままに文に働くのは名詞としての機能であるので、日本語文は漢語構成に日本語構造を持つという二重になっている。その漢字語と漢字語が日本語文法の関係構成で結びついている。交流文化は交流する文化と読みながら、その一方で、文化を交流するととらえている。文化交流は文化が交流するとなるのであるが、文化の交流とするだろう。
だから、交流文化を進めようと言うばあいと、文化交流を進めようと言のとでは、その句の構造がそれぞれに文法構造を持つ。意味内容の異なりを感じることもあるだろう。文化を交流することと、文化の交流すなわち文化が交流することとはその表現の主語と主体にかかわることとしてそれぞれが理解されることになるから、それを聞きわけることがある。
この句の構造に語の構成をみるか、文の構造を見るかということで、日本語の言い方が文法的に理解される。そこには文を成立させる要素がかかわることになる。語句の構造には文となるべき言い方が解釈されるから、句が関係しあって構成する語句は複雑に絡み合うことになる。そのままに漢字語を使っている日本語として理解するのである。
日本語は漢字熟語に漢語の文法を持っているので、それを捉えて、それに加えて、現代文の構造に英語の文法を解析しようとしてきた経緯がある。語句の構造に漢語と日本語をとりあわせた関係構成を見て取るので、句の構造を解明することによって語の構成と文の構造とを見ることになり、語句、慣用句、従属句のなんであるかを分析する必要がある。
語句の構造は日本語文法のポイントである。語の構造は語構成にある。句の構成は句法にあった。が、そのそれぞれが関係しあうことはなかった。句法は文法にひとしくさらに分析が必要とする。いまだ日本語は句の構造が捉えられない。その構造には、語、句、文と共有する文法に統一した原理がなければならないのであるが、語と文では異なるのである。
理由は語の構成にある。日本語は古代漢語を取り入れ熟語とした。その後は漢字語として漢語のままに単語としてきた。その語には熟合した文字の組み合わせがあり熟語が文法の構造を持っているので、漢字語彙として日本語と異なる構成を見ることになる。熟語は名詞として扱われその意味を用いてきた。熟語が熟語であるのは漢語文法があるからである。
文字としての言葉、漢字を入れて漢語とした。その漢語はもともと日本語の語順にない構造を持っている。漢字を読むときに日本語音として漢字語彙にする。その漢語は古代の漢文法を持つ。そのために漢字を日本語読みにして、つまり訓読みをして言葉として理解している。危険は危なくて険しい、投球は球を投げる、あるいは、なげる、たま、となる。
その語の構造のままに文に働くのは名詞としての機能であるので、日本語文は漢語構成に日本語構造を持つという二重になっている。その漢字語と漢字語が日本語文法の関係構成で結びついている。交流文化は交流する文化と読みながら、その一方で、文化を交流するととらえている。文化交流は文化が交流するとなるのであるが、文化の交流とするだろう。
だから、交流文化を進めようと言うばあいと、文化交流を進めようと言のとでは、その句の構造がそれぞれに文法構造を持つ。意味内容の異なりを感じることもあるだろう。文化を交流することと、文化の交流すなわち文化が交流することとはその表現の主語と主体にかかわることとしてそれぞれが理解されることになるから、それを聞きわけることがある。
この句の構造に語の構成をみるか、文の構造を見るかということで、日本語の言い方が文法的に理解される。そこには文を成立させる要素がかかわることになる。語句の構造には文となるべき言い方が解釈されるから、句が関係しあって構成する語句は複雑に絡み合うことになる。そのままに漢字語を使っている日本語として理解するのである。
日本語は漢字熟語に漢語の文法を持っているので、それを捉えて、それに加えて、現代文の構造に英語の文法を解析しようとしてきた経緯がある。語句の構造に漢語と日本語をとりあわせた関係構成を見て取るので、句の構造を解明することによって語の構成と文の構造とを見ることになり、語句、慣用句、従属句のなんであるかを分析する必要がある。